札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2014年8月22日金曜日

いつになっても。

最近、来られた患者さんで、TVDでした。通常であれば、バイパスを選択してもらうのですが、他の病院で知り合いがバイパスしないでも、治療ができたので、PCIを希望されました。通常どうりに治療をして、後日に残りの治療を予定としました。本来もらっている病院でのお薬がなくなるとのことで、そちらに手紙をもたせていってもらいましたが、なんと手紙を開けてしばらくして、薬はだせないといわれたといって、当院に戻ってきました。当然、当院からお薬をだしておきました。

もともと、そこの病院からの紹介状を持ってこられたので、手紙による連絡をしたつもりでした。

ということで、いまだ。このような患者さんが優先されない子供じみたことがおこなわれているかと思うと、残念に思います。一部怒りさえ覚えます。

自分の言うことを聞かなかったら、もう責任がもてないから診れないということは、僕も患者さんに言うことはあります。
今回は、患者さんは医師からはそのようなことは、言われていないそうです。診れないなら、診れないとはっきり言うべきですし、薬がなくて困ってわざわざ外来に来たのにで、だせないと事務経由で、拒絶するのは、どうでしょうか?

これだから、医師は人格的に未熟だと言われることが多いのだと思います。患者さんの気持ちになって考えてあがられなければ、いけません。そして、そのような医師にちゃんと注意ができる組織でなければいけません。勉強になりました。


Something to remember
 
A patient with TVD came to our clinic lately. Usually, patients with TVD are treated by CABG, but the patient preferred PCI since his friend could have received non-CAGB treatment at the different hospital. We gave him regular treatment and planned to give him the rest of treatment sometime later. The patient told me that the medicine he has been prescribed by another hospital was running out, so we wrote a letter to the hospital. However, the patient came back to our clinic saying the hospital told him they could not give him the same medicine any longer after receiving the letter from us. Of course, we prescribed him the medicine.

Initially, the patient brought us a referral from the hospital so we decided to communicate with letters.

For this reason, I feel very disappointed by what the patient experienced. The hospital immaturely treated the patient like this even though patients are supposed to be treated as first priority. I even feel angry towards the hospital.

I also tell the patients sometimes that I cannot treat you if you don’t listen what I say since I cannot take any responsibility for such patients. This time, the patient was never told so. The hospital should have told so if they cannot treat the patient. The patient was in trouble and visited the hospital because he needed the medicine. What do you think about the hospital refusing the patient with their own reasons?

That is why doctors are often considered immature. We must think with patient’s mind. We must be the hospital which is able to remind or warn our doctors when they treat patients like this story. I’ve learned a lot.

8 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

自分も暴大学病院でPCIを受けました。

治療の準備が出来た後、術者の方は挨拶もなく、無言でやってきてスタートして、無言で終了してその場を離れていきました。

終わったあと、止血をしている研修医の方に無事に終わったのか聞いて安堵したものです。

もっと心で医師と交流したいものですね。

rotaman さんのコメント...

それは、びっくりですよね。麻酔をするときは、治療中に症状の確認などの声かけもなかったのでしょうか?当院では、スタッフがちゃんと挨拶をしています。終わったときも説明をしています。時間がある限りは、僕も顔をだすようにしています。ただし、治療に関しては、すべて監視していますが。

匿名 さんのコメント...

返信ありがとうございます。
最初の麻酔やシースを若い先生がやっていました。この方も名前を名前を名乗るなど、挨拶はなかったです。

治療中も症状の確認はありませんでした。治療後にライトが明るくなって、自分で治療が終わったんだと理解をしました。

治療後の説明は担当の研修医の方がしてくれました。できたら術者の人から説明が受けたかったなと思いました。

rotaman さんのコメント...

患者さんを治療をさせてもらっているという気持ちがまっったくなくなっていますね。流れ作業になっているのでしょうか?
当院も、そうならないようにさらに、精進します。コメントありがとうございました。

ピッコロ さんのコメント...

心ない人がいるために、真面目にやっている人まで、疑われてしまう。
ただ、どうして心なくなってしまうのか、それが疑問です。

rotaman さんのコメント...

ピッコロさん、人は、慣れてしまったり、時間が経つと、流れ作業になってしまいます。そして、心を忘れてしまうこともしばし、とくに医師という世界は、エリートの集団ですから、そうなっても不思議ではないと思っています。ぼくは、そのようななりたくないので、いつまでも、心がある医師であるように注意しています。でも、人は意識して注意しないと、そうなるもんだとおもいます。

ピッコロ さんのコメント...

医療に関わらず、自分の技量に酩酊してはならないということでしょうか。
「慣れ」はもとより、同僚より長けているものを持っていると気が付いた時、仰け反ってはいけないですね。折角、与えられたものですから、正しく行使することが大切と思います。「初心・・・」という言葉は、本当によく言ったものです。

yuzu さんのコメント...

基本的に、医学部を受験するからには成績もトップクラスで優秀な方ばかりだと思います。
ですから、医師にもなれるでしょう。
ただなぜ医師の道を選んだのでしょうか?
相手は感情を持った人間です。
機会と違って修理すればよいものではないですよね。
もっとも一昔前は、何か聞くにも看護師や事務員を通す以外、直にDrと話しを出来るには何日も待たなければならない事もありましたが、今でも匿名さんのような対応をされる病院もあるのですね。
患者側にしてみれば、途方にくれます。
厳しいようですが人間性を疑いますし、職業の選択ミスに感じます。