クレームや、投書や、お客さまの声は、耳が痛いものほど、現実がわかり、問題点も浮き彫りにされて、改善できるので、大変ありがたいと思っています。すべての職員が同じ方向を向いて、同じように仲良く働いてもらいたいと思っていますし、そうなれば、クレームも少なくなると思っています。しかし、人が増えて理念が薄まってきたり、忙しくなってくると、余裕がなくなって、患者第一ができなくなったり、職員同士で不平不満を抱くことになります。
札幌ハートセンターとして、二つの病院の経営と、増築、心臓外科の設立などものすごいスピードで動いているものを的確に判断して経営していかなかればなりません。
これからも、どんどんクレーム、投書などを頂きたいと思っています。ただ、なかには、個人攻撃になるようなものもありますので、それは僕の判断で読ませてもらってから、消去させてもらっています。そのようなものを含めて今後とも、よろしくお願いします・
Tsutomu Fujita M.D. Founder of SCVC, Chief of cardiology in Bali international hospital. Please contact me Email rotamanlaser@gmail.com, WhatsApp +818032356345
藤田先生への質問、お願いなどなんでも、
2012年2月27日月曜日
2012年2月25日土曜日
職員に感謝です。
本日最終のニューヨークを堪能してきました。朝から雨でセントラルパークは、昨日の夕方に無理やり走って正解でした。朝は、ホテルの事務で3k走り筋トレ後に、最近はまっているエッグベネディクトをいただきました。去年に、NYのリッツカールトンで食べたのが始めてで、それからは、はまっています。今日のは、前回よりさらにうまかったです。それから、いろいろして、最後のピータールーガー食べて、ミュージカルスパイダーマンをみてきました。この間も、いろいろと日報がメールで届きます。SCVCも手稲も順調のようです。僕がいなくても、いつものように動ける病院になってきています。今回は、僕のリフレッシュ、勉強でもありますが、それ以上に、札幌ハートセンターが僕がいなくても、動くようにするためのステップアップのひとつだと思っています。
どちらにしても、皆に感謝、感謝です。
どちらにしても、皆に感謝、感謝です。
2012年2月23日木曜日
読書
飛行機の中では、ゆっくりと睡眠と映画と読書ができます。いつもは、朝起きてから寝るまで忙しく動いているので、読書もままなりません。
今回は、いま売れている年収1億円思考という本をみました。
稼ぐ人のキーワードは、
1)マインドの強さ
2)固定概念のなさ
3)素直さ
4)数値判断
5)投資的な金遣い
だそうです。そのなかでも、マインドの強さは、丁稚奉公や、若いころのストイックさからくるそうです。本を読むとなかなか新鮮な視点で書かれていて、大変面白かったです。稼ぐひとは、それなりの反発は、必須であり、極めて不利な状況になりそうになっても、それを跳ね返すマインドの強さがなければ、なにも始めれないということですね。
読書する時間と、リフレッシュする時間がいただけて、部下や、職員に感謝です。
読書する時間と、リフレッシュする時間がいただけて、部下や、職員に感謝です。
2012年2月21日火曜日
カオス
外来、カテーテル室、病棟と、人がたくさん増やしたにも、関わらず、ミスが連発です。その都度、問題視して、解決させています。人が増えて業務改善できないようであれば、人を増やした意味がないです。少人数精鋭のときは、管理が楽でしたが、大人数になると管理が本当に大変ですが、いまのこのような問題が続出してそれを解決しているうちに、ものすごくいいものがうまれるような気がします。カオス万歳
2012年2月20日月曜日
本日外来130人、うち予約外40人
その結果として、冠動脈CTAは、36例になりました。胸痛の方の多いこと、カテーテルをうけなければいけない人、大丈夫な人など、たくさんきています。
一度、CTAも41例すると、36例は簡単にできていました。不思議なものです。
感謝です。
一度、CTAも41例すると、36例は簡単にできていました。不思議なものです。
感謝です。
看護研究発表
ゆとりある看護、心づかいのできる看護を目指して、看護師の数を増やし、業務改善をはかっています。
その過程での看護研究の発表です。
看護師池田の発表です。チームでがんばってくれました。今後は、どんどんいろんなセクションがハートセンターとして発表をしてもらいたいと思います。
