札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2020年3月21日土曜日

コロナ22

イタリアがついに、死者数で中国を超えた。

その理由として、65歳以上の高齢者が多いこと。世界2位(一位は日本)
また、高齢者が家族で若者と住んでいる。若者と家で混じり合う。


この2点が大きいと指摘されています。

日本は、寂しいことに、核家族化で、高齢者と若者がすまないことが効を奏しているといえるのでしょうね。

イタリアの状況は、武漢とまったく同じで、患者の数が医療提供数を超え、医療従事者が感染して、最悪の事態になっています。

日本も、そのような状態にならないように、祈るばかりです。

コロナと診断されると、症状がなくても、現状では入院する必要があるのですね。法的に。

2020年3月18日水曜日

誹謗、中傷

SNSでは、色んな情報が混在します。正しいものも、怪しいものも、ただ、実名でしっかり発信しているものに、関してはある程度の覚悟があると思います。

それに対して、別な意見を唱えたり、建設的に議論をするのは、とてもいいことだと思います。

それを人格否定から入るような、意見をみると、心が痛みます。

人に対して、バカとか、バカにしたような発言などは、極めて残念です。このようなときに、人に品格が問われるのではないでしょうか?

コロナ21

ぼくは、なるべく院内では、パソコンと向き合い、人と話すときは、N95をつけています。万が一、病院にコロナが侵入したとしても、濃厚接触者にならないためです。

自衛隊中央病院での、コロナの対応をみていると、完璧な防護であれば、職員感染は起きないと思っていいと思います。

コロナは、症状ない時点からばらまかれるので、発熱患者さんのチェックだけでは不十分のハズです。

確率は極めて低くなりますが、やはりN95、手指消毒を徹底しないといけません。

でも、息苦しいので、早く開放されたいですね。

2020年3月15日日曜日

コロナ20

いろんなところで、散発的に、コロナがでていますね。爆発的ではないですが。

以前から我々は言っていますが、コロナは軽症のうちに、人にうつします。そして発症するまでわかりません。もしかしたら、肺炎にならないまま終わる人が多いと思っています。

PCRによる検査を積極的にしないことは、このようなリスクが増えることを考えないといけません。

当院では、すべての人がキャリアーかもしれない、だれもが持ち込むかもしれないという考え方で、
全職員に一級防護で、不要な会議は中止し、食事をとるときも、対面でお互いに取ることを禁じています。患者さんには、マスクを徹底しています。

それは、万が一職員にコロナが発生したときに、他の人が濃厚接触者にならないためです。

病院の機能を守るためです。

当院には、本当の意味でのグリーン・ゾーンはなく、通常の病院のグリーン・ゾーンは、当院では現状ではイエローにしています。

2020年3月14日土曜日

コロナ 19

昨日、当院の取り組みなどをプレスリリースさせてもらっています。


https://scvc.jp/news/

コロナ18

世界がパンデミックになっていくのをみて、日本がブレークしていないのが、しっかりルールを守る日本人の良さがでているのでしょうかね。まだまだ、油断できません。

当院では、発熱患者の一部とカテーテル室は、2級防護になっています。カテーテル室で働くパラメディカルは、ずっとN95をつけているので、肌に傷ができやすいです。

N95マスクの装着の注意点、

長時間使用時。

1)皮膚保護のためにワセリンを使用する。これは、綿球でワセリンをとり、自分でしっかり顔に塗りますが、手指消毒をしっかりしてから、塗ります。
2)サイズをあわせる。
3)ゴムをすこし引っ張り緩めにする。


などです。

ワセリンが効果があるみたいです。

武漢では、N95のマスクで皮膚に潰瘍ができた人がたくさんいたそうです。


コロナの広がりをみて、とても不思議に思うことがあります。

イタリアでなんであのように広がり、なぜ、死亡率が高いのか?

WHOの発表では、3/11で平均致死率3.4%で、イタリア6.6%  です。中国でも、3.9%,イラン3.6%なのに。

なぜこんなに高いのか不思議です。

中国は、いけばわかるが、男性の喫煙がとても多い。医療関係者もです。喫煙は、色んなデータがありますが、データーがなくても、気管支、肺には、悪さをすることは当然。

あと、喫煙者などもクラスターになるのか?とにかく喫煙すると肺炎になりやすいと思われます。(あくまでも、私見)

イタリアも同じかなとおもってみてみると、喫煙率は、なんと日本とかわらない。

不思議。

でも、コロナは肺炎を起こすのが問題なので、喫煙者は不利であろうことは予想されます。

2020年3月11日水曜日

本日も、安定。

コロナ疑い患者さんがいない状況で、ほっとしています。中国が6月いっぱいで収束の予定をたてたので、安心しています。

日本も同様と考えると、6月から7月まで油断ができないということですね。


2020年3月9日月曜日

当院を受診する患者様へ

当院は、入り口ですべての患者様に検温、風邪症状を聞いています。発熱のある方などは、レッドゾーンという別なところで、安全に検査ができるようにしています。

コロナが感染のリスクが高いのが、病院といわれています。当院ではそうならないように、発熱患者様を分け、安全に普通の循環器診療が継続できるように配慮しています。

安心して、循環器の方は、受診をしてください。

2020年3月8日日曜日

コロナ17

PCRが保険適応になりましたが、韓国のようにどんどん検査をしているわけでは、ないので、実態はわかりません。爆発的に増えてこないので、自粛などの効果をそうしているのでしょうか?
今月いっぱいは油断できないですね。
我々も、循環器医療がストップしないように、職員、院内感染に厳しく対応しています。

