札幌ハートセンター

札幌ハートセンター
Dr Fujita's blog. Enjoy it

2013年12月31日火曜日

大晦日です。

毎日入院が入っており、今日もカテーテルを2件いまからします。電話も多く、年末らしい。薬がなくなったという可愛いコールもあります。

今週の土曜日まで外来がないので、心配なんでしょう。

いろんな意味で不安がある人は、翌日の朝の8時半にきてもらっています。

僕が回診で病院にいるので、外来で診ています。

最近、知ったことに、僕は中学生くらいから、学校から帰ったら、一人でご飯を食べて、部屋にこもり、寝るか?勉強か?ギターか?家族との会話はほとんどなかったみたいです。なぜ知ったかというと、たまたま家族と、昔話しがでて、父がよく出張に出かけたときは、必ずおみやげにケーキを毎回買ってきたという話を聞いて、僕にはそんな記憶がありません。それでどうしてその記憶がないのか?と聞いたら、僕はいつも部屋にこもっていたことを聞かされ、記憶が蘇りました。そればかりか、父が老人になるまでまともに父と話をしたことがなかったことにも気が付きました。この生活パターンは、いまの僕のパターンに基本なんでしょう。やりたいことを最優先して、そのために食事、寝る時間を調整するという方法です。普通なら、家族との会話を優先して、家族団らんを優先され、ひきこもりは許されないでしょうが、両親は僕がやりたいことをやらしてくれていたということに、気が付きました。

父が一番喜んでいたことは、僕が医学部に入ったときだそうです。
親の気持ちは、一生わからないのかもしれません。ただ、両親は僕のために、多くの時間とお金をかけてくれたは、事実であり、それに答えていかないといけないとおもいます。

仕事は、恐ろしいくらい順調です。仲間が増え、自分の夢がどんどん大きくなっています。

とても、いい年でした。来年はさらに成長するように努力をしつづけます。

両親に感謝。

2013年12月29日日曜日

人が良い。

よく言われます。でも、仕事をしているときの、自分はとても人が良いとはいえません。仕事を突き詰めていくと、どうしても、ひとでなしでなければいけない部分があり、自己犠牲などができなければ、上にあがることはできないとおもいます。

自分のこの人でなしと、人の良さは、どこからくるのか考えてみました。

結論は、社交的であり、商才に長けているが、人には厳しい母方のDNAと、寡黙であり、公務員的な仕事が得意で、決して人の悪口を言わず、自分よりも人のために考える父方のDNAが混在したせいだとおもいます。

ときには、傍若無人のわがまま大王であり、ときにはお人好しと言われる所以ではないかとおもいます。

普通の家庭に生まれ、たまたま入った医学部を楽しみ、通常であれば医局に残るところを、あっさり自分が目指す医師のために医局を捨てて、徳洲会で研修をするところなどは、かわっていると当時は言われましたが、これもすべて親の影響を遺伝子および環境因子で受け継いだおかげです。いまもそうですが、いろんなことを失う怖さよりも、自分が悔いのない人生を送ることが重要だと思わせてくれたDNAに感謝です。