当院では、看護師もすべての職種の面接は必ず僕も参加します。それは看護部も、どこの部署も対等であり、すべて僕の部下という認識があるからです。そのなかで、看護師さんにいうことは、まず、当院は本当に患者第一を貫く。そして職員を大切にしたい病院であるといいます。また、環境整備を含めたナイチンゲールの看護の基本を徹底してやっていきたいと伝えます。ミニドクター的なナーシングが希望であれば、それはそれでスキル積ませますが、基本は患者さんのための看護をしてもらうことを一にしていることを伝えます。
その過程での看護研究の発表です。
看護師池田の発表です。チームでがんばってくれました。今後は、どんどんいろんなセクションがハートセンターとして発表をしてもらいたいと思います。
当院では、看護師もすべての職種の面接は必ず僕も参加します。それは看護部も、どこの部署も対等であり、すべて僕の部下という認識があるからです。そのなかで、看護師さんにいうことは、まず、当院は本当に患者第一を貫く。そして職員を大切にしたい病院であるといいます。また、環境整備を含めたナイチンゲールの看護の基本を徹底してやっていきたいと伝えます。ミニドクター的なナーシングが希望であれば、それはそれでスキル積ませますが、基本は患者さんのための看護をしてもらうことを一にしていることを伝えます。
2012年2月19日日曜日
ミニライブ
若手の先生の会に協力させていただきました。
CTOの症例で、手技をみてもらいました。
右の#2CTOの症例で、バイパス術後の患者さんです。バイパスは、LCXのみに。LADは、狭窄があり、#7にステントが入っています。
術前のカンファレンスでは、冠動脈CTAは石灰化が著明であり、厳しい症例であることが予想されました。
アンジオのチェックでは、レトロがLADからあり、stentからジェイルしたSBからと、#8のSBからありました。それより先のSBは、なさそうでした。LCXからのPLチャンネルは微妙でした。そして、朝日インテックのスオー、シオン、シオンブルー、XTR, フィルダーFC、XTのワイヤーのおのおのの違いを簡単に説明して、開始です。
システムはアンテ8Fr レトロ7Frです。通常の加藤先生システムで右のFA 7Fr 左のFA 8frです。アンテのガイドはALもAR生じて、カテーテルウエッジするので、JRに交換。バックアップ不足が懸念されながらの治療開始です。
アンテからは、アンテコルセアとSUOHで探り、一部ワイヤーの先端が入りましたが、それ以上進まず、スオーのメリット、デメリットを解説。通過しないので、予定でうりXTRに交換も、同部位以上進まず、末梢のCTOの受け口は細く、石灰化が著明であったために、それ以上のアンテよりレトロを予定どうり開始です。チャンネルのある#8のSBにトライも手前の石灰化があり、通常のワイヤーの操作では挿入できず、あきらめ、その奥のSBにシオンブルーでコルセアを誘導、先端造影の仕方、注意点を解説して造影、チャンネルがありそうも、はっきりせず、RAO CAUDで#4PDに入るところのチャンネルを同定して、かつロテーションアンジオをして3本ほど、チャンネルがありそうも、シオン、XTRのワイヤーが通過せず、先端造影をしようとしても、バックフローが得られず、このようなバックフローがないときは、チャンネルがつながっていない可能性がたかく、その先端造影はseptal hematomanなどをつくる可能性があるので、やってはいけないし、そのようなチャンネルはあきらめたほうがベターと説明。その後は、ステントジェイルしたSBをねらうと、XTRでSBガ選択できたが、コルセアが頭をつっこむ程度で奥にすすまず、1.25,2.0なども進まず、ファインクロスもすすまず、先端造影ではチャンネルがあるも、チャンネルが同定できず、ワイヤーもブラインドでははいらず、マイクロカテーテルを奥にすすめての先端造影が必要であった。そしてもしワイヤーが通過したとしても、マイクロカテーテルが通過できなければ、extができないので、ワイヤー通過はあきらめました。結局手前のSBも造影しましたが、通過できませんでした。
ここでの、tipsは、コルセアの先端造影するときのポイントで、バックフローがなければ、先端造影はしてはいけないし、そのチャンネルは通過しない可能性が高いということです。ワイヤーと特性を理解して、シオン、シオンブルー、XTR、FCの違いを理解するということです。コルセアは石灰化などの固い部分で無理すると断裂などのリスクがあるので引き際の重要性をおしえました。先端0.5mmまげの意味を説明しました。
