札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2011年9月30日金曜日

どんぶり勘定経営

病院の経営には、2種類あります。きめられた収入のなかで、いかに利益率をあげていくか?そのために、材料比率をおとし、人経費を適正なところまで、コントロールする。おおくの病院がとっている経営方針だと思います。

当院は、いかに患者さんのために、いいことをしてあげるか?そのために良い機械の購入、余裕のある人員配置、職員のモチベーションアップへの経費計上などを考えています。きめられた収入のなかでこんなことをやれば、大変なことになりそうです。しかし、患者さんのためにいいことをしてあげようとすると、患者さんが増えて、収入がふえて、結局利益率はわるくなりますが、利益はしっかりとでます。ただし、収入増がどの程度でるかは、まったくわからないので、完全などんぶり勘定になります。

医療は、人と人との接する職業なので、物をつくってうるのと違い、経費削減、人員削減などを利益率をあげるためにするとモチベーションなどがさがり、負のスパイラルから収入源になりやすく、、医療においては、通常の数字による経営は危険なのではと思っています。

どんぶり勘定は、陽のスパイラルから、収入増となります。患者さんため、職員のためのお金の投資が、しっかりとかえってくると信じて、これからも、投資したいと思います。

2 件のコメント:

yuzu さんのコメント...

金曜日は鵜野先生の外来でした。
午後からの予約だったのですが、混んでいたわりには意外と早く終わりました。
患者さん同士の会話が耳に入りましたが、あらためて不整脈で困っている人が多いのだと思いました。
経営も、一般企業なら売り上げなどの総収入から、人件費や法定福利費や減価償却などを見て利益の予算を立てますが、病院などの施設は患者さんがどの程度来るか、今年度の実績から予想をするしかないのでしょうね。
増築になれば、その分の人件費や諸経費などは予想がつきますが、どんな患者さんが外科的処置が必要になってくるかわかりませんから、経理のプロはどのように収支の予算を作るのでしょうか。
どちらにしても、心臓にかかわる治療が一箇所ですめば患者さんも安心ですね。
今は脳外や神経内科など、様々な医療機関で居宅介護支援事業所を併設しています。
一生付き合わなければならない疾病を持っている高齢の型には、こういう事業もあったら連携できて助かりますね。

rotaman さんのコメント...

経理のプロにまかせていたら、増築は無理といわれてしまいそうです。何人の外科症例があつまってきますか?といわれても、わからないですから。
でも、患者さんにとって、いいことをすることが、結局利益に結びつくということを信じて、やっていきます。