札幌ハートセンター

札幌ハートセンター
Dr Fujita's blog. Enjoy it

2015年12月29日火曜日

本日の予定カテーテル終了。

緊急が2例ありましたが、無事終了しました。

今年は、PCIが年間で2500例を超え、カテーテルアブレーションも1200件を超えました。
同時に外科の症例も、開心術が300を超えました。

たくさんの紹介、患者さんの支持があったからこそできた数だと思います。

職員、患者さん、我々をいつもサポートしている全ての人に心より感謝を申し上げます。

忘年会


2015年12月26日土曜日

2016年1月から、八戸先生が着任します。

八戸先生は、僕の前職場の時の、臨床研修医の1年目で、旭川医大から研修医で入ってもらい、その才能を見込んで、循環器を進めていた先生の一人です。内科含めた様々な研修をして、循環器を専攻しています。実際僕がいなくなっても、循環器を選んで様々な研修を通じて、技量を上げてきたと思います。また以前の職場では研修医の指導で力を発揮する立場にありました。そしてその間に、アカデミックな力をつけてきました。そしてさらなるステップアップをするために、そして当院の豊富な症例数からの臨床データーからの発信をするために、そしてこれから当院で始まるSHDに対して、勉強するために、そしてその環境がSCVCにあると信じて、退路を絶ってきてもらいます。

僕も丁度、SCVCの次のステップとして、今後は、SHDの立ち上げ、当院の臨床データーからの学会発表、論文作成を常に考えてきました。
その時に、八戸先生のSCVCへの参加です。
本人のさらなるスキルアップにSCVCが力を貸して、SCVCもさらに飛躍させます。

当院がこれから、さらに飛躍するために必要な人材が、必要な時期に来てくれることに感謝です。
以前の部下が一緒に働きたいと思える施設にSCVCがなったことを少し誇りに思います。




第8回忘年会

総数350人の会でした。

SCVCが飛躍できたのも、職員及び業者さんなどいろんな人々のおかげです。
感謝を込めて、開催しました。

来年はさらに飛躍ができますように。

2015年12月24日木曜日

PCI年間2500例

今年は、症例がまた増え、クリスマスイブの本日にPCI2500例を突破しました。

スタッフのおかげです。

感謝。

2015年12月23日水曜日

中国からの留学生

カテーテル治療の交流に12月より、中国から二人の先生をお招きしています。カテーテル治療を見てもらい、一緒に討論をします。

当然、英語です。

目的は、
1)国際交流の第一歩
2)部下の英語力もしくは、苦手意識の克服のため

予想以上に楽しく仕事をさせてもらっています。クリニックの近くの有名な中国レストランで、歓迎会をしました。

将来、SCVCが世界に発信できる第一歩になることを強く願います。



2015年12月2日水曜日

CTOへのプラズマワイヤー

本日、加藤先生のCTOでした。

当院では5例目となるplasma wirによるCTO治療です。

これが市場に出ることを期待しています。決まるとアンテからのみでCTOを開通できる可能性があります。

12月になりました。

今年もあと、一ヶ月です。
TAVIの現地調査も終わり、あとは認可を待つ状態です。体制づくりが大切です。

来年には、TAVIが始められるようになっていなければいけません。

たくさんの患者さんや、医療関係者から支持されるようなハートセンターに近づけるための第一歩となると思っています。

2015年11月19日木曜日

CEOとは、

札幌ハートセンターのCEOとして、この病院を経営しています。今やっている医療を常に最先端にして、100年先に続く、施設にする夢があります。
そして、本当の患者第一を優先できる施設にする夢があります。

人によって、医療に対する思い、夢、理想は違うと思います。それでいいと思います。それを否定することはしません。

僕も、勤務医での限界を感じ、それでリスクを冒して、独立して札幌ハートセンターを設立しました。
いつ潰れるかもしれないという緊張感とともに自分の理想とする医療を追い求めています。

そして、リスクを背負っていますので、自分の夢、理想のとうりにやる権利も当然あるのです。

自分の理想とするハートセンターを作るためには、一切妥協はいたしません。

僕の予定ではそれは65歳まで続け、そこで理事長を辞し、札幌ハートセンターを次世代に続けたいと思っています。

病院を経営していく中で、やはり大切なのは、その夢と信念だと思っています。



2015年11月7日土曜日

6th 仙台新東京ライブ

なんと箱根の芦ノ湖プリンスホテルで開催の会に行ってきました。
内容は、外科と内科のディスカッションがあり、有名な心臓外科医が多数参加されていて勉強になる会でした。