それから、アンテに戻って、ultimate 3Gで探ったところ、CTO部分からでているRVに抜けたので、いわゆるサイドブランチテクニックで1.25 2.0でバルーンをしたあとに、クルセードをつかって、本幹を3Gで狙うも、ワイヤーが入らず、先端0.5mm曲げのコンクエストでpenetrationをして、多方向でワイヤーの先端の方向を確認して、進めたところ通過しています。
tipsは、サイドブランチテクニックと、クルセードの使用の仕方と、ワイヤーの選択と、曲げと、penetoration時の多方向の確認の重要性です。
その後は、バルーンが通過しなかったので、サイドブランチアンカーでバルーンを通過させて、ステントを留置して終了です。
若手の先生にとって、レトロチェンネルのみかた、ローテションアンジオの重要性、先端造影のしかたとバックフローの解釈、ワイヤーについてなど勉強になったと思います。
次世代への技術の継承はSCVCのミッションであり、今後も継続できればいいと思っています。
CTOの症例で、手技をみてもらいました。
右の#2CTOの症例で、バイパス術後の患者さんです。バイパスは、LCXのみに。LADは、狭窄があり、#7にステントが入っています。
術前のカンファレンスでは、冠動脈CTAは石灰化が著明であり、厳しい症例であることが予想されました。
アンジオのチェックでは、レトロがLADからあり、stentからジェイルしたSBからと、#8のSBからありました。それより先のSBは、なさそうでした。LCXからのPLチャンネルは微妙でした。そして、朝日インテックのスオー、シオン、シオンブルー、XTR, フィルダーFC、XTのワイヤーのおのおのの違いを簡単に説明して、開始です。
システムはアンテ8Fr レトロ7Frです。通常の加藤先生システムで右のFA 7Fr 左のFA 8frです。アンテのガイドはALもAR生じて、カテーテルウエッジするので、JRに交換。バックアップ不足が懸念されながらの治療開始です。
アンテからは、アンテコルセアとSUOHで探り、一部ワイヤーの先端が入りましたが、それ以上進まず、スオーのメリット、デメリットを解説。通過しないので、予定でうりXTRに交換も、同部位以上進まず、末梢のCTOの受け口は細く、石灰化が著明であったために、それ以上のアンテよりレトロを予定どうり開始です。チャンネルのある#8のSBにトライも手前の石灰化があり、通常のワイヤーの操作では挿入できず、あきらめ、その奥のSBにシオンブルーでコルセアを誘導、先端造影の仕方、注意点を解説して造影、チャンネルがありそうも、はっきりせず、RAO CAUDで#4PDに入るところのチャンネルを同定して、かつロテーションアンジオをして3本ほど、チャンネルがありそうも、シオン、XTRのワイヤーが通過せず、先端造影をしようとしても、バックフローが得られず、このようなバックフローがないときは、チャンネルがつながっていない可能性がたかく、その先端造影はseptal hematomanなどをつくる可能性があるので、やってはいけないし、そのようなチャンネルはあきらめたほうがベターと説明。その後は、ステントジェイルしたSBをねらうと、XTRでSBガ選択できたが、コルセアが頭をつっこむ程度で奥にすすまず、1.25,2.0なども進まず、ファインクロスもすすまず、先端造影ではチャンネルがあるも、チャンネルが同定できず、ワイヤーもブラインドでははいらず、マイクロカテーテルを奥にすすめての先端造影が必要であった。そしてもしワイヤーが通過したとしても、マイクロカテーテルが通過できなければ、extができないので、ワイヤー通過はあきらめました。結局手前のSBも造影しましたが、通過できませんでした。
ここでの、tipsは、コルセアの先端造影するときのポイントで、バックフローがなければ、先端造影はしてはいけないし、そのチャンネルは通過しない可能性が高いということです。ワイヤーと特性を理解して、シオン、シオンブルー、XTR、FCの違いを理解するということです。コルセアは石灰化などの固い部分で無理すると断裂などのリスクがあるので引き際の重要性をおしえました。先端0.5mmまげの意味を説明しました。
それから、アンテに戻って、ultimate 3Gで探ったところ、CTO部分からでているRVに抜けたので、いわゆるサイドブランチテクニックで1.25 2.0でバルーンをしたあとに、クルセードをつかって、本幹を3Gで狙うも、ワイヤーが入らず、先端0.5mm曲げのコンクエストでpenetrationをして、多方向でワイヤーの先端の方向を確認して、進めたところ通過しています。
