札幌ハートセンター

札幌ハートセンター
Dr Fujita's blog. Enjoy it

2020年2月29日土曜日

コロナ13

新しい、中国のコロナの診断基準などの最新版と

防護についてです。

https://drive.google.com/file/d/1ycqcgxvLMPrFKPESu2CneriMrx97ROs2/view?usp=sharing

https://drive.google.com/file/d/159WqQxcNc9GW3dcZ3JNAyUsaqea2P21_/view?usp=sharing

コロナ12

マニュアル作成で学んだこと。

コロナは感染力がとても強い。飛沫感染、接触感染による。


アメリカのC D Cでは、健康な人がマスクをつけて予防することは、意味がなく、病気の人がする、もしくは、医療従事者、濃厚接触者といるときには、意味があるとされています。

これを理由に、マスクは、自分の感染予防には意味がないので、する必要がないという結論を出している人がいます。

なぜ、僕らはマスクをするのか?

医療機関ということもあるので、防護していると思われているかもしれませんが、

実は、他にも理由があります。


重要なところです。コロナは症状が出る前から、排菌しています。

症状が出る前から排菌している、誰が、感染しても、おかしくない今の状況では、人にうつさないために、マスクが必要です。

当院では、全員マスクで、食事をとる時は、対面でお互いに座ることを禁じています。

結論

マスクは、健康な人が感染予防には、必要ありませんが、誰が感染者になってもおかしくない状況の今は、全員がマスクをするべきなんです。それが、感染拡大を防ぐ一つの方法です。

あくまでも、室内の話です。

2020年2月28日金曜日

コロナSCVCマニュアル

当院のマニュアルが完成しました。

マニュアル
3/5 version

https://drive.google.com/file/d/1Bo8DAyUy8ltKSduszpUlFD1euP4Ojpzt/view?usp=sharing




付随マニュアル


https://drive.google.com/file/d/1V7Yhx09X7AG_sA3TBaVQlDXkB1074GYU/view?usp=sharing

https://drive.google.com/file/d/1x1Q8MCRP5tI3dmMCs8YY22mlUad2BB7i/view?usp=sharing

https://drive.google.com/file/d/1NRV4K_2T-idgNprP42E8gdL1gUWA0Ddi/view?usp=sharing

https://drive.google.com/file/d/19B_SYGK9UaDap4ZXq4XNxFBREImhjY96/view?usp=sharing

https://drive.google.com/file/d/1UG2EQ_APVTz8kMbtcdk0dLMWKBIBaw5y/view?usp=sharing

https://drive.google.com/file/d/1q9mYtNHWYkg8B2FodX5A_e_jZOL73629/view?usp=sharing

https://drive.google.com/file/d/1Ko6UOvwGw-au8SCgYfgXFz4VR52B7RQi/view?usp=sharing

https://drive.google.com/file/d/1T5k2uRq52RbogYxJ2qzaQb0sNfNQqa3K/view?usp=sharing

新しい防護服脱着マニュアル
https://drive.google.com/file/d/1ZL0qQNaz_ZNdGrL9KS0bJWq-o20X9dSA/view?usp=sharing

コロナ11

防護服の着方脱ぎ方のマニュアルが日本のマニュアルだと、二人が必要であり、それを武漢式の一人でできるやり方に変更しています。

室内環境整備も、次亜塩素酸もしくは過酸化水素水での消毒、紫外線消毒、そのための、消毒の具体的なしかた、などなど、勉強になることばかりです。

学校が休校になり、国もやっと対策に乗り出してくれました。これで、爆発的なアウトブレークは抑えれると思います。

閉鎖された空間に、人がいることがリスクであり、飛沫感染、接触感染をします。手指消毒が徹底的に必要になります。

学校の休校は、社会的な大きな問題をだしていますが、教室という空間で、たくさんの子供が大人のような手指消毒がしっかりできない状況であれば、学校で、一度発生すると感染のリスクは極めて高くなります。それが自宅に持ち込まれたら、兄弟、親まで感染します。そうなれば、武漢の二の舞です。中国が、コロナ肺炎の管理に必要なものがなにかをおしえてくれています。

それは、隔離です。学校を休校にすることにより、感染のリスクを抑え、いまかかっている人がすべて発症するのをまつ2週間に感染しないようにする、英断だと思っています。



さて、我々も、コロナ患者さんのカテーテルができる環境のための具体的な物の配置をしました。今日マニュアルが完成して、いつでも、レッドにいけます。

我々のミッションは、コロナがアウトブレークしても、循環器医療を提供し続けることです。

そのために、職員間での感染を最大限に防ぐことを目標に、ゾーニングをしています。

最悪の事態では、コロナ肺炎の治療で他の病院が機能不全に陥る可能性があります。循環器救急含め、循環器医療を最後まで、提供し続けれる病院を目指しています。

僕らは、循環器に特化した施設なので、管理がしやすいです。それでも、かなり大変です。

総合病院など大きな施設はさらに大変だと思います。

今回の教訓から、増設施設は、レッドゾーンをしっかり考慮した施設づくりをします。

皆さんも頑張ってください。

2020年2月26日水曜日

コロナ10

武漢アジア心臓病院での手術(PCIなど)のコロナ肺炎時のマニュアルです。

これを読むと、最悪の事態になったときの、我々の病院の示す方向がわかります。

参考になれば、

https://drive.google.com/file/d/1d39WXxctevSsrr72VkMtZ4ouQpKtBtRp/view?usp=sharing