当院で今やっているTrue heart teamカンファレンスがとても大切だと痛感しました。

そして、語学力が本当に必要だと感じました。インターナショナルに英語でトークは必須アイテムですね。

いつも思いますが、中村先生は、患者さんに対する姿勢、医学という学問に対する考え方、そして今回のような集客に重きを置かない意味のある勉強会の開催など、勉強になるところが沢山あります。
僕が目標とするハートセンターの要因を沢山持っています。
キャラが濃い先生ですが、患者第一を本当に優先する尊敬すべき数少ない先輩の一人です。

でも、場所が箱根で、初めて行きましたが、コテコテの観光地でそれも、高そうなバブルの匂いのする場所でした。
会の内容は素晴らしかったです。



また一生懸命頑張ろうと思いました。

2015年11月5日木曜日

間違えば、素直に非を認める。

大人になるとこれができない人が多いですね。人ですから間違いもあります。間違えば非を認めて謝罪をすればいいのに、なんでこんなこともできない人が多いのでしょうか?素直に謝罪できない人は、僕は信用できません。言い訳だらけです。人としての品格を疑います。

間違えば謝る。助けられたら感謝する。人を蔑むようなことはしない。みんな平等である。

このような基本をしっかり守ってもらいたいと思います。どんなに言い繕っても神様がみています。

2015年11月2日月曜日

院内案内係

掲示が小さかったので、大きくしてみました。少しは目立つでしょうか?

2015年11月1日日曜日

小樽での札幌ハートセミナーが無事終了しました。

初めての札幌外での講演会でした。80人近くの方が寒い中集まっていただけました。真剣な眼差しに、あっという間の3時間でした。

これからも、病院に来ることがないような方への啓蒙活動としてこのような院外活動をどんどんやっていきたいと思います。






2015年10月30日金曜日

CCT

毎年参加しているCCTに、外来とカテーテルの合間にきました。当院からの参加は、鹿島、渡邊、只野先生です。さすがにアジア一番の会ということで参加人数が多そうです。部下には、このような会にたくさん参加してもらって刺激を受けてもらいたいと思っています。

その一つに、論文の重要性と英語力の重要性を感じてもらえたらいいかなーと思います。
僕は、留学する余裕がなかったことや、論文も少ない本数しか書けていません。まして語学力に関しては独学に近いです。

僕ができなかったことをぜひ部下になしえてもらいたいと思っています。

夜に美味しいお肉を食べて、僕はロールが終了次第に、病院に戻り仕事です。

2015年10月28日水曜日

本日、たくさんの外来、患者さんの治療をさせてもらいました。

僕が札幌ハートセンターで、外来をやり、治療を指導して、夜間のコールを受け、内科系の入院患者さんを管理しています。
以前は、まだ学会などに行っても、外来や検査の調整が可能でしたが、最近は全てがギリギリに近いです。

明日から、CCTという会が始まります。夕方と翌日の朝に仕事があるので、明日は昼に外来とカテーテルを5件をしてから出発です。また、翌日は自分の仕事が終わったら、札幌にとんぼ返りで、午後から外来と10件以上のカテーテル検査があります。

札幌ハートセンターに来られる患者さんに迷惑をかけることができない。患者第一が僕の理念です。

しっかりと患者さんのために働かなくてはいけません。

2015年10月22日木曜日

加藤先生のCTO

今月は、特別な二日間でした。開業してから、地味に活動してきたことが実った感じがしました。
最初は、19床から開業して、病院となり、外科、不整脈、内科が揃い、病院として成長が出来る準備に入ったような気がします。

臨床からいかに社会に貢献できるか?それが僕が目指すところです。北海道に、医療に、そのチャンスが来ている気がします。そして、さらなる札幌ハートセンターの成長が出来る可能性を多大に感じ、記念に写真を残します。

