札幌ハートセンター

札幌ハートセンター
Dr Fujita's blog. Enjoy it

2015年6月27日土曜日

3毒、怒り、欲望、愚痴

煩悩の一つであり、人が必ず陥る3毒として、怒り、欲望、愚痴があります。それをなくすことは無理であり、コントロールすることが大切です。

上に立ち、 病院を経営し、職員の一生を背負っていけばいくほど、これが大切だと痛感します。

一人で生きていければ、この3毒をモチベーションにしても、やっていけますが、組織の中では決してうまくいきません。

怒りは自分ですぐ反省できますが、愚痴は、気が付かないところでだしてしまいます。人の悪口もそうです。

愚痴は一番注意が必要です。

2015年6月25日木曜日

GWについて。シオンとシオンブルーの違い。

シオンとシオンブルーの違い。

本日のCTOの症例で造影上ではさほど、時間がたっていない造影で、なんとなく造影がアンテからながれています。

このような最近できたマイクロチャンネル?を追従させるのは、シオンがいいか?シオンブルーがいいか?

両者とも現時点ではだめです。シオンは、先端荷重がシオンブルーよりもあり、その理由はハイドロフィリックコートにより先端のしなやかさがなくなるからです。このワイヤーが現在よくつかわれるように、確立したチャンネルのトラッキングにはよいでしょう。レトロチャンネルなどはそうです。アンテからのマイクロチャンネルはチャンネルとして丈夫ではないので、シオンではそれを壊す可能性が高いです。

シオンブルーはシオンの先端荷重を落とすために、先端のハイドロコートをとって、シリコンコートにしたものですが、選択が柔らかいですが、すべりません。
ですから、いまはチャンネルトラッキングにはむきません。

ではこのような壊れやすいマイクロチャンネルは現状ではなにがいいか?

現在ではSUOH 03です。もともとのSUOHは先端荷重が0,5Gとシナヤカであり、チャンネルを壊すまえに自分が壊れるというメリットがありました。
新たに改良されたSUOHはさらに荷重が落ち、このような壊れやすいマイクロチャンネルを通過しやすくなったと思われます。

ということで、現状のワイヤーでは、SUOHそれからXTRが基本でしょうね。

2015年6月23日火曜日

ママチャリレース結果。

なんと、当院の最速チーム札幌心臓血管クリニックニュルブルクリンクチームがなんと22位でした。

素晴らしい結果です。医療系では一番ではないでしょうか?努力、努力、感謝。

2015年6月21日日曜日

ママチャリレース

毎年恒例、SCVC4大イベントの一つ、病院公認の行事がはじまります。

今年は、5チーム体制。がんばってもらいます。
午後からは慰労会が、札幌ビール園であります。

参加記念Tシャツは、毎年作ってもらい、年を重ねていきたいと思っています。
これを来て、がんばってもらいましょう。

残りチームは、本日の内科当番をしっかりやってもらいます。

今年のママチャリ甩のTシャッツ、ロタブレーターがモチーフです。3人の男は、僕、院長、鵜野先生らしいです。


IVUSガイドCTO

IVUS guided CTO recrossというのを、しっかり理解できている先生はとても少ないのです。

falseに抜けたGWをtrueに戻す作業なのですが、多くの先生の理解が
まず、ほとんどが偶然ワイヤーをいれたら、trueがとれました。それをIVUSで確認しましたというIVUS confirmedになっています。

本当のIVUSguideは、recross部分(intima)をIVUSで同定します。そこにワイヤーを再挿入するのですが、それをIVUSをみながらやるとおもっている先生が多いのです。
それはIVUSがそこの挿入ポイントにあれば、邪魔ですし、ワイヤーの操作を著しく阻害します。
ではどのようにワイヤーをもっていくか?それはIVUSとアンジオをつかって、IVUSでのtrueの位置をアンジオに反映させてそこにワイヤーをもっていきます。

これはDCAのときに、どこをカットするかを決めるときにも、重要です。

その方法が、GW bias方法です。

いくつかありますが、一つは、IVUSの端子とGWの位置関係からアンジオのみている角度を推定します。


ただこれでは、かなり方向がアバウトなので、ワイヤーと端子が重なった部分もしくはワイヤーがクロスした部分を探すとIVUSでのアンジオをみている方向がピンポイントでわかります。
そのクロスした部分を探してそこから、アンジオに反映させます。





そこにブランチメソッドを追加すればさらに容易になりますが、ブランチメソッドは万能ではないので、このGWバイアスを理解したほうがいいでしょう。

これが理解されるとワイヤーの位置からtrueに近い方向にワイヤーを回す作業も理解できます。
あと、テルモのnavifocusはそれ単独でワイヤーバイアスが使えます。とくに端子とワイヤーが一致する部分を理解すれば、ピンポイントでわかります。そしてそれを中心にアンジオをふってローテションさせてIVUSと端子の関係をみると、端子が手前か奥かが理解できます。

