昨日は、年に一回の恒例の、落合先生により、CTOカンファランスの日でした。僕の部下に、一年間で得たCTOの知見や考えたを勉強させてもらっています。
座学がいつものように、理路整然としていて、勉強になります。
CTOの被ばく線量の問題によるエンドポイントの設定や、CTOでのナックルワイヤーの使い方など勉強になりました。
とくに、僕もいつも感じていますが、長いCTOをGAIAで追従させることは、GAIAをまわさないで、deflectionコントロールのみで通過させれれば安全ですが、回しながら操作すれば血管外でる可能性もあるので、血管穿孔がある確率で起きやすいと思っています。
そのような状況では、ナックルが当然安全です。CTOの中だけで、使用すれば、枝をつぶす問題も問題になりません。
GAIAが出る前は、ミラクルなど血管の中か否かわかるワイヤーで探る方法がいいとおもっていましたが、そのような長いCTOは、ナックルでやれば、安全にかつ被ばく線量が少なくできるわけですから、とてもいいと思います。
とくに以前からSTARや、FCでのレトロナックルをやっている僕にとっては、共感できました。
ただし、この方法は、若手の先生のワイヤー操作をだめにする可能性があるデメリットがあるということも抑えておかなければいけません。
PCIの基本は、CTOにあると思っています。患者バイタルのチェック、ACTのチェック、ワイヤー操作、デバイスの持ち込み、交換、IVUSガイドなどなど、しっかりとこのような技術が不要になるまでの革新が起きるまでは、しっかりと部下に覚えてもらいたいと思っています。
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