2015年10月16日金曜日

レーザー指導へ。大好きな四国へ。

愛媛県立中央病院の岡山先生のところに、レーザーの指導に行かせてもらいました。指導はあっという間で、経験があるので、微妙なチップスを教えるだけで十分でした。
病院は、最近リニューアルしたばかりで、とても綺麗でした。当然ホテルのような作りでした。そして当然のごとく、アメニティなどは素晴らしいですね。患者さんのために当院もまだまだやらなければいけないことが多いと実感しました。あとは若手の先生のやる気のあることが印象的でした。一例ずつしっかりと検討している感じがひしひしと伝わってきました。当院の若手にない感覚でした。これからもっともっと、アグレシッブになってもらわないと困ります。というか負けてしまいます。という印象を持ったいい日でした。
当院にあるバリーさんが、西条市の金子先生からいただいたのですが、今治のゆるキャラということを本日知りました。




2015年10月14日水曜日

3台目の送迎車

石狩への送迎が増えるので、増車しました。
頑張りましょう。



2015年10月11日日曜日

TCT

明日から、サンフランシスコで、TCTという会があります。当院からは、菅野、只野先生を参加させています。

当院では、年に一回の海外出張を病院持ちで参加してもらっています。それは、いろんなモチベーションなどをアップさせたり、医学的な情報収集などもあります。

多くは、刺激を受けて当院に還元してもらいたいと思っています。

その刺激により、学術的な当院らしい発表や論文ができるようにしたいと思っています。

僕らがやっている臨床から、真実の姿をデーターとして出して、社会に貢献する必要があると思っています。その分野でもしっかりやってもらいたいと思っています。

そのための基礎として臨床的な外来や治療、管理は僕がやりその上に部下が立って、どんどん大きくなってもらいたいと思っています。

どんどん刺激を受けるために当院では僕が行くのではなく、部下に海外に出張させます。

2015年10月8日木曜日

2015年9月30日水曜日

稚内市立病院への応援。

10月から開始します。

北海道新聞、空知版に掲載されています。

生まれが稚内であること。旧市立病院で生まれています。また、当院の開業時からのメインバンクが稚内信金であること。そして僕が開業するときに、力を貸してくれた、稚内信金の理事長であった井須さんが愛した街であること。

いろんなご縁を感じます。

2015年9月28日月曜日

コンシェルジュ第一弾

タクシーの呼び出しが多く依頼があるので、電話で病院まで来てもらえるシステムを導入しました。
また、人に関しては、来月以降は事務が午前中に外来に立ってみます。

2015年9月27日日曜日

誰もがやっているという甘い言葉

VWの不正事件を聞いたときに、自分の札幌ハートセンターに当てはめたときに、こわいなーとおもいました。それは、どこかの部署でやった不正だとしても、部下がやったことです。知りませんでしたでは、トップは言い逃れできない。当たり前だけどトップが責任をとる。

その意味で、統治が大切だと再認識しています。僕に責任がある内は当然権利として統治が必須です。

ある新聞によると今回の不正事件は、企業がよく陥る罠だそうです。

皆がやっているから大丈夫という論理からくるそうです。今回の前にも、フォードや現代自動車が同様のことをやって、制裁されていたそうです。そして、実際、排ガス規制の検査と実走行のデータが多少違うことは、取り締まる側も、暗黙の了解だったそうです。そこに今回のようなあからさまな不正をして、問題が発覚したそうです。


僕らは法律と規制の中で仕事をしています。そのなかで、解釈の仕方によっては、黒も白にできそうなときがあります。また、グレーの解釈もあります。

今回の問題も、排ガス規制がなぜ必要か?そしてテストはなぜあるか?そのようなことを考えればテストの意味を理解していれば、環境テストをクリアすることが目的ではないということは明白です。

それがいつのまにかテストを合格すればいいということになったのでしょう。そしてそれは、大なり小なり誰もがやっていた。ということなんでしょうね。

開業時から僕はグレーなことは、絶対しない。すべて白でいきます。みんながやっているからといっても、あとで、監査などが入ったときに、みんながやっているからではいいのがれができません。
と言い続けています。

それは、当院は開業時からの実績は注目を集めることになりますし、そこに法と規制があるわけです。いつ監査が入ってもいいように、いろんな人からいろんなことを言われてもいいように、しましょうということで、一切の不正およびグレーは禁止しています。

今回のことから、やはり何かをするときには、倫理が大切だなと再認識しました。
僕がなにかを決定するときには、法的に問題ないか?誰かに迷惑をかけないか?倫理的に問題ないか?人として間違っていないか?をクリアすればやることにしています。