コロナ9

北海道でのアウトブレーク兆候が出てきましたね。学校の休校、テレワークの推奨、会議の中止など、良い対応になっています。
ただ、医療関係者でない方が、お湯?飲んだらいいとなどという情報などが出回っています。

当院のミッションは、最後まで、循環器治療ができる施設を目指します。そのためには、職員を安全が必須ですので、完璧なゾーニングで対応します。

昨日は、スペシャルチームもほぼ、選別されました。

スペシャルチームとは、レッドゾーンでのみ働く人で、レッドゾーンとホテルもしくは、自宅の往復です。そのために、自宅に家族がいない人のみ、自宅に帰れます。これは、あくまでも、院内感染による職員の感染を防ぐ方法です。

防護服を着て診察したら、大丈夫ではなく、レッドゾーンで働く人も隔離しないといけないのです。

それが、武漢の教訓です。

職員が倒れたら、病院の機能が終わりです。いかに職員の安全を担保するかが、重要なのです。

NP 2

現在本州で、NPとして働いている人が、夏以降に当院でNPとして働いてくれます。自宅も売却してくるそうです。覚悟を感じますし、とてもありがたいと思っています。
当然、我々や僕は、一緒に責任を持って理想のNPの職場を作っていきます。

来年から、学校に行ってくれる予定の二人確保し、来年うちに、来てくれるかもしれない若手NPの見学もあります。

最高のハートセンターをみんなで作っていきます。

感謝感謝です。

2020年2月25日火曜日

コロナ8

当院での院内の取り組み。

現在のスタンス

患者様からの持ち込みをゼロにする。それが不可能になった時点で、入院もレッドゾーンでの管理になり、対応職員も選定チームがあたるようにする。
職員からの持ち込みをゼロにはなかなかできないので、発熱者は休み、院内ではマスクキャップ、手指消毒を徹底して、対面での会話をさけるようにする。院内では、外に職員が帰る限りは、院内で、完全なグリーンゾーンは、存在しないと考えています。

発熱患者の入り口での分別
発熱患者で入院が必要な患者さんは、CTをとり、コロナが濃厚か否か判断してから、入院のレッドゾーンにいれるかいなか、院長が判断する。
基本、発熱患者さんは、帰す。
職員の検温の実施、37.5度以上は自宅待機
面会の禁止
ゾーニングの徹底。環境整備消毒の徹底

職員の病院にはいる場所での手指アルコール消毒
院内でのマスク、キャップの徹底。
ラウンジや、皆が集まるところでの対面での会話ができないような椅子の配置。
院内での必要以外の会議の中止。
朝礼廃止に伴い、院内の非常時グループラインに職員が参加して、情報共有。

各部署での必要物品リストの作成
レッドゾーン拡大時の専任職員と責任者の選定

2020年2月24日月曜日

コロナ7

ついに、北海道でコロナが増えてきました。というか、検査し始めたのでしょうか?

問題は20代の女性が重症ということです。

コロナは八割が感染後、軽症で終わり、2割が重症になります。

一般の方が勘違いしていることは、肺炎はコロナは初期から来ます。でも、8割は自然治癒です。一般のインフルエンザやウイルス肺炎とは、そこが違います。通常のウイルス肺炎は、自然治癒するか?重篤化する人は、2次性の細菌性の肺炎を合併して悪化します。

コロナは、ウイルスが肺炎を起こし、その治癒過程で、サイトカイン・ストームにより悪化していくのです。

高齢者が多いですが、若年者でも、過度の自己免疫が反応して起きるサイトカイン・ストームで、肺の障害からARDS、SIRSを起こします。このような方が呼吸器治療。ECMO治療になります。

やっと日本でも、インフルエンザみたいなものという認識から、すごい感染力のものという認識にかわってきています。

当院のレッドゾーン診察も、しっかりしないといけません。

また、職員入館時のアルコール消毒を徹底させないといけません。

残念ながら、予想道理の展開になってきています。

写真はレッドゾーンを切り替え部分です。現在は、ここは、N95,ゴーグル、軽度のサージカルガウン、キャップで対応します。

今後本格化すれば、防護服と職員の隔離になります。


2020年2月23日日曜日

コロナ6

レッドゾーンを急遽壁をつくり、厳密にしています。防護も着替え場所も限定しています。

この動画をみれば、我々のグループのAMGが、作成したものですが、噂の急遽建てたコロナ肺炎病院も運営しています。

亜洲総合病院も、現在は肺炎の専門病院になっています。その中での治療風景ですが、治療にあたる職員の防護状態をみてください。

あと、とても重要なことは、この防護服を着て治療にあたっているスタッフは、専門になっていて、病院の勤務のあとは、ホテルなど自宅には帰れません。そして、通常の病院のスタッフとも、一緒の空間にいることができない状態です。

