技術的な問題もありますが、それ以外の要因として、瞬間的な状況判断力がとても重要です。狭窄があるところのみならず、全体の冠動脈の状況を把握し、患者さんの心臓を把握して、患者さん自体の全身を把握していかないといけません。それから、治療の組み立てをする必要があります。
今回のライブに参加させてもらいました。それを再認識しました。
この能力が長けてくると、いわゆる視野が広くなり、透視画像をみながら、右のモニター状況、左にある患者さんの顔つきは、雰囲気も確認でき、すこしでも異変があれば、察知することが可能になります。このような幅広くなにか変という感覚を磨くことが、インターベンションでも、手術でも必要だと思います。
このような能力にすぐれている人は、街を歩いているときに、知り合いを先に発見できます。よく、知り合いを街でみるという人はこの能力がたけています。いつも街で知り合いに声をかけられる人は、この能力が弱いので鍛えたほうがいいです。
2 件のコメント:
私もどこに行ってもすぐに知り合いを発見してしまいます。
新井先生ありがとうございます。先生は、その才能にとてもすぐれている方であることは、いままでの経歴や、お話を聞いているとすぐにわかります。ですから、ピンとくるのだと思います。
これがないままPCIをすることが、悪いということを気がついてもらいたいですね。
コメントありがとうございました。
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