今回も、皆がやっているからという、相対的な倫理ではなく、絶対的な倫理で統治していかなければいけないとおもいましたね。

その新聞の最後に、ウォール街のある銀行のトップから経営スキャンダルから学んだ教訓として、倫理は相対的ではなく、絶対的なものだということが書いてありました。
やはり、結局は稲盛さんの本にもあるように、経営は人として正しいか否か?が絶対ということですよね。利益をあげることが目的になってしまうと、今回みたくなるんですね。

以前僕のブログでも、医療の経営の方針で、グレーゾーンの経営をしている上司から、倫理的におかしいとおもっていると言ったら、皆がやっているし、それが大人の経営だみたいなことをいわれたという投稿がありました。

このように、皆がやっているからという言葉にのって、本当は不正からしれないが、大丈夫だと言って同様の不正をしている企業、病院は沢山あるのだとおもいます。

僕は甘いといわれても、絶対倫理でいきます。今回再認識しました。

2015年9月26日土曜日

群れることに安心する人。

人は、群れることにより安心するのでしょうか?札幌ハートセンターも一つの群れになっています。その群れは、札幌ハートセンターのためにあります。僕個人のためではありません。

僕はもともと、群れることが好きではありません。大きな組織というものにも馴染めません。人付き合いも苦手です。一人でゆっくるする時間がないと、休めません。

でも、理事長という立場なので、群れを調整しながら、札幌ハートセンターのため、患者さん、職員のために色々日々考えています。

だから僕は群れます。

でも、多くの人は、一人でいることや、誰かに認められていないと、心配なのでしょうか?すぐに人に同意を求めたり、群れたりしたがります。
それが、札幌ハートセンターのためや、自分のためになるのならいいのですが、多くは自分の満足のためにやっているとしか思えません。

人って不思議でしかたありません。

いまみたい感じで群れることなく、絶対的自分の価値観で、自分が生きていけるようにしてくれたすべての人に感謝です。

2015年9月24日木曜日

中国武者修行。

本日から、菅野、杉江が中国に当院を代表して、PCIの手技および講演のために出発しました。
これは、彼らが次のステップに上がるために必要な修行です。僕らがいないところで、自分の力でどこまでできるようになるか大変勉強になると思います。
また、今後、中国の先生の研修も当院で受けるようにしました。
その先生との会話は当然英語です。当院の先生方の英語のコミュニケーション能力を高めるための一つの方法として考えています。

僕が海外に出張して、手技をしても、札幌ハートセンターのメリットは少ないです。それより、これから若い部下のために貴重な機会をどんどん与えて、スキルアップにつなげて欲しいと願います。

それが最終的に札幌ハートセンターのためになり、患者さんの役に立てると信じています。

2015年9月16日水曜日

公用車

ポルテを公務用に新たに購入しました。

いい色だと思っています。

仕事。

当院では、美装さんが、掃除などをしてくれています。病院のトイレを含めていつも綺麗にしてもらっています。
大変な仕事だと思います。僕はいつも感謝の言葉と挨拶は忘れないようにしています。

仕事に優劣や貴賎はありません。仕事があるだけでありがたいと思いますし、それをしっかりやってくれる人はありがたいと思います。

僕も、子供のころは、公務員の父の家計だけでは、たぶん参考書や学費が大変だったのでしょうか?母がいろんなパートをしていたのをなんとなく覚えています。大学にいっても、そうであった気がします。
そのおかげで何不自由なく参考書など変えて、勉強ができて、いまがあると感謝しています。
仕事をして、対価としてお金をもらい、そして生活をする。すべての仕事の後ろにはこのような人間模様があるのです。

病院内の職種もそうです。当院では医者が治療上の責任を負いますが、職員はすべて平等としています。
お互いに尊敬し、仲良く仕事をしてもらいたいといつも思っています。

掃除のおばさん、おじさんに改めて感謝です。

2015年9月15日火曜日

院内投書箱

当院の顧問弁護士が、匿名性を担保して、院内の投書を管理してもらっています。毎月打ち合わせ時にいろんな投書があります。

大変参考になる意見が多く、とても助かります。

理事長という法人全体の責任を負う立場としては、ガバナンスをどうするかとても、大切だと思っています。

なにか病院の中で起きたときに、実際知らなかったり、相談もそれないままに実行されていたりしたときに、それがなんらかの形で法人として責任をとらなければいけないときに、僕が知らなかった。部下が相談もなしにやったことですでは済まされません。

