10年目が近づくにつれて、開業時からの当院の発展を考えると、次の僕の目標はSCVCを100年続く施設にすることです。
そのためにしなければいけないこと。
1)循環器専門施設として、すべての治療が可能な施設にならなければいけない。
2)次世代以降を担う人財の担保
3)患者第一、職員第二という理念。救急は絶対に断わらないという初期理念を職員のマインドにすりこむこと。
虚血性心疾患については、ほぼ完成の形がみえており、今後は、早期発見をいかにCTやMRIを駆使して、早期発見および予防に力をいれながら、症例を増やしていく。
不整脈は、過渡期であり、心房細動についてはしっかり治療が可能な施設となっていく。
外科は、いままでのバイパス、弁膜症、大動脈疾患などの確立した治療を継続できるような人財の教育、ステントグラフトなどの治療。
SHDは、今後の要であり、TAVI施設としての許可が得られた後は、患者発掘など北海道内にTAVIの恩恵が行き届くようにする必要があり、それが確立した後は、Mitral clipなどの治療にも積極的にトライする必要があります。
PCI、アブレーション、外科治療の症例数からするととても、バランスがとれた施設になった思っています。
あとは、その成熟をさせることと、当院でしかできない膨大な臨床データーから医学に還元できるような研究をしていく必要があると思っています。
100年続くためには、将来のビジョン、人財、それを推し進めるマインドおよぼ行動力が必須です。
頑張りましょう。
4 件のコメント:
本当に努力をされていらっしぃますね。
思うに、1つだけ足りないものは、一般内科ではないでしょうか?
自分では、心臓だと思って受診すると、実は心臓は何ともない場合も、結構あると思います。
そこで、患者側がどうすればよいか、途方に暮れる場合も多いと思います。
その後のフォロー、または、どこの診療科にかかればよいかを、トータルに指導して頂ける診療科、又はナースでも良いと思います。
でも、すごく頼りになる病院です。
益々のご発展をお祈り申し上げます。
一般内科は、僕ら循環器の専門医ですが、基本的には内科専門医の資格をもっていますので、通常どうりにみれます。心臓でなければ、すみやかに、他の科に連携することができなければ、本当の循環器はみれません。
ご指摘のとうりですが、ちゃんとそのスキルはもっていますので、ご安心を
半年前から道井院長、古堅先生にお世話になっています。
それまでの外来では納得がいかなかった説明も、両先生の丁寧で親切な診察と説明で心から信頼しています。何より薬の調整のおかげかとても体調が良いです。これからもよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。心不全などは、古堅が得意としている分野ですし、しっかり説明をして外来をしてもらっています。これからも、そのような外来を維持できるような仕組みを考えていきます。
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