札幌ハートセンター

札幌ハートセンター
Dr Fujita's blog. Enjoy it

2019年11月29日金曜日

異文化との交流

日本の美学と世界の美学はちがう。中国の方と色々交わるうちに、日本のいいところ、悪いところが見えてきます。

まず、悪いところ、なんでも完璧を目指すために、ものごとが進まない。僕はもともと、やってみてだめなら、変えようが方針でしたが、日本人は、やってだめならどうするという考えがある。で、失敗したら、それみたことかと責められる。

これでは、物事は完璧にしなければ、進められない。そうすると、結局色々時間がかかってしまう。

で、世界に取り残される。

いいところは、質の高さと完璧を目指すところです。手を抜かない。ずるをしない。でも、時間をかけては、だめ。

世界で戦うためには、ある程度の質で早く仕事をすすめて、進める途中で訂正しながら、質をより高める。

なにも決めないままでぶっつけ本番で、やろうとすることもあります。それはそれで、いいのです。

海外と混じると色々見えてくる世界があり、刺激的である。

最近、患者さんから連続して言われたこと

6月から、積極的カテーテル治療をしていますが、治療をうけて、朝退院の説明をするときに、同じようなことを言われました。

外来でみる先生とカテーテル治療中の先生は別人だと。

詳細を聞いてみると、カテーテル中は、饒舌であり、軽やかに仕事をしているそうです。外来中は、話かけにくい雰囲気らしいです。

自分ではまったく無意識でした。

残念ながら、カテーテルしている瞬間が楽しいんでしょうね。自分のイメージと治療行為と指先の感覚とのシナジー効果など、いろんな刺激を受けれるからでしょうか?

やはり、僕は職人なんですね。

でも、老害にはならないぞ。

2019年11月28日木曜日

SCVCは、ビジョナリーカンパニに

ビジョンが明確でないと、ワクワクできないし、将来に楽しみもない。

今後僕らには、夢、希望、ビジョンがある。

アジア一番、最高の医療を提供する。中国とのシナジー効果。新病院設立である。

第四期工事が、増設か移転か?

病院内のシステムの多くをITで、人の作業を減らす。日本最高のIT病院にする。
アカデミックにも、AMG内のビックデータから、論文作成などなど

2019年11月26日火曜日

仕事

開業したのが、46歳?今年で、58歳に僕はなります。開業時と変わったことは、髪が白くなったことと、明らかに、おじーちゃんになったことです。

でも、仕事に対する気持ち、向上心は、一切衰えた感じがしません。まだ、ワクワクを欲しがる自分がいます。

人は、いつまでは若く入れません。肉体的には。でも、結局中身は、昔から変わらないみたいです。

自分のスキルをアップさせることはとても重要です。でも、その裏に、組織の中では老害になることを自覚しないといけません。強くいうならば、自覚していない老人が多すぎですかね。

僕はうんのいいことに、とても優秀な部下に恵まれています。長所、短所はありますが、成長がとても、僕自体の成長につなげてくれます。

この札幌ハートセンターを、次につなげて行ってもらって、いつかアジア一番、世界一番の施設に成長するための、礎になるために、日々頑張らせてもらっています。

感謝。

2019年11月21日木曜日

学会、研究会参加の意味

自分のロールだけ、参加では、意味がないというか、時間の無駄。自分の貴重な時間を割いて、本来の病院業務を抜け出して、そこに行くためには、それなりの対価がなければ、もったいないと思います。

ネット時代になり、良くも悪くも、情報は簡単に手が入るようになった。足を運ばなくても、情報が手に入る。

なぜ、時間とコストをかけて、その研究会、学会にいくのか?朝から晩まで、その会に参加して聞くのならば、意味のある収穫があると思います。

自分のロールがメインであるならば、どこに意味があるのか?

当院では、鹿島は、いろんなところに、海外含めて参加させています。それは、彼のスキルをアップさせることもありますが、当院の宣伝、若手ドクターのリクルートをメインにさせています。
八戸、菅野、金子、原口、北井なども、ほとんど。その目的です。

これから、どの業界も、広告費は厳しいものになるでしょう。メーカーも、意味のあるものしかお金が出せなくなるはずです。

いい時代です。

2019年11月10日日曜日

Speed

手技のスピードをはやめるためには?

1)一番は、手技を変えるときの、時間をなくする。一例ですが、ワイヤーを交換するのに、ワイヤーを抜いてから、次のワイヤー言ってそれをだしてもらう。その間、30秒は止まりますよね。無駄です。理想は、このワイヤーがダメだとおもう。30秒まえに、次のワイヤーを準備させておき、待ち時間ゼロで、次のワイヤーを使います。

手技が止まる時間を徹底して省くことが、スピードを上げる肝です。

2)手技のスピードをあげる。コントロールできる範囲であれば、早い方がいいに決まっています。ワイヤーの回転させるときも、コントロールできるのであれば、僕はトルカーなんかつかいません。指でこねるように回したほうが、10倍以上早く回転させれます、どのようなときに、トルカーを使いワイヤーを操作するか?CTOや、分岐部などワイヤーの方向、押し引きが微細に必要な時だけです。

微細は操作が必要なときも、ワイヤーを90度回すのに、コントロールできるのであれば、早い操作の方が効率があがります。僕は、イメージ15度から10度の範囲でコントロールしていますが、その操作はとても早く動かします。

そのときに、大切はなのは、コントロールできていることです。それは、自分が手元でやった行為が、冠動脈の中で、どのような挙動をしているかが、イメージできていることです。

ゆっくりしなければ、操作ができな状況は、極めて少ないと思ったほうが良いです。

このように、無駄を徹底して省く意識が重要です。


2019年11月9日土曜日

Speed and Quality

これからの我々が目指す方向は、Speed and Quality。病院経営、医療。すべてが、これを目指します。

無駄な時間を節約し、不要な質を切り捨てる力こそが、重要。

2019年11月3日日曜日

rotaバーの動かし方

rotaバーモーションは、当院では、バーコントロールがしやすいことから、ぺっキングは避けています。

色々理由がありますが、丁寧に削ることが、再狭窄予防になると信じているからです。そのためには、技術が必要です。


とりあえず、バーの動かし方です。

病変まで、ゆっくり近づき、病変近くで、さらにゆっくりなり、削るポイントでは、停止に近い状態ですが、音が下がれば、クイックにプラットホームまで、一気に戻します。

バーは、静止状態を維持することはしていません。バーは常に動かし続けるこれが、肝です。