しっかりとやってくれていると思っているので、一部に関しては口出しせずに、任せていますが、それをしっかりやっているかどうかの管理や指標をしないとだめということがわかりました。
権威移譲(エンパワーメント)をしっかり管理しないとだめということです。

投書含めて、ブログの意見などは、本当に良いヒントがもらえて救われます。

2015年9月6日日曜日

答えのない評価

数学は、答えが基本的にはひとつです。
芸術に関しては、音楽も含めて、なにがすごいのか?実際は僕にはさっぱりわかりません。
過去のそれなりの人がすごいという評価をする人が多いと、その作品はすごいということになっているのかもしれません。

また、そのような感性がある方が観たり、聴いたりしたときに、その凄さがわかるものだと理解しています。

ただ、プロと言われる方は、しっかりと基本を勉強をして、そこに欠かさない日々の練習およびトレーニングを積むことによりよりすごくなっていくのだと思っています。

僕は、プロがやった仕事には、信頼があるので、よほどのことがない限りは、口をださないようにしています。
逆に僕が長年積み重ねてきた医療に関しては、同様です。

今回の佐野氏のエンブレム問題をみて、その道のプロでない方が評価を下し、その道のプロ出ないかたが、作ったエンブレムを、その道のプロでない方が素晴らしいと評価するのは、とてつもなく違和感を覚えます。

僕も外来をやっているときに、ネットに溢れている情報に振り回されている患者さんがたまに来ます。僕はいいます。プロの僕にまかせてください。プロには責任があります。責任のない言葉を発する人の意見を聴いても誰も責任とってくれませんよ。といいます。

食事についても、そうです。その旨さは、味だけとっても、とても繊細であり、その旨さは食べ慣れた人しかわからない味は間違いなく存在します。そして、それは食べログではわかりにくいとおもいます。

答えのないもしくは、みえない評価については、その道のプロの方達を信じて、やってもらうほうがいいとおもいます。

ネット社会は、とてつもなく便利であり、情報発信には役にたちますが、その情報に振り回されることなく、やっていきたいものです。

2015年9月5日土曜日

クロッサーの効果

クロッサーは、SFAなどのctoに使います。それまでは、当院は35ナックルのsubuintimalでの治療をしていました。35ナックル単独での通過は僕の経験では50%くらい、ペーパーによると70%くらいです。

それに比べると、クロッサー単独でのCTOの通過は当院が以前発表したデーターでは10%最近は、20%くらいです。その後に14ワイヤーでの通過を試みます。

クロッサーは、とても小さなsubintimalスペースを作ってくれるので、末梢までsubのまま進みやすいことがわかりました。ただし、subintimal spaceが小さいので、単独では抜けにくい。(ここがなかなかわかりにくいらしい)。35ナックルは乖離が大きいので末梢に抜けやすいということです。
乖離の穴が小さいので、そこからの14ワイヤーでの取り直しが、クロッサー後では確率があがります。35ナックルで通過しなかったときの大きな乖離後から14で通過を試みても、乖離のスペースが大きすぎでうまくワイヤーが操作できず、うまくいかないことが多いと思います。

表パンになるのはクロッサー後に14ワイヤーが通過しなかったケースで、20%くらいです。実は、35ナックルでも、表パン移行は同じくらいです。


結果は、クロッサーは、単独では通過しにくいが、14ワイヤーとのコンビネーションがよくワイヤーの再疎通しやすくなるということです。


今度、ブリッジポイントがでれば、クロッサーですばやく小さな穴で末梢までいって、そこからブリッジポイントでワイヤーを通過させるというスマートな手技ができるようになると思います。

intimal wiringには、僕はまったくこだわっていませんので、合併症軽減、時間や造影剤のセーブのためにこの手技が一番と思っています。

2015年9月4日金曜日

退路を断つ

なにをするにも、退路を断つ覚悟がなければ、成し得ませんし、成し得なかったときに、後悔が残ります。
開業したときから、僕はそのような覚悟で札幌ハートセンターを経営しています。

自分で借金をして、この札幌ハートセンターがだめになったら、自己破産を覚悟しています。いま自分が開業して得たものについても、自分がここを去るまでは仮抑えみたいものです。いつ、失ってもおかしくありません。