tipsは、サイドブランチテクニックと、クルセードの使用の仕方と、ワイヤーの選択と、曲げと、penetoration時の多方向の確認の重要性です。
その後は、バルーンが通過しなかったので、サイドブランチアンカーでバルーンを通過させて、ステントを留置して終了です。
若手の先生にとって、レトロチェンネルのみかた、ローテションアンジオの重要性、先端造影のしかたとバックフローの解釈、ワイヤーについてなど勉強になったと思います。
次世代への技術の継承はSCVCのミッションであり、今後も継続できればいいと思っています。
2012年2月17日金曜日
声なきクレーム
患者さんから、前の病院から当院の評判がよかったので、コレステロールなどのお薬をだして欲しいという患者さんがいて、次回も採血にしていたら、クラークから患者さんが採血をしたくないといっています。とのこと、そしてそれであれば、前の病院に戻るということの報告をうけました。
すぐに自宅に電話をして聞いてみると、前の病院では午前中に空腹時に採血をしているのにも、かかわらず、ここは、食事後にとっている。それをおかしいのではと看護婦さんにいったにも、関わらず大丈夫ですよとのこと。そして、採血をしてから帰るまで3時間もかかる、先生にあっても一分診療。この忙しい病院では自分はかからない方いいのではと思ったということ。話をすべて聞いて、お詫びして、一年に一回の定期検査と、夜間の急変時には、必ずくるようにお話して、また来てもいいのですね?といわれました。この方は、当院でカテーテルを受けて患者さんからいい病院だから、いきなさいといわれてきたそうです。
外来がやはり込むと、このような不満を持たせてしまう可能性がとても高いです。
そのために僕の外来前の患者さんに僕に聞きたいことがないかの確認をしています。それも、あまりにもいそがしすぎて、患者さんの声をしっかり聞き取れていない。
最近とくに思うのが、システムや、マニュアルをしっかり構築しても、時間がたつと、それを忘れてしまう。そして忙しくなるともっと忘れてしまう。
一人ずつのスキルがやはり重要だと再認識をしましたが、それでは組織としてはだめなので、マニュアルを月に一回定期的に職員がすべて再度確認をする場所をつくることにしました。マニュアルの徹底をしていきたいと思います。
たくさんの患者さんに頼られることがすごくうれしいことですが、軽症の患者さんが、忙しいそうだからといって遠慮するような施設にはなりたくない、皆が来てよかったと思える施設にしたい。試行錯誤でがんばるしかない。
すぐに自宅に電話をして聞いてみると、前の病院では午前中に空腹時に採血をしているのにも、かかわらず、ここは、食事後にとっている。それをおかしいのではと看護婦さんにいったにも、関わらず大丈夫ですよとのこと。そして、採血をしてから帰るまで3時間もかかる、先生にあっても一分診療。この忙しい病院では自分はかからない方いいのではと思ったということ。話をすべて聞いて、お詫びして、一年に一回の定期検査と、夜間の急変時には、必ずくるようにお話して、また来てもいいのですね?といわれました。この方は、当院でカテーテルを受けて患者さんからいい病院だから、いきなさいといわれてきたそうです。
外来がやはり込むと、このような不満を持たせてしまう可能性がとても高いです。
そのために僕の外来前の患者さんに僕に聞きたいことがないかの確認をしています。それも、あまりにもいそがしすぎて、患者さんの声をしっかり聞き取れていない。
最近とくに思うのが、システムや、マニュアルをしっかり構築しても、時間がたつと、それを忘れてしまう。そして忙しくなるともっと忘れてしまう。
一人ずつのスキルがやはり重要だと再認識をしましたが、それでは組織としてはだめなので、マニュアルを月に一回定期的に職員がすべて再度確認をする場所をつくることにしました。マニュアルの徹底をしていきたいと思います。
たくさんの患者さんに頼られることがすごくうれしいことですが、軽症の患者さんが、忙しいそうだからといって遠慮するような施設にはなりたくない、皆が来てよかったと思える施設にしたい。試行錯誤でがんばるしかない。
本日は、網走、北見
網走の病院に朝一番の丘珠⇛女満別で、網走の古賀病院へ、外来15名とカテーテルが9件。PCIが2件、SFA治療が一件でした。カテーテル検査でも、3件の狭窄と2件の重症三枝病変みつかり、一例はSCVCでバイパス、一例は家族の返事待ちで、SCVCでPCI予定です。2時に終了して、3時から北見でPCI3件、PTRA2件のお手伝い。
