トルコで完全に詰まった血管の治療の指導にいきました。とても、刺激的でした。IVUSを使用したこの方法は、みながマスターすべき手技として認知されています。
なぜこの方法の普及にこだわるのか?
レトロの問題点、1)治療中にトラブルが起きやすい。(穿孔、ショック状態)2)一見健康冠動脈にデバイスを通過させることの問題。将来の動脈硬化などの進行など(ただ、これはエビデンスでは証明されていない。)
とくにレトロが簡単でないケース、エピカルドチャンネル、低左心機能症例では、リスクが効率にあがります。よくレトロチャンネルを通過させて、PCPSなんてケースです。
HDR TDHDR TDADRでは、このような問題がほぼ皆無です。
ただ、末梢の血腫の拡大などを懸念されます。とくにCTOの部分をこえて、乖離を故意的につくる、もしくは、末梢への血腫の進展です。ただ、これは、対処方法がわかっていれば、解決できますし、一年後のフォローでも、問題は起きていません。
CTOの患者さんは、その閉塞した部分以外にも、動脈硬化がありますので、それをどのように進行させずに、管理させるかが、重要な問題です。レトロから、健常と思われる血管から治療をして、穿孔、コイリングをしても気にしない。レトロから乖離をつくって、結局抹消に血腫ができても、気にしない。しかし、HDR TDHDRで治療をしたときに、抹消に乖離、血腫ができたときは、気にする。不思議です。subintimalの治療に慣れる必要があります。

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