札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2007年5月25日金曜日

euro PCR07に参加してます。


スペインで、世界で一番大きなPCIの学会があり、参加してきました。内容は、冠動脈の治療に関しては、特に普通でしたが、末梢血管の治療は、やはりいろいろと勉強になりました。そして、僧帽弁の閉鎖不全および大動脈弁の狭窄の経皮的な治療法がたくさん紹介されており、やはり将来は心不全の治療も我々の手で治療が簡単にできる時代がきているという感じがしました。

PCI,PPI,CRTD,ICD,ablationにPTMVR,PTAVRができるようになったら、患者さんの治療のリスクは大変すくなくできると思います。では、外科がすくなくなるのかというと、違うと思います。外科のいい点は、IMAのバイパスはステントより勝るということです。20年先を考えて治療をするということを心がけると、外科の将来は明るいと思います。そのなかでも、hybrit治療といって、LITAを内視鏡でバイパスして、同時に残りの冠動脈をDESで治療するというものです。時間差があるけど、同様なことを当院でもやっています。もう少し煮詰めて、経験を積んでいきたいと思いました。また、末梢の治療では、ターボブースターという新しいレーザーの手技もみれました。個の治療で、日本の末梢の治療の領域に光をあてたいですね。

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