札幌ハートセンター

札幌ハートセンター
Dr Fujita's blog. Enjoy it

2014年2月27日木曜日

水曜日からニューヨークです。

ここ最近、いつも勉強に来ているCTOサミットに参加です。雪がふっていて、とても寒いです。夜は、いつものようピータールーガーで、食事です。
やはり、うましです。有名は、ベーコンとトマトとオニオン、そしてsteak for Two and Treeです。

クリニックと病院の違い。

職員数が増え、それに伴い、組織として管理する業務が増えます。クリニックの頃は、個人個人が頑張れば、上手く回りましたが、病院になり人が増え、業務が複雑になると、個人個人の力ワザでは、効率が悪くなり、それをまとめる力が必要になります。
いわゆる管理能力が問われます。
SCVCもクリニックから病院になり、管理能力が問われることが多くなったと思います。
トップは、この組織を守り、職員およびその家族に対しての責任があります。そのためには、将来を見据え、改革が必要になります。

上に立つものの心構えとして、組織のため、部下のためと思って仕事をすることが大切で、それによって、下のものからどう思われているか?などということを考えたらいけません。
正しいこと、前向きな気持ちでやっていることは、最後は誰かが、必ず認めてくれます。
ときには、鈍感力が必要になります。

2014年2月22日土曜日

第三期工事 地鎮祭

本日、リズムセンターを含め、ハートセンターの地鎮祭がありました。
カテーテル室が3室増えます。リズム用の病棟が30床用意されます。一階は、職員用の更衣室を造りました。

また、外来の待合室の拡大されます。
現在の第三カテーテル室が、本当のハイブリット手術室に生まれ変わります。

また新たな記念すべき始まりです。

藤田、道井、鵜野の記念すべきスリーショット
幹部全員での、ショット
次世代の副院長とのショットです。

この写真が、将来語り継がれるようにしたいとおもいます。


リズムセンター増築

あたらしい棟をつくり、リズムセンターを増設します。

病棟からカテーテル治療までを一括管理します。循環器に興味の有る方、勉強をしたい方、職員を募集しています。

我々札幌ハートセンターは、PCI、心臓外科、リズムセンターを中心に、よりよい施設をつくっていきます。

経験は必要ありません。必要なのは、前向きな気持ちだけであとは、責任を持って指導していきます。

2014年2月19日水曜日

コルセアの合併症

コルセアによるDXからepicaldからのコラテラルチャンネルをtip injectionするのに、バックフローを確かめてから、数秒間たってから造影したところコルセアの小さな枝に入り、そこからパーフォレーションしました。

tip injectionは、必ず逆血の確認が必要ということ。それも、施行直前にする必要があるということを学びました。

2014年2月15日土曜日

JIM2014

小林先生と参加しています。

TAVI,mitral clipや、BVSですが、TAVIはかなり成績が安定してきた感じですね。BVSは、植え込み方がとても丁寧で、壊さないようにしているのが、印象的です。バルーンを慎重にかけていました。ですから、手技時間は間違いなく伸びますね。
これからの当院のビジョンなど、小林先生とゆっくり話せたので、目的は達したものです。

とても、印象的であったのが、どこのメーカーのバルーンかわかりませんが、40気圧まで拡張可能なバルーンとインデフレーターがでており、通常の26気圧で拡張ができなかったステントを植え込み病変に対して、35気圧で見事に拡張されており、これはロタブレーターができない施設には必須だと感じました。

あとは、日本の先生がほとんど、みかけませんでした。

いままでは、当院ではレーザーによるバブリングによるステント拡張不能に対する治療や、ロタブレーターによるステントごと削り取る治療で対応できていますが、レーザー、ロタとも、施設基準がきびしく、どこでもできないので、このバルーンは救世主かもしれません。

この季節のローマは三回目ですが、とても暖かく、気持ちがいいです。朝5時に、ランおよび散歩してきました。スペイン広場にある、グッチとロベルトカヴァリの春物がとても、イタリアらしくかっこよかったです。

2014年2月13日木曜日

経営するためには、人・金・物が大切であり、それをちゃんと動かせなければいけません。
とくに、人は、人財といわれるくらい、僕にとって一番の財産です。そしてそれは一番手にしにくくとても、管理が大変なものです。
そのなかでも、医者は医療の中心を担う大切な人です。そして、部下である医者となるべく時間を作り、一緒に話す時間を作りたいといつも思っています。とくに、内科カテーテル治療部門の医者として僕の直属の部下には、カテーテル治療医として、さらに循環器医、内科医、医師、最終的には、人としての考え方などをすべて伝えていきたいと思っています。

残念なことに、日々の業務が忙しくゆっくり話す時間がないので、月に一回の定例会と学会出張時になるべく部下と一緒に話すようにしています。

人が成長してくれれば、僕にとって本当の財産になります。

ということで、今回も木から日曜日まで病院業務に支障をきたさないように、出張してきます。

第三期、工事が始まります

リズムセンターのために新たに建物を建てます。

手稲から一部ベッドを移動して、SCVCでリズム治療が完結できるようにします。それに伴いカテーテル室が現在の3室から、6室になります。
2つはリズム専用で、手術室並のクリーン度のカテーテル室が2室できます。もう一つは、我々専用のカテーテル室になります。
本来あったハイブリット用の第三カテーテル室は、完全なハイブリットになり、一部カテーテル室の拡大と、カテーテル台をハイブリット用の外科手術対応のものに交換します。