ここまでしないと、職員感染を防げないということです。

当院もコビットが判明するまでは、防護での対応にしますが、本物がでて、当院の二階のカテーテル室がレッドゾーンになって時点で、スペシャルチームによる治療であたります。
そのメンバーは、原則ホテルと病院の往復になり、自宅には帰れません。

独身は可能ですが、これも、職員およびその家族に被害がおよばないための手段です。

ここまで徹底しないとだめという現実を知ってください、


2020年2月21日金曜日

コロナ4

肺炎の特徴です。ウィルス性の肺炎です。病変の進行も、回復期の吸収も早いみたいです。

中国での画像と臨床です。

中国語を訳してもらっています。

NPについて、

当院から仙台にNPの大学院に行くために、面接をうけてきて、合格をもらったそうです。

いまだ、医療法的な根拠がないNPですが、必ず、法的な根拠が整備され、アメリカのように、一つの資格として活躍すべきと考えています。

NPの活躍の場所は、この医者不足と言われる時代、内科、外科などのメージャーの科にすすむことが難しくなった現代において、可能性は無限にあります。

今年、一人資格者が入ってくれるかもしれない。そうすれば、もっともっと具体的に、ことをすすめていけます。

繰り返します。

当院は日本一NPが活躍する循環器センターにします。

コロナ3

ついに、当院も厳密なゾーニングを本日より、施行します。

レッドゾーン;ウイルスがいる場所。グリーンゾーン ウイルスがいない場所。
イエローゾーン;ウイルスがいる可能性が極めて低い場所。

現状では、パンデミックがわかりませんが、市中にいると過程して、対応します。

現状では、レッドゾーンを定義して厳密に運用していきます。

発熱患者様は、玄関入り口で、体温測定して、37.5度以上の方は、外からレッドゾーンの救急外来に入ってもらいます。そこで防護した職員が対応します。

発熱患者様が動く、導線はレッドゾーンとなり、通常のイエローゾーンとは明確に区別されます。

職員も37.5度以上は、休んでもらいます。グリーン・ゾーンでも、なるべくマスクをつけて、対面での会話をさけるように指導され、職員ラウンジの椅子の配置も変えています。

職員にコロナが発生するとグリーン・ゾーンが全滅になりますので、マスク、アルコール消毒は、必須とさせてもらっています。

患者および職員には、不便をかけます。

この目的は、院内での感染を防ぐため、患者様、職員を守るためです。そして、パンデミックになっても、循環器救急を断ることなく、治療ができるようにするための準備です。

アルコール消毒、次亜塩素酸消毒、マスク、N95,ゴーグル、PPEは、ありがたいことに、香港から必要な分だけ、補給されます。

武漢での経験で、我々に同じ思いをさせたくないという、AMGグループの判断があり、このようなことが可能になっています。

感謝です。

2020年2月19日水曜日

コロナウイルス2

当院では、発熱患者様を別途隔離診察しています。また、面会は原則禁止にしました。

対応は、インフルエンザと同様にしています。

当院の職員に関しては、インフルエンザと違い迅速診断ができない現状では、発熱の人は、インフルエンザと同様の扱いで、休んでもらいます。

濃厚接触者は、マスク、手洗いをしっかりして、体温測定で対応してもらいます。


やることやって、通常の診察をします。

では、皆さんも、マスク手洗いしっかりと

2020年2月17日月曜日

新型コロナウイルス

いまわかっていること。

ウイルス感染症であるが、典型的な上気道炎症状がすくない。(鼻炎、鼻水、くしゃみ、咽頭痛など)
全身倦怠感、微熱などの症状から、直接 気管支、肺炎に移行することがある。ウイルス肺炎なので、特効薬(一部有効なものが報告されていますが)はなく、自然寛解を待ちます。重症例だと、ARDSを起こし、ECMOが必要になるケースがある。

正確な感染者が把握できないので、感染者からの肺炎の発生率は不明。印象としては、多くないもよう。

現在の状況では、多くは、自然寛解し、一部が重要な肺炎になり、死に至るようである。

予防は、インフルより、感染力が高く、飛沫感染をするらしい。また、粘膜からの侵入もあるので、手指に付着したウイルスからも感染しやすい。

以上から、手洗い、アルコール消毒、手で顔をさわらないなどの対処法しかない。マスクもある程度は有効であるので、着用するが、マスクの表面は汚染されている可能性があるので、触るときは、アルコール消毒は必須。


2020年2月13日木曜日

奉仕の気持ち

仲間である武漢の病院に、マスクと防護服を大量におくりました。

それが、道新にのり、それをみたテレビスタッフが、取材にきてくれました。

マスク1万枚、防護服4万枚、で、3600万かかっています。

それを当院のGMが、上海と香港経由で送っています。

武漢では大変感謝されました。

世の中では、マスクを高額で売る商売があるそうです。神様がみています。不幸をビジネスにはしなくないものです。