すごくショックなことがありました。当院で以前忘年会をやっていたプレミアムTSUBAKIホテルが一ヶ月休業をするそうです。
理由は、お客がこないからだそうです。

インバウンド、観光、自粛による旅行の中止など。感染を抑えるための行為が、僕らのみえないところで、経済を圧迫しているのですね。

ここ、最近は、会食もなくなり、外にいくことがないので、病院以外の状況がわかりませんでしたが、自分の思っている以上に、実態経済は悪化しているのですね。

たまに、自粛とか必要ないのではという意見も散見されます。僕らも武漢の教訓がなければ、同じように、ここまでの対応、自粛は必要なかったとたぶん、思っていたと思います。

武漢は、コロナにより医療が崩壊しました。肺炎の治療のみならず、それ以外の治療もできなくなったのです。

その状況を知っている僕らは、武漢と同じようなことをする必要がありました。

それは、人の移動の禁止と、集まりの禁止です。ですから、いまの自粛や、渡航禁止(遅かったですが)は、当然と思っています。

それをしらない人からは、やりすぎと思ってしまうことも、十分理解できます。

コロナのあとは、実態経済をしっかり建て直してもらいたいです。

2020年3月6日金曜日

コロナ検査

今日から保険適応になりました。

当院は当然機関病院でも、ありませんし、現時点でコロナを入院させているわけではないので、検査ができないことはあまり不便を感じていません。

発熱患者は入院させず、発熱の循環器疾患は、レッドゾーンもしくは、2級防護で職員を守るつもりです。

すぐに検査ができたら、またそれはそれで問題なんだとうと思います。

僕らは、だれがなっても、おかしくない状況で、職員感染しないように、注意を徹底します。

2020年3月4日水曜日

コロナ16

当院の防護服の脱着マニュアルです。一人でできるようにしています。

この三級防護のマニュアルです。

昨日は、ある病院から職員にコロナが出て、PCIできないので、紹介していただきました。近くで、コロナの話を聞くようになりました。これからでしょうか?

https://drive.google.com/file/d/1ZL0qQNaz_ZNdGrL9KS0bJWq-o20X9dSA/view?usp=sharing


■着用マニュアル動画
https://youtu.be/j58aAT-qTTA

■脱衣マニュアル動画
https://youtu.be/AXzqlWt01bo

2020年3月3日火曜日

コロナ15

レッドゾーンも当院では、マニュアルのカテーテル患者が発生時のレッドゾーン1と、

手術をしてICUもレッドゾーンになったときの、レッドゾーン2と、全部レッドゾーン3があります。

レッドゾーン2の導線が完成しました。







 
問題点は、ICUは赤 OPEホールとOPE室内はHEPAフィルターと過酸化水素水噴霧でyellow戻しを可能と考えれば ピンクゾーンと考えることができます
 
2期棟と3期棟の間に防火扉がありこちらを閉じることで 3期棟のyellowは担保されます。
 
2階のICU前の川村先生の部屋の入口あたりに仮設の壁 若しくは天井からブルーシートなどでゾーンの区切りをつけて干渉ゾーンとして ここでred内の職員の防護服を脱衣させて
3期棟に出す。
 
今の病院医師当直室と職員当直室を更衣室と休憩室に使用する
 
6カテのスタッフ出入りは患者入口と兼用にして操作室と廊下の扉は閉めておくことで
redスタッフ(:脱衣後なので一般的にはクリーンですが)との交差は避けられる
 
病棟からのカテ室への患者の出し入れはすべて3期棟のEVのみとする
 
 
 
問題点
藤田先生の部屋に先生が行く際に防護服脱衣したred staffとすれ違う可能性がある

2020年3月2日月曜日

コロナ14

NEJMの2/29の論文に、18人のコロナ感染症の人の排菌状態が観察されています。

そのなかで、注目が2次感染の疑いで、経過観察していた人に、無症状、CTでも肺炎なしの人がいて、コロナの排菌が認められています。

ここから、無症状でも排菌することが証明されたわけです。

我々は、だれが感染しているかわからないので、すべてマスクで院内で仕事をする理由が正しいことがわかりました。


どうして、僕らは知っていたか?武漢が教えてくれたからです。

https://drive.google.com/file/d/1vlGqZTI5weKrg72zE0xB_jFoVa-NfL_k/view?usp=sharing

2020年3月1日日曜日

お詫び

現在、発熱患者は、救急を含めて、レッドゾーンで診察しています。コロナ肺炎の疑いの患者さんを入院させた場合、レッドゾーンになり、通常の仕事のパフォーマンスが半分以下になります。

現時点では、心臓疾患があり、肺炎を併発している患者をみるときには、レッドゾーンは致し方ないという僕の判断です。

ですから、循環器医療を継続するためには、通常の肺炎の救急は、断るしかなくなります。

昨日も、6件断られて、当院で発熱の患者さんを受けたのですが、やはり、肺炎であり、道都病院に急遽受けてもらいました。

連携病院の道都病院さんのこれからの状況を考える当院が気軽に、肺炎をうけるべきではないと判断しました。

コロナの状況が落ち着けば、肺炎でもなんでも、他が断って困っている患者、救急車はいつものように受けますでの、ご理解ください。