2009年の患者さんです。お腹が調子がわるく他の病院にいってみてもらっても、なんともないといわれて、当院を受診しています。
CTでは、重症な狭心症です。すぐの入院ができず、3日後に入院予約としました。
入院の朝に、突然死されたと、娘さんから連絡がありました。
即日入院させればと悔やまれた方です。
やはり、初めて来た日に、検査を終わらせ、治療方針を立てるということがとても、重要だということです。
他の病院では当然心臓を調べていないし、調べようとしても、予約でCTまでは時間がかかったでしょう。
当院では来たときに、重症の狭心症という診断までできて、内服も開始して、カテーテルもすぐに組みました。
それでも、間に合わなかった。
このような人が一人でも、これからつづくことがないように、即日検査、異常があれば、すぐに入院としています。
この方の心臓CTAです。
Tsutomu Fujita M.D. Founder of SCVC, Chief of cardiology in Bali international hospital. Please contact me Email rotamanlaser@gmail.com, WhatsApp +818032356345
藤田先生への質問、お願いなどなんでも、
2015年2月26日木曜日
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9 件のコメント:
腹部に不調を訴えるも、実は心臓疾患・・。
これが、南淵先生がセミナーで話されていた放散痛なのでしょうか。
セミナー動画を見て、素人がふと思ったことゆえに、もし違っていたのならお許し下さい。
何れにせよ、専門外を理由にせず、きちんと診断をつけてくれる病院・医師に身を任せることの大切さを再認識しました。
そのとうりですよ。
腹痛で、病院に入院して、心筋梗塞ということはよくあります。
こわいですよ。心臓は間違えば命を失う病気ですから、万が一を考えると、即検査がとても大切なんです。
それがとても大切と再認識させてくれた患者様でした。
心臓病は怖いですね。
おなかの調子が悪ければ消化器科を思い浮かべますが、どんな症状で現れるか素人にはわかりません。
もっと早く診断がされていたならと、お気の毒ですね。
多くの病院では、受診して検査の予約・その後に結果を聞きに行ったりと、数週間かかったりするのは珍しくありません。
知人が健診で胃潰瘍だからと言われ、1ヶ月後の内視鏡の検査予約をして、その間食事とかとても気を付けて過ごして、いざ検査を受けたら治っていたと話していた事がありました。
検査によっては当日と言う訳にもいかないものもありますが、1ヵ月もの期間は如何なものかと思いました。
その日のうちに結果が出れば、手遅れにならないで済みますね。
重症狭心症が疑われるのであれば、造影CTは狭心症を悪化させる恐れがあり、禁忌なのでは?造影CT検査をせずに直接カテーテルをすれば、3日後のSCDは防げたということはないでしょうか?造影CTをしてしまったのなら、何としても入院させるべきだったのでは?小生は外野。もちろん、結果論ですが。
コメントありがとうございます。造影カテーテル検査自体は、以前から狭心症の増悪させることがあります。それは直接冠動脈に造影剤がはいるからです。しかし、冠動脈CTでは造影剤は直接冠動脈に入らず、それが狭心症を悪化させる可能性は極めて少ないと思っています。とはいえ、この方の場合は症状から、いわゆるACSを疑えばCTなどせずに、緊急入院のカテーテルになったと思います。今回は、症状からは胃痛を訴える狭心症の疑いで、CTでわかった重症三枝病変であり、狭心症としては安定していましたた。しかし、入院は進めていますが、この時点で入院を本人ができないということで、帰っています。やはり、ACSのように症状が悪く持続しないと帰ってしまうかたもたまにいます。
ただ、このような方を他の施設ではどうするか?ACSを疑わなければ、心電図、エコー、負荷心電図、CT、採血ですが、それをその日のうちに検査して、結果をだすことが可能でないことが多く、診断が遅れます。それもかなり遅れます。この方も、もっと早く当院に来てくれれば、なんとかなったと思っています。
なかなかするどいコメントありがとうございます。
造影CT後、数日内に心筋梗塞を発症したケースを2例経験していましたので、先ほどのコメントをしたのですが、藤田先生の施設ほどCTをされている施設はないと思いますので、先生の言われる通りCTはカテーテルより安全なのでしょう。
先ほどの小生のコメントは、読んでいる他の患者さんに誤解を与えかねない内容で申し訳ありません。安静時心電図や症状のみではdetectできない重症狭心症もありますからね。
ご返事ありがとうございました。
いえいえ、とてもするどい質問だと思います。冠動脈造影自体が狭心症を悪化させるということを知らない医者も多いですから。
また、コメントよろしくお願いします。
選択的冠動脈造影や冠動脈CTをしたくらいで狭心症が悪化するような重症な狭心症は、すぐに診断して、PCIなりCABGするのが肝要という事でしょう。それを冠動脈造影や、冠動脈CTしたから患者が悪くなった、と結論付けるのは理論的に間違いでしょう。
>造影CT後、数日内に心筋梗塞を発症したケースを2例経験
単に検査後の対応が遅れただけなのでは?、数日以内に治療できたのでは?と考えることは出来ないでしょうか?
匿名さん、コメントありがとうございます。冠動脈造影は、造影剤が流れます。造影剤自体に、血栓を惹起することがあるので、ACSのような病変ではさらに不安定にすることがあります。ただ、直接造影剤をいれなければ、問題なしと思っています。
ただ、匿名さんの指摘どうり、すぐにの対応が必要であった可能性もあります。
コメントありがとうございます。
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