やはり、昨日 ほかの病院で64列CTAをしているのですが、負荷心筋シンチで虚血があるので、カテーテルをしましょうといわれたといって、当院を受診しています。
その方は、以前にCTAとカテーテルをやって、治療をしないで経過をみていた方みたいです。
そちらの病院のCTAをみると確かに、VRでの評価で、石灰化があり、狭窄の評価がむずかしいそうでした。しかし、当院でのCTAでは、石灰化病変には有意な狭窄はそこにはなく、その先に新たな病変の進行を認めて、内服で加療することにしました。その方は、症状もなく、当院の運動負荷試験では異常なく、当院の基準ではPCIにならないので、カテーテルは不要と説明しました。
やはり、石灰化があると、評価ができないために、カテーテルを勧められることが多いことがわかりました。
絶対カテーテルをしないということがSCVCのポリシーですので、カテーテルするときは、治療が前提になっています。
当院のレントゲン技師らは、自分たちのとったCTAとCAG画像を毎日自分たちで比較しながら、反省し、解析し、精度をどんどんあげっていってくれています。このような努力の積み重なが、いまのSCVCを創ったことは、間違いありません。感謝です。
これも、すべて患者さんがカテーテルを受けなくてもよくするためです。
一層の努力をしていかないといけませんね。