トラブルが起きた時、ミスが起きたときに、どのような態度をとるかで、その人がわかる。
人はミスを犯すから仕方ないが、反省なきものは、また同じことを起こす。
あと誤魔化す人は、信用できない。
ミスをしても信用できる人間であるべきである。
Tsutomu Fujita M.D. has been the CEO of Sapporo Cardio Vascular Clinic since 2008. His clinic provides the most advanced medical technology in the cardiovascular field. The number of catheter treatment performed in 2016 was 2,314 cases which ranked second in Japan.
トラブルが起きた時、ミスが起きたときに、どのような態度をとるかで、その人がわかる。
人はミスを犯すから仕方ないが、反省なきものは、また同じことを起こす。
あと誤魔化す人は、信用できない。
ミスをしても信用できる人間であるべきである。
世代交代は、以前にも書いたが、なんらかのイノベーションがない限りは、なかなか起きにくい。おなじ状況にあれば、経験豊富な人は、年寄りが多いから、それを若者に切り変えるのであれば、その年寄り優秀でなければ、ならない。
とういうことで、世代交代は、故意的にしないとなかなかうまくいかないのです。
僕も60になり、医者になったときには、すべての人が年上であり、すべての人が先輩、経験豊富な人であった。そこから研鑽を積んでいまのポジションにいる。どう考えても、自分を凌駕するような人は見当たらない。しかし、それではだめなので、徐々に世代交代を進めている。自分がいなくなっても大丈夫なように。
でも、残りの人生を好きなように生きていきたいという希望もある。それは、楽しい刺激的なことをやってみたいということです。そこのバランスをとりながら、世代交代をしなければならない。
僕も若い頃は、年寄りが邪魔だった。ただ、運のいいことにこのカテーテル治療の成長期に同時に成長できたので、上を越すことができたと思っています。
いま世代交代を声を高く言っている若者??が自分が年をとったときに、世代交代をちゃんとできるようになってもらいたいものである。
某先生が、外科医で必要な能力は、空間認知能力であるといっているを聞いて、僕らのカテーテル治療も同じだと思いました。僕がいつもいう脳内シュミレーションも、空間認知能力に架空のデバイスの動きを入れ込みだけなので、同じことだと思います。
外科医は見えるところ、そして影に隠れて見えないところも認知できるようになるのが超一流と言ってました。
カテーテルに関しては、全く見えない(シネ画像ではみえますが。)空間に、デバイスがどう作用するかを認知する能力がとても重要だと思います。それがマクロからミクロまで可能になります。血管をどう削っているのか?プラークがどう削れているのかを認知できるようになります。
この空間認知を鍛えるのは、やはり莫大な画像の収集による経験なんでしょうか?AIみたいことを人間はしているだけです。
新しい未知なことに遭遇したときは、いろんなことを試しながら、補正をして空間認知を高めていく感じですね。
雪がとけてきて、春が近い。北海道は雪が溶けないとそう感じられないので、しかたないかも。
この季節になると、平成元年、消費税が3%が開始される4/1に大阪に函館から夜行列車に乗って、昼頃に大阪に着いたのを思い出します。
徳洲会で研修3年して、当時の国循(NCVC)に自分の知識の整理を目的に無休研修医として虚血部門に働かせてもらった。
当然お金はなく、一人暮らしで、ご飯もしっかり食べなかったので、激痩せしたが、とても楽しい研修でした。
いまでも覚えているのが、桜が北海道と全然違って、満開が本当に満開だということと、四季がしっかりあることで、日本のよさを痛感しました。
たぶん当時はバブル全盛の時期らしく、タクシーをとめるのに、万札を振りかざすなど、近い距離は断られた当時のトラウマがあり、いまでも、近距離のタクシーを乗ることができません。
平成元年は、日本のスポーツカーも、GTR、NSXなどの車もでて、すごいなーと思っていました。
ということで、
GTR32とNSXの中古を手にいれました。ほぼ、オリジナルです。レトロカーになるのでしょうか?以前は、なんで古い車にのるのか理解できませんでしたが、60になり、やっとわかってきました。
での、自転車のほうが楽しいので、車は乗る暇がないかも。
週刊朝日のランキングがでた。2020年ですが、PCIは、全国2位、外科も奮闘して、ついに、単独バイパスでは全国7位になりました。
心臓外科は、新しいトレンドで、MICS ダビンチなど、より患者さんの負担の少ない手術を提供できるようになってきています。
バイパスに関しては、理論的には、いいところといいところを繋いでバイパスする方法なので、PCIと違い病変をいじらないので、再発という概念がない。一生もつはずです。
