札幌ハートセンター

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2022年8月11日木曜日

能力主義

 能力主義、実力主義は、それに見合う人には、とてもいいことだと思います。自分を振り返ると、決して能力も実力も高くない僕は、努力を自分のできる範囲ですることが精一杯でした。研修医の時も、努力するしかなかったし、患者を治せる医者になるために、大学に残らず、研究には、全く興味がなく、民間の徳洲会でなんでもできる医者になろうと思い下野した感じでした。当然、能力が高くないので、海外留学なんてできる器でないとわかっていたので、留学は国内留学のみ。努力のみで、ここまできたという自負があります。特別なことではなく、努力をしただけです。

なので、全ての人にチャンスを与えてあげたいと思っています。僕ができなかった、海外留学は、論文作成などどんどん与えてあげたいと思っています。

なんで、大学にも残らず、留学もせず、論文も書かず、医者としてのアカデミックな実績が全くない僕がそのような選択をしたか?

アカデミックでは患者は救えない。今でこそ、いろんな内科、外科などを回ることにより総合的に患者が診れる医者になれるが、僕の時は、そのシステムがなく、内科など科を決めたら、それ以外は診れない医者になってしまい、救命救急もできない医者がたくさんいたのです。そのためには、僕は下野するしかなかったです。

大学の教授にならない限りは、アカデミックなものは自分の知識、技術も磨く以外には、不要と割り切って、やってきています。そして学会発表は珍しい治療とかは発表したが、それ以外は自分の勉強以外は興味ありませんでした。なので、コロナになってウエブで参加できるので、とても便利になりました。

極端なことを言うと、自分の勉強や病院のためになること以外には、興味はないと言うことですね。なので、人にかわっていると言われます。

臨床医は、患者さんを救わなければいけないし、そのために手も抜かず、一生懸命やらないければいけないのです。


ブラックでも仕方ないのです。この職業を選んだのですから、と、僕はそう思っています。

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