できないもしくは、ネガティブな発言は、よくないと日々思っていますが、最近に気になったことがあります。
1)ほかの病院で、色々と外来などをやっていると、気になることがあります。エコーなどの検査を次回の外来時に予約しようとすると、予約がいっぱいといわれます。みてみると、なんと一日の枠が12件しかはいらない。そんなシステムだと、一日の外来患者は10人以下のクリニックレベル以下のエコー件数です。それしか、できないシステムがおかしいということをなんとも思わない体制と、そして、そのために次回の外来時に一緒に検査したほうが患者さんは、楽にも関わらず、できないからということで、わざわざ検査だけ受けに病院にきます。これは絶対おかしいです。
2)ある病院で、朝にエコーをしようと思ったら、といっても8時半ですよ。透析を受ける前にしたいと思ったら、患者さんを連れてくる人がその日は連れてくることしかできなくて、透析センターでは手が混んでいて朝はその患者さんについていることができない。だから、朝にエコーすることができないという返事をもらいました。これもおかしいです。
これらは、できないということを簡単に認めてしまったことが原因です。どうしたら、患者さんに迷惑をかけないで、できるようになるかを考えないで、できないという一言でかたずけてしまうのが悪いんですね。できないということは、簡単なことです。でも、できないという限界は自分がつくるものです。できないという言葉は、基本的に使用しないほうがいいと思います。
やはりノーといわない姿勢が重要だと痛感しました。
Tsutomu Fujita M.D. Founder of SCVC, Chief of cardiology in Bali international hospital. Please contact me Email rotamanlaser@gmail.com, WhatsApp +818032356345
藤田先生への質問、お願いなどなんでも、
2007年12月1日土曜日
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これは、個人のページになります。いまはバリにいますが、いつでも、相談に乗ります。
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3 件のコメント:
できない、という必要もありますが、いかがでしょうか。
貴殿は、精神科も小児科も何でも、診ていただけますでしょうか。おそらく、ノーと考えます。貴科で予約で診察を取っていたとして、1時間10人予約の枠が無いところに15人入れるコトは可能でしょうか?
もし、可能とおっしゃるのなら、患者さんをモノとして冒涜していることにしかなりません。きっとブログ主さんは、患者さんの診察の時間が短くても、どうにもなる病気しか見られていないのでしょう。
非常勤で行かれている病院であれば、その病院の方針に従うべきとおもいます。うだうだ、ブログで言うのはかっこ悪いとおもいます。いやなら、非常勤で行かなければすむ話だし、患者さんにも不便だったら自分の常勤先にいったら、という一言で済む話です。
もし、非常勤先の病院スタッフと仲がよければ、どうして1日に12件しかエコーが入らないのか、ということを聞いてみてもいいかとおもわれます。緊急でエコー検査が入る分余裕をとっているのかもしれないし、病棟用に枠を取っているのかもしれないし、エコーをしてくれる人が、契約で短時間しか出来ないのかもしれません。もし、そういう理由がなくて、tea breakのため、ということであれば、見限ればいいだけの話です。
私は僻地の病院に勤めていますが、ノーと言い続けている毎日です。ホントは、全部受け入れられたらかっこいいんだけど、そうすると、誤診は増えるし、自分は過労死しそうになるので、かっこ悪いけど自分のところに診察に来ていただく、患者さんのために、出来ません、とあえて答えるようにしています。
ブログの主は全部ノーというなとは言っていないのだと思いますよ。恐らくはマンパワー的にも彼の病院と変わらぬ施設あるいはそれ以上の施設なのに彼の病院で出来ていることをそこで出来ないことに対してわだかまっているのではないでしょうか?ブログによれば最近大きい病院に行くようになったと書いてありますから、例えば1人、2人で運営されている放射線やエコー検査の人たちに対してのコメントとは私は読めません。『その病院の方針に従えば・・・』とありますが本当に患者さんのためのことを考えるのであれば病院の方針を変えるべきと考えます、派遣うんぬん病棟うんぬんの理由があるのならば人を雇うべきです。それが患者さんのためだと思います。病院にいくために(しかも検査だけのために)40Kmも離れた場所から通っている人もいるのですから。公務員や硬直した組織に良く見られる、やってもいないのに「出来ない」と簡単に言うことが嫌いな私はブログの主に賛成です。匿名さんのおっしゃることも理解できますが出来ない理由が明確ならばまずは理由をつぶすことが大切だとおもいます。
匿名先生、僻地での医療は本当に大変だと思います。ご理解申し上げます。それにより、疲弊している職員、病院など、気持ちも後ろ向きになり、さらなる悪循環に陥る状況を察します。
あきらめる、見限る、すでにオーバーワークという思いなど、negativeな状況になりやすいからこそ、変えれる一番の状況は、自分の環境しかありません。その中で用意にできるのが、前向きな発言であり、前向きな思いだと思っています。
前向きさんと同様に、古い硬直した組織が必ず陥る、やる努力もせずに、簡単にできないとしてしまう。組織はきらいです。
人生楽しく、前向きに生きれたら、どれだけ楽しいか?それは、実は自分の心構えでどうにでも、なると思っています。
でも、匿名先生の気分を害したので、あれば、申し訳なく思っています。
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