そのような覚悟で、仕事をしているので、死に物狂いで仕事をしても苦痛ではありません。
僕がここを退職するまでは、そのような気持ちでいくと思います。

僕は命がけで仕事をしていますから。

2015年8月25日火曜日

10月から、サテライト外来が3つ増えます。

稚内市立病院と明和病院と
駅前にある
さっぽろ糖尿病・甲状腺クリニック(竹内院長先生)での循環器外来を始めます。

現在それを含めて道内に、サテライト外来がなんと
25施設もあります。

これからも、人が増える限りは、サテライトでなるべく患者さんをみてあげれるようにしていきたいと思っています。

身だしなみ。

稚内信金さんなどの協力で、髪の色もサンプルを手に入れて、カラーは7番まではいいでしょうとしました。

これはあくまでも、指針であり、これを見て職員が感じてくれたらいいですね。

2015年8月23日日曜日

沈黙は金、雄弁は銀

すこしニュアンスがちがいますが、言わぬが花という言葉もあります。言葉にだしてしまうより、だまっているほうがニュアンスが伝わるという意味です。
人は、自分に不利なことや、悪口などなど自分で聞くと、それを晴らすためか?自分の気分が晴れるまでか?いろんなことを雄弁に語る傾向があります。

僕も以前いろんなことを言われた経験があります。そのときは、自分のなかで、違うと思っていて、その不満や悔しさを色いろと言いたかったことがあります。でも、誤解などを受けているときは、雄弁でそれが解消されるわけではなく、時間の経過とともに周りが証明してくれると思い、沈黙いたしました。

なにかあったときに、自分の気持ちが晴れるまで、大騒ぎすることは、まったく逆効果であり、自分の品位を下げる行為だと思います。

沈黙は金なり、そのとうりです。

2015年8月21日金曜日

10月よりサテライト外来が増えます。

札幌明和病院での週に2回の循環器外来がスタートします。月、水の午前中。

稚内市立病院に隔週での外来をお手伝いを一泊二日でします。木曜日の1日と、金曜日の午前中です。


明和病院はもともと、御世話になっている病院ですが、網走こが病院さんが、連携することになり、当院もサポートができるようになりました。

この地域の患者さんには、外来含めて、当院から遠方ですので、今後は便利がよくなると思います。

稚内市立病院は、僕が生まれた病院です。札幌心臓血管クリニックを建てるときに、資金援助してくれた井須さんの稚内信金がある場所でもあります。

今回ご縁があり、外来をやらせてもらえることになりました。

来年の4月以降は、全面バックアップで循環器医療を支えていくことになると思います。

ご縁に感謝です。

また、患者さん、ドクター送迎のアルファードを購入せねば。。。。

2015年8月13日木曜日

カテーテル室

当院には、現在6つのカテーテル室があります。

1.Allura clarity FD 10
2. Allura clarity FD10/10
3 Allura Xper FD 20//10
4 Allura Xper FD 10/10
5 Allura Xper FD 10
6 Allura Clarity FD 10

となっています。我々が主に使う、1 ,2 ,6カテーテル室はフィリップス最新鋭のClarityとしています。

Xperとclariyに関しては、CTOなどの細かい作業をするときには、透視のみえ方には大きな差があります。そしてなによりも、画質が綺麗なことと、被曝低減が素晴らしいです。
長時間のCTOをしなければいけないときに、その差が歴然とします。

当院は、幸せなことにフィリップスさんのお陰で、最新鋭のマシーンを使わせてもらっています。

最高の機械で、最高の治療を患者さんに提供することができて、幸せです。感謝。



2015年8月7日金曜日

トップのお仕事

自分は、札幌ハートセンターの理事長兼医者をしています。

病院の経営、方向づけ、将来のビジョンはしっかり持ちながらすすんでいます。

いろんな問題を、必ず忘れずにすぐに処理します。
そのために朝令暮改はいつものことです。

人の話は必ず最後まで聞くようにしています。ただし、それを取り入れるか否かは、トップとして判断していきます。

我々は、これからSHDに対する治療を患者さんに提供できる施設を目指します。
外科、内科の垣根を超えた本来のハートチーム医療を提供できると思っています。

そのために人、金、物を投資しなければいけませんが、投資に見合うリターンがなければ、経営とはいえません。

リターンとは、それは患者さんを幸せにすることであり、職員を幸せにすることです。それが最終的に病院の利益として戻ってくると信じています。

SHDをするためにハード、ソフトはある程度問題なく可能だとおもいます。
この素晴らしい治療をいかに北海道の地に広め、沢山の必要な患者さんが恩恵を受けるようにしていきたいと思っています。