しかし、バイパスの経年劣化や、手技的な問題でダメになるケースもあります。
そうならないために、厳しい内服治療と、CTによるバイパスの定期的チェックが必要です。
あとは、外科医のスキルを高めることです。
外科医を育てるのは、内科医の仕事。
とても重要です。
僕の目標は、たくさんの患者さんを助ける。そのために最後の砦としての技術をもつことです。
他で治療ができない人を助けれるようにしたい。そのために必要な技術を努力して習得してきました。
日本屈指の循環器の専門病院になり、他から治療を頼まれるようになり、患者さんに感謝されるときに、よかったと思います。
ただ、当然この30年以上のなかで、力が及ばなかった患者さんに対しての反省や、どうしたらよくできたかを、繰り返していまに、至っています。
僕は、有名になりたくもなければ、世界に認められたいという気持ちはさらさらない。たんに、たくさんの患者さんに最高の治療を提供したいだけ。そのために努力を続ける。
人類の歴史のなかで、テクノロジーの変化がなかった時代は結局、世代交代するためには、革命しかなかったということなのだろう。同じ時代に生きていれば当然、年老いたトップは、当然そこまでに這い上がる努力を若い頃からしてそこまで上がっているので、経験豊富であり、それを追い越すためには、通常の手段では無理なので、テクノロジーの変化や、革命などで世代交代を図ることを歴史は繰り返してる。
僕は若い頃は、ずいぶん生意気であった。はじまったばかりのカテーテル治療で、自分の上の先生のやり方治療方針。など、ネットがない時代であったが、海外含めてずいぶん学びにいった。で、ほとんど上手だと思う先生はとてもすくなかった。自分ができなかったが、上の先生がうまくいかせる方法を習得したくて、試行錯誤と質問の繰り返しであった。これを30年いまだに続けている。いまは、ネットにより世界中の情報が手にはいるからとても便利である。
僕は、以前の病院も僕がいなくても、ちゃんと北海道で2番目のPCIをする施設として、成長している。おなじように、札幌ハートも僕がいなくても、成長し続けてくれると思う。
ありがたいことに、僕は優秀な部下がたくさんいてくれている。彼らがここを成長させてくれるでしょう。
世代交代は、この時代においては、トップが自ら辞めなければ、いけないということです。そうするとおのずと変わる新しい力がでてきます。
世代断絶という言葉があり、それとともに、世代交代、老害という言葉をよく目にする。
長い人類の歴史のなかで、産業革命やITなどにより時代が一気に代わり、世代断絶が強くなったのだろうか?
もし同じ技術や同じテクノロジーの世の中であれば、優秀な人が仕事をするのが、一番だと思う。そうなると年齢は関係なくなる。もし若い人にアドバンテージがあるとすれば、長期に働くという終身雇用制の概念があるときだけだと思います。いまは、それも崩れてきていくいるので、年齢に関係なく優秀な人材が仕事をすればいいと思います。
僕より前の世代の人は、団塊の世代と呼ばれ、学生運動などで世の中を変えるということをやっていた世代であり、とても雄弁な人が多かった。僕はちょうどそのあとで、テクノロジーの進歩とともに、成長してきた。とくに高校から大学にかけては、コンピュータの創世記であった。その後は、医者になってからは、携帯電話やネットによるSNSの進化とともに歩んできた。
仕事としている循環器においては、カテーテル治療がちょうど成長する過程とともに、成長できた。医師3年目からいまに至るまでですね。
いまも、しっかり成長をし続けてるので、なかなか同じ勉強量であれば、下が追いつくことは理論上無理だと思えます。
追いつけるときは、頭が老化して手が思うように動かなくなったときなんでしょう。
と考えると同じフィールドで先行した人を越すためには、その中でのテクノロジーの変化がなければ、追いつくことはよほど才能がないと無理だと思います。
世代交代は、まっているのではなく、それを超えるための戦略がなければ、いけないと思います。
僕は、そのような人がでてくることはなさそうなので、定年で一線を退くのが、一番だと思っています。
ネットで炎上などネットならではの、事象がおきています。とても、不思議なのが、匿名にちかい人の同様の意見が集まるとそれが、とても問題なように報道されています。建設的な意見であれば、いいのですが、単なる批判や、悪口などは、意味があるように思えません。ただ、エンタメとして楽しいし、あとは他人の考えを知る上では勉強になるので、僕はネットをよくみます。
問題は、他人の批判によって、メンタルやられる意味が僕にはわかりません。肉体的な暴力であれば、理解しますが、精神的な暴力は、自分でコントロールできるので、僕から言わせると自分で自分を苦しめているように感じます。
でも、いい世の中ではないですよね。でも、こんなことで騒げる平和な日本という意味ではいいのかもしれません。ウクライナの状況をみていると戦争はほんとうに、悲惨だと思います。そして絶対避けなければいけないとも思います。