今週は、天皇陛下の影響で、心臓に対する意識があがり、外来に胸痛でくる患者さんがいつもより多く、冠動脈CTAも活躍してくれました。明日は、天皇陛下のバイパス日です。
無事に終わるように、祈ります。僕はあしたは、若手への指導院内のミニライブをやります。
今週は、天皇陛下の影響で、心臓に対する意識があがり、外来に胸痛でくる患者さんがいつもより多く、冠動脈CTAも活躍してくれました。明日は、天皇陛下のバイパス日です。
無事に終わるように、祈ります。僕はあしたは、若手への指導院内のミニライブをやります。
2012年2月15日水曜日
本日の業務終了
今日は、午前診のみでしたので、余裕とおもっていたら、カテーテルが20件もあり、いま終了しました。緊急カテーテルがやはりあり、無事終了です。そして、今日は手稲のリハビリスタッフに新病院をみせました。手稲も必ず、リニューアルもしくは、新病院にします。
2012年2月14日火曜日
冠動脈CTA 一日41件
昨日、35件という記録を更新したと思ったら、本日は41件でした。またまた、記録です。4月になって、CTが2台体制になったら、60件も夢ではないですね。
すばらしい仕事ぶりです。
みなさんご苦労様。
すばらしい仕事ぶりです。
みなさんご苦労様。
4年ぶり
本日は、朝救急患者さんで、胸痛で受診をしています。約10年前に前の病院でPCPSをいれながらステントをいれたAMIの患者さんでした。検査の結果は問題なく、無事退院ができます。うれしいことに、困ったので、僕のところに来てくれました。調子のいいときは、かかりやすいところにいってもらって、調子がわるくなったら頼られるのは、うれしい限りです。なぜ、前の病院にいかなかったのか?それは、秘密にしておきます。
2012年2月13日月曜日
本日の外来
予約外が40人、うち25人が当院初の新患者さんでした。そのために冠動脈CTAは、ついに記録の35名です。いま、終了しました。これも、天皇陛下の病気のニュースの影響なのかもしれません。
天皇陛下がバイパスを受けられることで、本来PCIよりバイパスの方がいい患者さんが納得して手術を受けやすくなったような気がします。カテーテル治療ではほとんどの病変は治療ができますが、カテーテルで治療ができるというのと、カテーテルで治療をしたほうがいいというのは、意味が違います。いまは、札幌ハートセンターの治療として、外科手術を積極的に勧めています。
天皇陛下がバイパスを受けられることで、本来PCIよりバイパスの方がいい患者さんが納得して手術を受けやすくなったような気がします。カテーテル治療ではほとんどの病変は治療ができますが、カテーテルで治療ができるというのと、カテーテルで治療をしたほうがいいというのは、意味が違います。いまは、札幌ハートセンターの治療として、外科手術を積極的に勧めています。
2012年2月12日日曜日
腎動脈狭窄
1)腎動脈狭窄に対する保険が使える
2)genesisステントという大変便利なステントが使える。保険使用基準では、有症状の腎動脈狭窄で、腎動脈が50%以上の狭窄で、PSV1.8以上もしくは、圧格差20mmHgという基準が示されたこと。
3)腎動脈エコーが年間6000件できる。
4)冠動脈CTA時に造影剤を増やさずに、一緒に腎動脈もスクリーニングできるようになった。
以上のことから、多数の腎動脈ステント術をしてきています。PCI1800例中300例ですから、比率からいうと、PCIの17%ということになります。腎動脈エコーの約5%ということになります。
この比率からは、さほど異常さは、感じませんが、数から異常さを周りには感じるために、もっと客観的な指標での腎動脈狭窄の評価がしたかったところでした。
どうしても、PSVにしても、人の手が関与しますし、症状については、血圧の変動や、心不全や、多剤の内服などは、腎動脈狭窄がなくても、おき得ることです。治療をして症状がとれた人もいれば、かわらなかった人もいます。
そこで、やっと腎動脈のFFRが保険適応になりましたので、これからそれで評価をして、加療をしていきたいと思います。数少ない文献や、発表によるとFFRによる加療では、PSVと血管造影の所見よりは、ステントの植え込みは少なくなり、不要なステント植え込みを減らせそうです。
いままで圧格差をとろうと思っても、一泊ずつの血圧の変動が激しいことなどから、むずかしかったこともあり、FFRが欲しかったところでした。