合計6カテーテル室となります。

PCI EVT用のカテーテル室が3室、リズム専用が2室、TAVI,TEVA EVA専用にハイブリットカテーテル室となります。

それに伴い、備品も増えます。

建物や設備投資が将来の経営に負担がかからないようにしながら、夢を叶えるためにやっていきたいと思います。

ざっとした見積もりがでました、これからは、コストカットをしてリース期間の経営に圧迫しないようにしていきたいと思います。

2014年2月10日月曜日

失敗。

失敗する可能性がないものは、革新とはいえない。
失敗しない挑戦は、挑戦ではありません。なにか新しいことをするということは、失敗しないリスクがなければいけないのです。
ですから、失敗を恐れたり、それをしないように色々考えることは、挑戦の時期を逃してしまいます。

失敗してもいいから、どんどん前に進む。そして失敗したら反省して、つぎへのステップにつなげて、失敗を無駄にせず、次へのステップの糧にする。そして成功に近づく。

仕事も、どんどん前向きに頑張って仕事をする。失敗してもいいです。それを糧にスキルアップするなら問題ありません。

一番困るのは、嘘をつくこと。手を抜くことです。

それさえしなければ、頑張れば必ず、報われます。

2014年2月8日土曜日

マイナス20度でのラン

いつものように、朝、ホテルから病院まで3k走ってきました。さすがに、寒く吐いた息が顔に当たると霜みたくなっています。
今日は走っているときは、今後の病院の経営のことや、借金の金利、利息など考えながら走っています。でも、今日はとても寒く、手も冷たくなり、走るのを辞めようかな?とも思いましたが、これが鍛錬ということで、走破しました。

走るときは、自分の記録のためにIPHONEのアプリで走行しています。

いつも3キロとか、5キロとかたまに10キロくらいですが、いつから始めたかも覚えていませんが、この数字をみると塵も積もれば山となるということですね。今日のような地味な努力の積み重ねが大切だということですね。
そしてこの距離をいっきに走ることは不可能です。途中途中で、休みながらも、常に前進し、それを繰り返した証拠なのです。
また、僕が走ったのですが、病院や、いろんな人の見えないサポートなどにより成し得たものです。

病院の運営も同じようなものです。進んでいないように見えても、常に休まず、手を抜かず、日々の努力の積重ねと、たくさんの人による支えによって、微々たる進歩が、気がつけば、大きな進歩になっていくのだと思います。

たくさんの人に感謝です。

2014年2月7日金曜日

人がどう考え、どう感じるか?

もともと、自覚のない幼少時からの家庭環境のせいか?人と交じることが好きではなく、どちらかというと、一人の時間を過ごすことが好きになっています。
僕の職業は、医師としての仕事と、患者さん、職員へのサービスや、管理の仕事がはいってきます。

人と接する時に、自分の感覚のみに頼るととんでもないことになります。

自分ができること、努力することを他人にも、当然の如く要求したり、それができないと失望したり。
自分の思いがどうして、相手に伝わらないのだろうか?などとなってしまいます。

そうならないために、人を理解するためには、いろんな人を観察したりや本から学ぶことがとても、重要です。

僕は、運のいいことに、僕の回りには標準的な考えをしてくれる貴重な人がいます。その人を観察していると、僕の言うことが回りに理解されない理由もしくは、できない理由が見えてきます。
人に指示命令するにも、当然ですが、相手は心や体のある生身の人間ですから、そこらへんの弱いところをサポートしながらの対応が必要になってきます。

以前の僕は、自分ができることは、他人も当然できるし、やるべきという考えがあり、それで無理に人をひっぱってしまったことがあります。

そこから学び、人は弱いものという考えのもとに、組織を作っていかないといけないと思っています。

でも、僕が弱いと困りますので、自分は鍛錬の繰り返しです。
ただ、僕がいまの自分のメンタリティを形成してくれたのは、幼少時の影響が大きく、両親のおかげであり、とてつもなく、感謝しています。

2014年2月5日水曜日

ミス

仕事で、うっかりミスが多くなっています。そのなかで気になるのが、僕の指示受けミスです。抜けたり、忘れたりです。
最近は、人が増えたので、そのミスの責任の所在が曖昧になりつつあるような気がします。

仕事でのミスが自分の責任となるという強い自覚がないままに、流れ作業のようにしているとうっかりミスが起きるのでしょう。

自分は人間であり、ミスを犯すという前提で仕事をしていないと、ミスは起きやすい。

札幌ハートセンターが発展するにつれて、職員数も飛躍的に増やしました。それは業務が増えたことによるものです。しかし、人を増やして新たなる問題が起きています。

人が増えたことにより、増えた人を統括して効率よく動かすことができないと、ただ、人が増えただけで、業務が改善できません。

個人力とともに、やはりこれからは、組織力が必要なのだとおもいます。