数学は、答えが基本的にはひとつです。
芸術に関しては、音楽も含めて、なにがすごいのか?実際は僕にはさっぱりわかりません。
過去のそれなりの人がすごいという評価をする人が多いと、その作品はすごいということになっているのかもしれません。
また、そのような感性がある方が観たり、聴いたりしたときに、その凄さがわかるものだと理解しています。
ただ、プロと言われる方は、しっかりと基本を勉強をして、そこに欠かさない日々の練習およびトレーニングを積むことによりよりすごくなっていくのだと思っています。
僕は、プロがやった仕事には、信頼があるので、よほどのことがない限りは、口をださないようにしています。
逆に僕が長年積み重ねてきた医療に関しては、同様です。
今回の佐野氏のエンブレム問題をみて、その道のプロでない方が評価を下し、その道のプロ出ないかたが、作ったエンブレムを、その道のプロでない方が素晴らしいと評価するのは、とてつもなく違和感を覚えます。
僕も外来をやっているときに、ネットに溢れている情報に振り回されている患者さんがたまに来ます。僕はいいます。プロの僕にまかせてください。プロには責任があります。責任のない言葉を発する人の意見を聴いても誰も責任とってくれませんよ。といいます。
食事についても、そうです。その旨さは、味だけとっても、とても繊細であり、その旨さは食べ慣れた人しかわからない味は間違いなく存在します。そして、それは食べログではわかりにくいとおもいます。
答えのないもしくは、みえない評価については、その道のプロの方達を信じて、やってもらうほうがいいとおもいます。
ネット社会は、とてつもなく便利であり、情報発信には役にたちますが、その情報に振り回されることなく、やっていきたいものです。
17 件のコメント:
野球の選手で考えてみました。
大谷選手の言うことなら、納得します。
でも斉藤選手の言うことは、納得できないかもしれません。
同じプロでも成績によって信頼が全然違ってきます。
医師は野球選手のように数値で判断ができないですし不安になるのでは?
日本にいる医師全員が藤田先生みたいだったら、悩む必要もなくなるのでしょうけど。
成績はみえるから、わかりやすいですよね。ピカソの絵も、見る人がみれば、通常の絵を分解していることがわかるらしいです。プロにしかわからない世界があり、それをプロでない僕らに理解しろというのは、無理だと思います。そしてそれが理解できるようなら、そのプロはたいしたことがないともいえるかもしれません。
医者については、そのような意味でランキング本がでてきました。数だけやればいいのかという批判はさせおき、一つの目安になるのではないでしょうか?
医療においては、信頼がとても大切だと思っています。すべての責任を背負う気持ちで患者さんに接しれなければいけないと思っています。
月曜日は鵜野先生の外来受診でした。
凄く混んでいましたが、次回の検査予約などで時間がかかりましたが、受付から会計まで2時間程度で終わりました。
行く時は路線バスには間に合わなかったけれど、病院の送迎車には楽勝と思っていたら出口を間違えてダイエー側に行ってしまい、向かい側を病院の車が走っていくのが見えました。
大失敗です。
久しぶりに行ったハートセンターですが、看護師さんの数がずいぶん増えましたね。
長い髪の方が多いようですが、皆さんきれいにまとめられてとても良い印象でした。
今はネット社会ですから、多くの事はネットの検索で済みますが、ネットにも割とアバウトでその道のプロに聞いた方が間違いないと思う事も多くあります。
病気に関してなら信頼できるDrに、透析の方や特別職が必要な場合は管理栄養士にと、その方が完璧に正しい答えが返ってきます。
待合室で患者さんの会話を耳にしますが、お互いに自分の知識だけで不安をあおっているような、不幸合戦をしているような場面があります。
せっかく受診しているのだから、担当医に聞いたら良いと思いました。
髪の毛よかったですか?ありがとうございます。自覚した職員のおかげですね。
芸術は、心に迫ってくるものが良い芸術であり、形などありません。葛藤、闇、挑発、汚いもの、何でも良いのです。
ですが、良い芸術は、向こうから語りかけてきます。
医学に芸術を無理やり当てはめると、患者と医師との信頼関係になると思います。つまり、医師と患者の見えない信頼関係こそが、芸術なのです。
匿名さん、そのとおりです。信頼関係が芸術だと思います。そして僕もなによりもそこを一番重要視しています。
素晴らしい表現ありがとうございます。
職員は改善。あとは藤田理事長が身だしなみをととのえることですね。
職員はすごく改善されました。感謝です。僕の身だしなみもしっかりしないとだめですね。
理事長はそのままの、織田信長でいてください。変わる必要などなしですよ!
先日アブレーションを受けました。
ドキドキ感もとれ、とても感謝してます。
ただ残念なのが、治療を受ける向かいの部屋から笑い声が聞こえてきました。
青色の服を着た集団が、出て来ました。
あの部屋はなんの為にあるのでしょうか?
こちらは、緊張や不安で落ち着かないのに
笑われている様で不快です。
外科の緊張を取る部屋です。
私もアブレーションを受けました。
凄い緊張感でしたが、私は、変わっている人なのかはわかりませんが、かえって、笑い声から、パワーを受け取ります。
患者の近くで度を越した、笑い声は常識的に?かもですが、緊張の前に笑い声は、天から、あなたは、だいじょうぶだよ、と、応援してくれている気がします。
人それぞれ受け取り方は違いますが、胸部外科の緊張感から解放された、善意の笑い声とは思いますよ。
ドキドキ無くなって、良かったですね。
色々な考えがあり、難しいですね〜。
私もかってアブレーションを2度受けましたが、1度目は普通の手術場と違いモニターに囲まれている状態で、もの珍しさで他の事は目に入りませんでした。
2度目は先に体験しているので、また同じ痛みかと早く終わる事だけ考えて,
これまた何も感じませんでした。
自分の事だけに集中して、他の事は耳に入る余裕がなかったのかもしれません。
楽器の演奏をするような防音設備の整った部屋でない限り、音を完全に遮断するのは難しいのでしょうか。
コメントありがとうございます。外科の緊張をとる部屋など作った覚えはありませんので、適宜確認をします。カテーテル治療中、アブレーションもPCIもカテーテル室の雰囲気を和らげるために、ある程度の話や笑い話は可としています。ただし、過度すぎると、患者さんに不快を与えるということを職員に理解してもらいます。
ご指摘ありがとうございました。
受け止め方はそれぞれかと思います。
それでも、青色の服の集団は異様に思えました。ある程度の談笑は良いともわかりますが、これから治療に望む時はやはり気になりました。
背の小さい看護師さんや眼鏡の男のスタッフさんは私の質問に丁寧答えてくれたり、何かする時も声をかけてくれたのでそのギャップもあったと思います。病気を見つけてくれた藤田先生、治してくれた鵜野先生に感謝しています。
コメント、参考になりました。ありがとうございます。
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