FFRの測定と、パパベリン30mg後のFFRを測定していきたいと思います。
2)genesisステントという大変便利なステントが使える。保険使用基準では、有症状の腎動脈狭窄で、腎動脈が50%以上の狭窄で、PSV1.8以上もしくは、圧格差20mmHgという基準が示されたこと。
3)腎動脈エコーが年間6000件できる。
4)冠動脈CTA時に造影剤を増やさずに、一緒に腎動脈もスクリーニングできるようになった。
以上のことから、多数の腎動脈ステント術をしてきています。PCI1800例中300例ですから、比率からいうと、PCIの17%ということになります。腎動脈エコーの約5%ということになります。
この比率からは、さほど異常さは、感じませんが、数から異常さを周りには感じるために、もっと客観的な指標での腎動脈狭窄の評価がしたかったところでした。
どうしても、PSVにしても、人の手が関与しますし、症状については、血圧の変動や、心不全や、多剤の内服などは、腎動脈狭窄がなくても、おき得ることです。治療をして症状がとれた人もいれば、かわらなかった人もいます。
そこで、やっと腎動脈のFFRが保険適応になりましたので、これからそれで評価をして、加療をしていきたいと思います。数少ない文献や、発表によるとFFRによる加療では、PSVと血管造影の所見よりは、ステントの植え込みは少なくなり、不要なステント植え込みを減らせそうです。
いままで圧格差をとろうと思っても、一泊ずつの血圧の変動が激しいことなどから、むずかしかったこともあり、FFRが欲しかったところでした。
FFRの測定と、パパベリン30mg後のFFRを測定していきたいと思います。
2012年2月10日金曜日
クレーム処理
患者さんのご家族から、手稲の転送患者さんに転送中に膝を痛めたのではという質問がきました。それに対して、しっかりと調べて搬送中に問題ないことが判明しましたが、このことを患者さんの家族に報告したところ、逆に、患者さんが嘘をついているのか?病院全体で隠しているのではというクレームに発展しました。そこ時点でボクに報告がきています。調べたところ、膝は慢性の関節症で、いまなったものではないということが判明しました。
クレームの初期対応の基本は、訴えている人への共感が基本です。そこがないままに、感情もなく淡々と事実を述べていくと、訴えている人はどんどん逆上していきます。クレームに対してその事実を確認することも重要ですが、それではクレームを助長することがあります。まず、クレームに対して話をしっかり聞いて共感してあげることが重要です。その後にそれを解決していくようにしていきます。そこに必要なのは、真摯な態度であり、人間性が大切なのです。
2012年2月9日木曜日
シオンとシオンブルー
昨日は、加藤先生のCTOの勉強会でした。先月くらいから加藤先生のワイヤーの選択に変化があります。シオンブルーよりシオンを選択するようになっています。シオンブルーをいままで、好んでいた理由は、ワイヤーのサポート性と先端加重の柔らかさから選択していました。しかし、先端のシリコンコートのすべりの悪さから、シオンブルーの限界がありました。そこで先端のコーティングがハイドロフィリックのシオンを使いはじめたみたいです。ただし、シオンブルーを作ったときには、シオンの先端加重が固いことがよくないので、シオンブルーを作ったのですが、先端加重とすべりの良さのバランスにより、シオンブルーよりシオンの方がいいことが多く、レトロチャンネルを通過させるときにはよいということなのでしょう。
そして、一番重要なのが、シオンのハイドロフィリックのコーティングがすこし薄くなって、先端加重が減り、柔らかくなったといっていました。
現状では、シオンブルーは、シオンの先端加重をさげるためにハイドロコーティングをシリコンコートにして、コイルの部分を短くしてシャフトのサポート性をあげて改良していますが、現在は、ワイヤーの先端での枝のメイニュウによる穿孔もなく、そのサポート性から通常のPCIのファーストワイヤーとして使い。
シオンは、その先端の滑りの良さからレトロチャンネルのワイヤーとしてファーストで使うようになってきている。コイルワイヤーがやはりレトロチャンネルの小さな枝にメイニュウしにくいので、フィルダーとかFCが選択されにくくなってきたと思われます。
加藤先生が嫌いなSUOHがまさに、先端加重が一番柔らかく、ハイドロフィリックコーティングでまさにそのコンセプト道理だと思い、以前から僕は愛用しています。