その仕組みづくりがトップの仕事だと思っています。

将来への夢に向かった頑張ります。

加藤塾

当院の鹿島、菅野が中心に加藤先生をお呼びしてのワークショップが発展して、加藤塾という会が第二回目が本日と明日開催されます。

加藤先生が当院にこられて、すでに6年を過ぎようとしています。本日の加藤先生のSCVCへの技術指導がなんと、70回記念になりました。

70回いろいろな技術指導があり、いまSCVCの技術があると思っています。

感謝の気持ちを込めて、ケーキを記念につくりました。
僕の好きなアンシャルロットの特別注文のケーキです。


感謝、感謝。

2015年8月5日水曜日

救急を断ることによるデメリット

いつでも受けてくれるという安心感が救急隊がなくなるので、救急搬送しづらくなる。そのために、救急搬送件数は徐々に減ってきます。

かかりつけも、断ることがでてくるので、患者からの信用がなくなる。患者も減ってきます。

救急を断ることを何とも思わない医者が増えることにより、病院のモチベーションが低下します。病院力が減ります。患者さんが減ります。

救急を断ることに対して、病院全体としてそれを阻止できない管理能力が低下していきます。病院経営力が低下します。


病院経営という意味からも、いいこと一つもないですね。


2015年8月4日火曜日

救急は断らない。

以前にも、書きました。当院は救急部があるわけではありませんが、循環器救急はすべて24時間受け入れます。

断ることは一切しません。なぜか、それが信念だからです。

救急を断る理由をあげることは簡単です。断らないようにするにはどうしたら、いいかそれを考えるほうがはるかに、やりがいのある仕事です。

我々の医療は、ある意味聖職であり、奉仕の精神が必要です。自分を犠牲にしてまで、医師をやる必要があるのか?

僕は自己犠牲してまでやるべき仕事と思っています。自分が現役を引退するまでは、救急だけは受け続けます。

2015年8月1日土曜日

札幌心臓血管クリニックを100年以上続く施設に。

10年目が近づくにつれて、開業時からの当院の発展を考えると、次の僕の目標はSCVCを100年続く施設にすることです。

そのためにしなければいけないこと。
1)循環器専門施設として、すべての治療が可能な施設にならなければいけない。
2)次世代以降を担う人財の担保
3)患者第一、職員第二という理念。救急は絶対に断わらないという初期理念を職員のマインドにすりこむこと。

虚血性心疾患については、ほぼ完成の形がみえており、今後は、早期発見をいかにCTやMRIを駆使して、早期発見および予防に力をいれながら、症例を増やしていく。
不整脈は、過渡期であり、心房細動についてはしっかり治療が可能な施設となっていく。
外科は、いままでのバイパス、弁膜症、大動脈疾患などの確立した治療を継続できるような人財の教育、ステントグラフトなどの治療。
SHDは、今後の要であり、TAVI施設としての許可が得られた後は、患者発掘など北海道内にTAVIの恩恵が行き届くようにする必要があり、それが確立した後は、Mitral clipなどの治療にも積極的にトライする必要があります。

PCI、アブレーション、外科治療の症例数からするととても、バランスがとれた施設になった思っています。

あとは、その成熟をさせることと、当院でしかできない膨大な臨床データーから医学に還元できるような研究をしていく必要があると思っています。


100年続くためには、将来のビジョン、人財、それを推し進めるマインドおよぼ行動力が必須です。

頑張りましょう。

2015年7月29日水曜日

Free wifiを設定しました。

外来で、Free wifiを使えるようにしました。

皆さんの意見のおかげです。

2015年7月24日金曜日

レーザー指導

当院ではレーザーを10年以上前より、積極的に使っています。最近は、当院の菅野先生が、レーザーバルーンのみで心筋梗塞を治療しています。また、ステントの再発も積極的にレーザーを用いています。

