札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2015年3月14日土曜日

CTOで大阪に。

一例目 40代 LCXのCTOレトロチャンネルはありますが、epicardはすべて通過せず、アンテからGAIAでintimal trackingも通過せず、クルパラも通過せず、解離が大きくなったので、IVUSガイドでintimalを取り直し、コンクエストでintimalを取り直しそこからコルセアかぶせてからワイヤーをGAIA1に交換して菅野抜きでdistal に通過した。

やはり、GAIAは、intimal trackingするのに最適はGWです。レトロができないときは、最期は、IVUSガイドですね。

2例目 50台 LADCTO CTOの距離は短いが心機能がわるく、末梢の血管が細いために治療時間を短くするためにretroファーストで、レトロチャンネルはsionが簡単に通過してレトロからアンテのwireを目安に、KWで通過してガイドライナーにいれてエクスタナリゼーションで、完了。
3例目 40代 RCA CTO これは難しかったです。アンテからは#3のCTOの走行が不明。とても アンテからワイヤーを操作できるイメージがなかった症例です。そしてCTOのdistal側は、#4の分岐部での閉塞のパターンです。このタイプは、レトロからワイヤーいれても#3に自動的にGWが通過しなければ、とても難しくなります。
アンテからは、通過は困難なので、最初からレトロでsepから通過したが、コルセアがチャンネルを通過せず、カラベルが通過した。しかし、#4から#3へのスタンプがないために、GAIAが入らず、コンクエストで穴をあけてからGAIA2でのナックルを開始も病変部が硬くなかなか通過せず、しかしナックルをすすめるとあきらかにアンテとずれる。IVUSでも確認したが、レトロのワイヤーやアンテから途中ででる枝はない。血管外の可能があると判断して、アンテから#3が走行不明のためにXTRでのナックルで#4付近まで進めて、IVUSでレトロのワイヤーを確認したが、やはり見えないために、最初にレトロが入ったところは血管外と判断してワイヤーを残して、造影をしたところパーフォレーションしていたために、コイルをつめてから止血、その後にアンテのナックルに向かってコンクエストでペネトレーションを測り、その後はXTRナックルでIVUSでレトロのワイヤーはintimalであることがわかり、ちょうどアンテとレトロがくっつくところをreverse cARTしてからガイドライナーCARTでワイヤを逆行せいに通過させて、あとはIVUSで#4の分岐部が無事であることを確認し、ワイヤーを #4AVにもいれて、KBT後に#1から#4までステントをいれて終了した。#4の分岐部のCTOは通常のワイヤーが入らないときには、コンクで穴をあけるがそこからナックルではいっても、今回のように血管外ということがあるので走行が不明のときは、今回のようにアンテとレトロのナックルによる走行の担保が重要だと思います。

4 件のコメント:

水口 さんのコメント...

ネットを徘徊していまして、偶然当ブログを発見いたしました。
クリニックのHPやFacebookの方も拝見いたしました。
八尾徳洲会にて16:30頃~(3例目?)お世話になった者です。
迫田先生や他のスタッフの方々と共に、大変長時間に渡り私の治療に携わって下さいまして、ありがとうございました。
この場をお借りして、御礼申し上げます。

rotaman さんのコメント...

コメントありがとうございます。水口さんのは大変でしたよ。でも、うまく治療できて本当によかったと思います。これからも、迫田を信頼して病気が進行しないようにしっかり管理してもらってください。

水口 さんのコメント...

有難いお言葉、ありがとうございます。
精進してゆきたいと思います。
この度は本当にありがとうございました。

rotaman さんのコメント...

僕も、札幌に帰れなくなり、大阪に泊まることになりました。若い方であれば、今回の成功は人生に大きく影響を及ぼしますので、やりがいがありました。健康を大切にしてください。

こちらこそ、投稿ありがとうございました。