そして、一番重要なのが、シオンのハイドロフィリックのコーティングがすこし薄くなって、先端加重が減り、柔らかくなったといっていました。
現状では、シオンブルーは、シオンの先端加重をさげるためにハイドロコーティングをシリコンコートにして、コイルの部分を短くしてシャフトのサポート性をあげて改良していますが、現在は、ワイヤーの先端での枝のメイニュウによる穿孔もなく、そのサポート性から通常のPCIのファーストワイヤーとして使い。
シオンは、その先端の滑りの良さからレトロチャンネルのワイヤーとしてファーストで使うようになってきている。コイルワイヤーがやはりレトロチャンネルの小さな枝にメイニュウしにくいので、フィルダーとかFCが選択されにくくなってきたと思われます。
加藤先生が嫌いなSUOHがまさに、先端加重が一番柔らかく、ハイドロフィリックコーティングでまさにそのコンセプト道理だと思い、以前から僕は愛用しています。
2012年2月6日月曜日
2012年2月5日日曜日
ソニーバッシング
決算で赤字を計上して、アップルと対比されながら、ソニーの落ち目ぶりを本は書きまくっています。ウォークマン、CD,バイオなどは、いまのアップルがしていることと同じにみえます。多少高くても、便利で欲しくなるものを作っていて、世の中に革命をもたらしたという意味です。インターネットの時代になったときに、i podで音楽をいままでCDをパソコンに取り込んで、持ち運ぶという手間をitunesで買ったら、すぐにダウンロードされて、すぐ簡単に聞けますこれは、便利だと思いました。でも、それはソニーの方がさきにやっていたんですよね。でもいまでも覚えていますが、チェックアウトとかいって、ほかのデバイスに音楽を転送制限がかかっていたのを覚えています。それが、とても不便で、walkmanを買ってダウンロードして、つかっていて、それを無くすか?壊すと、音楽を転送できなくなることがありました。つかいにくいと思っていたところに、ipodです。便利でした。そしてipodをどんどん新しいものに換えても、ダウンロードは制限なくできました。便利だなとおもってwalkmanを止めたのを覚えています。そして、電話も、iphoneでスマホというジャンルを作ってしまった。いまはやりのFBなどは、これがなければ、お話にならない。ipadも本を買わなくてもよくしそうな感じです。時代がかわったときには、顧客がどうしたら簡単に便利に使えるかを、考えていたら、ソニーはいまのアップルになったのかもしれません。
産業革命後の革命児がソニーで、IT革命後の革命児がアップルなのでしょうか?ソニーは時価総額でも、低迷におちいっており、ここから、ソニーらしい商品開発をしてもらいたいと思います。本田も新型NSXという一度頓挫した計画をさらにすばらしくして3年後にアキュラでデビューみたいです。そのためには、steve jobsのような志が変わらない独裁者が必要なのかもしれません。アップルもジョブスがいなくなった間は、いまのソニーみたい状態になっていましたから、企業が繁栄するためには、最初の志が大切なのだと思います。
ローマ帝国もそうですが、栄枯盛衰は、運命です。そのなかで、どれだけ、繁栄しつづけるかは、最初の志を完遂することにあると思っています。
産業革命後の革命児がソニーで、IT革命後の革命児がアップルなのでしょうか?ソニーは時価総額でも、低迷におちいっており、ここから、ソニーらしい商品開発をしてもらいたいと思います。本田も新型NSXという一度頓挫した計画をさらにすばらしくして3年後にアキュラでデビューみたいです。そのためには、steve jobsのような志が変わらない独裁者が必要なのかもしれません。アップルもジョブスがいなくなった間は、いまのソニーみたい状態になっていましたから、企業が繁栄するためには、最初の志が大切なのだと思います。
ローマ帝国もそうですが、栄枯盛衰は、運命です。そのなかで、どれだけ、繁栄しつづけるかは、最初の志を完遂することにあると思っています。
2012年2月4日土曜日
2012年2月1日水曜日
雑誌の取材
昨日は、道井先生といっしょに軽くインタビューをうけました。僕は、CTが2台体制になること、256列CT、心臓MRIが入り、さらに強化されること。バスキュララボも増員、スペースの拡大がされること。不整脈センターをつくることなどです。そして、心臓外科ができたことにより、札幌ハートセンターの治療法の選択が増えたことを説明しました。
道井先生は、心臓外科の標準的な治療を安定供給できる仕組みをつくるといっていました。このような考えかたでなければ、心臓外科の治療を安全に提供できないのだと思います。