基本的には、必要以外の出張は病院経営上よろしくないと判断して、必要最低限にしています。しかし、四国は行ったことがないことと、坂本龍馬が居たこと、鰹のたたきが好きなことから、そこからの話は行くことにしています。

今回も、去年同様に高知県からのレーザー指導で、高知龍馬空港に行ってきました。
いつも、話をいただいたときには、一泊するつもりでいるのですが、やはり病院が心配でいつも日帰りになってしまいます。

でも、ここに坂本
龍馬を居たんだと思うと、とても新鮮な気持ちになります。

空港で鰹のたたきをいただきましたが、いつも食べる寿司屋さんのほうがうまかったです。

レーザー指導は、高知医療センターの細木先生がとても、スマートな手技で、さすが倉敷で8年やっていただけあると思いました。当院の若手もこのように育って欲しいものです。

2015年7月22日水曜日

PCI中に大きな乖離が起きたて、末梢まで血種がいってしまったら、CBの使い方

ガイドカテーテルで生じたり、ステント植え込み後のエッジのヘマトーマから末梢まで血腫がいくことがあります。

当然ながら、flowはでなくなります。

よくみかけるのが、そのままステント置いてうまくいきました、というような発表がありますが、血腫ができたときは、それをステントで押さえ込むと運が悪ければ、その血腫はステントの手前もしくは奥に進みます。なぜかそれは血腫が閉鎖 腔になっていることが多く、ステントにより圧迫されて、血腫の進行を認めるからです。
血腫ができたときは、閉鎖腔かいなかは、それはIVUSで確認できます。乖離腔の血球成分が鬱滞するために輝度があがることで理解されます。その状態ではそのままステントを置いてはいけません。

その場合は、ステントを置く部分にCBでリエントリーを作成する必要があります。

CBはIVUSで血管径にあったサイズを選び、12気圧を数回かけます。

リエントリーが入れば、乖離閉鎖 腔の輝度が落ちて血流が再開したことがわかります。
あとは安心してステントをいれて良いです。奥から当然ステントをいれます。

またガイドカテーテルなどで大きな乖離をつくったときも、末梢の乖離 腔は閉鎖されているようになっているので、そこにCBをしておくことは安全にステントをおく秘訣になります。

この手技ができずに、ステントをおくと末梢まで血種がいって、no flowで終了することになります。

症例



ステント留置後に一時間後に急性の冠閉塞が起きました。エコーでみるとステントの末梢から#3まで血種による真 腔の圧迫による急性動脈閉塞でした。
血種が#3の末梢までいっているので、造影は一回もせずに、IVUSで状況を確かめて、CB3.0/12ATMでカットしています。画像のように、右のIVUSでは、乖離 腔に血流が再開することにより輝度の低下がみられます。これで、リエントリーが作れなければ、CBのサイズをあげていきます。12気圧は基本です。

あとはステントをいれてうまくいっています。CPKも上昇なしです。

2015年7月11日土曜日

下肢重症虚血

若年の方で、左の膝下から閉塞しており、繰り返すカテーテル治療でも、再閉塞を繰り返した患者さんに当院の外科で静脈を使ったIn situ 静脈グラフトをしてもらいました。
素晴らしい仕上がりです。

やはり、外科と一緒できる幸せを痛感しました。





TOPIC2015

毎年参加しているTOPICに、鹿島先生と参加してきました。鹿島先生は、木曜日の朝から参加して、僕は外来をやってから、木曜日の夜から参加してます。
ロタブレーターの会は面白かったです。低速回転を、提案してから4年目になりますが、低速の意味がまだわかっていない先生がいます。ポイントに関しては、TOPICのシラブスに去年と今年に書かせてもらっています。年間500件以上のロタブレーター施設として、その経験を報告していきたいと思っています。
昨日のライブは午前中にしか見れませんでしたが、CTOをどう通過させることよりも、いかに手技じかんを短く、造影剤を少なく、被曝を少なく、かつ確実という意味でのレトロの選択という提案は、とても新鮮でした。
sionや、ワイヤーの落合曲げ、suoh 03などデバイスが成熟することにより手技の確実性が高まったと感じました。

残念なことに、自分のロールが多く、ライブを見れなかったので、とてもとても残念でした。

夜は、鹿島先生と、龍吟という店に行きましたが、久しぶりにびっくりするほど、素晴らしかったです。