このようにしてTRUEの位置をアンジオで同定して、その部分にワイヤーを持ち込むそのためのアンジオを位置をみつけること、そして一度trueをつかまえたあとに、trueの真ん中にさらにワイヤーをもちこむためには、どの方向にワイヤーを回せばいいかがわかれば、成功率はとてつもなくあがります。

一度trueを捕まえたあとに、そのままワイヤーがいけばいいのですが、IVUSガイドのワイヤーはコンクか多く使われます。そのあとに立派なtrueがあればいいのですが、trueがつぶれているようなところでは、そこからステップダウンしてGAIA1stにしないとまた、falseにぬけてしまいます。

IVUSガイドとは、IVUSで、trueへのリクロスする部分を探し、trueの方向を理解して、アンジオでその方向にGWを挿入するためにIVUSを使用するということで、IVUS見ながらやるわけではないのです。

2015年6月18日木曜日

医療講演

昨日の午後2時にいつものように院内医療講演がありました。
いつもの数人にもかかわらず、昨日は沢山の方が来られました。

タイトルは、ニトロとワイパックスの使い方です。

当院ではこの頓服の使い方は基本のきですので、皆さん勉強にきたんだとおもいます。
しっかり説明をしていきたいとおもいます。

この写真の後方右の半分きれて写っているのは、母です。なんと講演を聞きにきていました。

2015年6月12日金曜日

すべての人に 感謝。手を抜かない

患者さんも、その家族も、そして病院に来たすべての人に優しくする。目先の利益岳考えると、患者さんだけに優しくすればいいと思うかもしれません。

病院外でも、そうです。食事のみせの店員さん、掃除をする人などなど、すべての人に優しく感謝の気持ちをもたないといけないと思います。

将来どのような人が当院を紹介してくれるかわかりません。そのときに、あそこ病院の人は横柄だったなんていわれたら最悪です。

将来の当院への紹介してくれるカスタマーかもしれません。そのように僕は考えています。
その意味で、一見無駄にみえることが、とても重要だったりします。人間関係もそうです。どんな人が将来どんな形が関わりをもつかわかりません。すべての人に真摯に優しく付き合う必要があるのは、そういう理由です。

いまは無関係におもえることが将来つながることがあります。アップルのスティーブジョブズが、 点と点がみえないところで線になると言っていることと同じです。

目先の利益にとらわれることなく、人に優しくしましょう。

実るほど頭を垂れる稲穂かなという言葉があるように、すべての人に感謝、感謝です。

横柄な人はいけません。


2015年6月11日木曜日

IKALI カテ

当院開業以来、PCIのメインはTRIのIKALIカテーテルです。今回、日本一のIKALIカテーテル使用病院として、カテーテルを作られた東海大学の伊苅教授をわざわざ訪問してくれました。

施設見学と、IKALIカテーテルの歴史などのレクチャーを皆でうけ、夜は当院スタッフと懇親会をさせてもらいました。

やはり、苦労した人だけあって、人への気配りや、観察力は、素晴らしかったです。
僕の開業時の苦労に対しての、観察や評価など大変同年代(同じ年でした。)として楽しく過ごせました。

これから、SCVCや部下達が飛躍するあたって、データをまとめ、アカデミックな活動をするにあたって、伊苅先生と密に連携をとっていきたいと思っています。

部下が成長することが喜びであり、お互いに65歳定年まで、頑張ることを約束させてもらいました。
写真は、IKALIカテーテルと伊苅教授とそのユーザーです。

2015年6月10日水曜日

永田先生送別会

不整脈チームの副院長である永田先生が、今後当院から大学の大切な関連病院の不整脈のトップとして栄転することになりました。

不整脈チームの立ち上げから大変がんばってもらいました。個人的に1000件以上のアブレーションを経験できたことに自信をもたれたようです。

昨日は、当直および私用がない先生があつまり、医局の送別会を行いました。たぶんこのような医局で集まるのは、初めてかもしれません。

記念写真です。

2015年6月1日月曜日

6月になりました。

もう少しで今年も半分が終了です。早いですね。医療講演など地味な活動のせいか患者さんは増えています。それに伴いまた待ち時間の問題が発生しています。
不思議なもので、今年になってから、サテライト外来の依頼が増えてきています。

サテライト外来は、患者さんにとってその地域で我々がいって医療を完結させれるいい方式です。そこでできない高度な検査、治療のみを送迎で当院でするという仕組みです。

北海道道内であれば、依頼されればサテライト外来をどんどん開いていきたいと思っています。

私は、SCVCを守って、ここの外来を延々としていきます。