僕らの血管内治療では、基本的には亡くなるかたは、いません。ですから、治療自体は命がけではなくなっていますので、そのなかでいかに質の高い、そして10年、20年にわたった治療を提供するように考えています。僕が道井先生、南淵先生と一緒に心臓外科を始めた理由の一つに、心バイパスのリスクが限りなくカテーテル治療と同程度になっていると思える二人ということがあります。それは治療の選択を公平にカテーテル治療と、バイパスと選択が可能になり患者さんに安定供給可能になるからです。このことは、とても重要で、外科手術を選択して、亡くなるなんてことになるようでは、とても、血管内治療と同格に治療を選択するなんてことはできませんし、論外です。
冠動脈疾患に関しては、重症な病変、心機能低下例、糖尿病例などリスクの高い患者に関しては、欧米のデーターをみる限りはバイパスのほうが、いまのところ5年先の成績はよいという結果がでています。これは、バイパスのリスクが限りなくカテーテル治療並みに少なくできる数少ない心臓外科でなければ、出せない数字なのです。僕らがもっているエビデンスは、薬であれば、あまた個人の技量によらないですが、血管治療やバイパスに関しては、個人の技量が多くかかわるので、一般的な比較はとても、難しく、欧米のデーターを鵜呑みにはできません。でも、当院の外科であれば、欧米のデーター以上の成績をだせる技術と思っています。僕がカテーテル治療を選択する患者さんに関しては、常にバイパスも安全に考えることができるということです。カテーテル治療ができないから、バイパスというのではなく、バイパスの方が、長期にみていいからという選択で、僕らは、心臓外科医とともに、患者さんに一番の治療を提供できるようになりました。これを実現するためには、道井、南淵先生が必要であり、そしてその技術の後継者として、光島、角野、清川を育ててくれて、10年、20年後でも、今以上の技術を維持できる札幌ハートセンターであって欲しいと思っています。
道井先生は、心臓外科の標準的な治療を安定供給できる仕組みをつくるといっていました。このような考えかたでなければ、心臓外科の治療を安全に提供できないのだと思います。
僕らの血管内治療では、基本的には亡くなるかたは、いません。ですから、治療自体は命がけではなくなっていますので、そのなかでいかに質の高い、そして10年、20年にわたった治療を提供するように考えています。僕が道井先生、南淵先生と一緒に心臓外科を始めた理由の一つに、心バイパスのリスクが限りなくカテーテル治療と同程度になっていると思える二人ということがあります。それは治療の選択を公平にカテーテル治療と、バイパスと選択が可能になり患者さんに安定供給可能になるからです。このことは、とても重要で、外科手術を選択して、亡くなるなんてことになるようでは、とても、血管内治療と同格に治療を選択するなんてことはできませんし、論外です。
冠動脈疾患に関しては、重症な病変、心機能低下例、糖尿病例などリスクの高い患者に関しては、欧米のデーターをみる限りはバイパスのほうが、いまのところ5年先の成績はよいという結果がでています。これは、バイパスのリスクが限りなくカテーテル治療並みに少なくできる数少ない心臓外科でなければ、出せない数字なのです。僕らがもっているエビデンスは、薬であれば、あまた個人の技量によらないですが、血管治療やバイパスに関しては、個人の技量が多くかかわるので、一般的な比較はとても、難しく、欧米のデーターを鵜呑みにはできません。でも、当院の外科であれば、欧米のデーター以上の成績をだせる技術と思っています。僕がカテーテル治療を選択する患者さんに関しては、常にバイパスも安全に考えることができるということです。カテーテル治療ができないから、バイパスというのではなく、バイパスの方が、長期にみていいからという選択で、僕らは、心臓外科医とともに、患者さんに一番の治療を提供できるようになりました。これを実現するためには、道井、南淵先生が必要であり、そしてその技術の後継者として、光島、角野、清川を育ててくれて、10年、20年後でも、今以上の技術を維持できる札幌ハートセンターであって欲しいと思っています。
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これは、個人のページになります。いまはバリにいますが、いつでも、相談に乗ります。
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