カテーテル治療含めて患者さんによい結果をだせるという覚悟のもとに、治療に臨むわけです。
ときには、時間がかかり、合併症がおきて、時間がとてもかかることがある。でも、治療を成功させなければ、いけない。
そのときに、問題になるのが、ガイドラインやいわゆるアルゴリズムに乗っているかどうかです。
ガイドラインは、標準化の治療を提供するものであり、それがすべての患者を救うわけではないが、多くの患者にメリットを与える治療の標準化といえます。アルゴリズムもしかりです。
しかし、そのガイドラインを超える治療をしないと治療ができないことはしばしあります。患者さんとそれを相談して、治療に臨みます。こちらも、覚悟をもって治療を成功させます。
一番楽なのは、ガイドラインでは治療のメリットはすくないですので、治療はできませんということです。
困っている患者さんにもです。それで明らかに不利益があるだろうと思っていてもです。
これからも、困っている患者さんがいれば、ガイドラインから溢れる患者含めてすべての患者を救いたいと思っています。
患者のためにする治療が、ガイドライン、アルゴリズムから外れるからといって、治療をしないというのは、僕の医者としてのスタンスからはないです。困っていたら、患者さんが希望すれば治す。
例ですが、詰まった血管を安全に治療ができたら、もとに戻したほうがいいに決まっています。ただ、メリットとデメリットを自分の技量で決める必要があります。ガイドラインはあくまでも、不特定多数の医者の平均での結果です。自分がそれを越えれるような努力をしなければ、ならないと思っています。
PCIのデメリットは、合併症とSATです。再狭窄は、デメリットとは感じていません。
ですから、合併症の管理と、SATの予防には、神経を使います。IVUSでステントがしっかりひろがっているか?内服をしっかり飲んでいるかの管理を徹底しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