今日は、カニを食べにいきます。感謝。

今年を振り返って。

開業して6年経ちました。自分のやりたかった患者さん第一の医療を実践し、小さなクリニックから始めて、病院になり、来年は第三期工事が入り、リズムセンターもできます。

とてつもなく個性の強い3人(僕と道井先生と鵜野先生)が、お互いの得意分野をしっかりやることが、相乗効果となって、いまの状態になったんだとおもいます。

車で例えるなら僕らはエンジンです。どんなに高性能のエンジンだけでは、最高級の車はできません。そのためのシャシーが必要です。それが、施設であり、職員です。

シャーシーにたくさん愛情とお金をかけているつもりです。エンジンのパワーからすると、まだまだいけます。

来年は、内科で若手2人、外科で若手1人が入職します。札幌ハートセンターがより、質も高まり、さらに認知されるように努力していきます。

2013年12月28日土曜日

予定の今年の検査が終了しました。

一年間の集計がでました。

PCIは去年より350件症例数が増え、2291症例です。

開心術も331症例であり、外科手術は、494症例でした。100例以上の症例の増加です。

カテーテルアブレーションは、SCVCでは164例でしたが、SCVRでは600例をおこない、札幌ハートセンターとしては、770症例を超えています。

外来は毎年増えて、35000人を超え、本当の新たな患者さんが3772人と増加しています。

エコー件数も、総件数が33115件、心エコー16228例でした。

冠動脈CTAは、8245例となっています。

患者さんに多いに頼られたおかげです。

今年は、まだ、3日あります。24時間対応で、頑張ります。


2013年12月27日金曜日

患者さんの心理

患者さんが病院にくるためには、主訴があります。それをまず、解決してあげることが大切です。
そのつぎに、その予防的な意味での精査も時に必要になってきます。

当院に来られる多くの方が、心臓や血管に問題があるのでは?と不安を抱えてきます。その不安を含めて解決してあげなければいけないです。

解決するための一つの方法が、その不安を理解共有することです。

検査では異常がありませんから、大丈夫ですといっても、患者さんの不安が取れないことはしばしあります。とくに、なんらかの症状があればより強くなります。

そこを理解してあげないと、患者さんからは支持されません。


2013年12月26日木曜日

救急車が増えています。

病院の近くの方や、遠方の方まで最近は増えています。

理由として内を指名してくれる方や、救急隊が心臓だと思って運んできてくれます。

当院は、循環器疾患であればぜったいに断りません。

昨日も、アルコール後の意識消失という方が遠方から搬送されました。最初お酒のせいなので、電話で話を聞いたところ、迷走神経反射とおもいましたが、救急隊が心電図でのSTの変化および血圧がなかなか上がらないことから、心疾患をうたがっているようでしたので、すぐにお受けしました。

そのときの対応からは、どうも他を断れれたようでした。

札幌は救急の対応がしっかり決まっています。とても、いいシステムだとおもいます。ただし、担当なのに満床での救急の断りは困ります。とくに、症例を選んでいるような気がします。以前にも書いたように、軽症と思われる症例や、高齢者はそうなりやすい気がします。

救急車がスムーズに動くためにも、救急患者さんはすぐにうけるべきです。

救急が増えることは、周りおよび救急隊から信頼されている証拠なので、とても嬉しく思っています。

これからも、絶対に断りません。

大きなDxでプラークがOSまである症例

ステントをおきたくないので、MTRAしました。
burrは2.0→2.25  4mmPOBA1ATMです。

ステントをいれないで、削って十分なMLDが得られ、10万で削っていますので、heat injuryも理論上なく、restenosisは少ないはず。

2013年12月24日火曜日

忘年会2


連休もあり、年末でもあり、携帯電話および病院への問い合わせがとても、多かったです。

電話の内容によっては、病院にすぐに来てもらった人や、電話で済んだ人など様々です。

しかし、電話で話を聞いていると、患者さんの本当の声を聞くことができます。

通常の診療ではわからないようなことが電話では、勉強できます。その声からまた、さらなる高みを目指すためのヒントが隠されています。

僕の発想の一つに、このような患者さんとの電話の会話のなかからも色々学んでいるんだとおもいました。

24時間患者さんと向き合うのは、大変かもしれません。でも、それをしなければ、いやできないようであれば、本当の患者さんに沿ったいい医療は提供できないと思っています。

リーガルハイの最終回で、人は愚かであり、その愚かさを愛せといった古美門さんのメッセージが心に響きます。

2013年12月22日日曜日

初心を忘れず。

職員数も増え、病院となり、やっている内容も以前の病院をはるかに超える内容となってきています。

ドクターも20名となり、立派になりました。

それはとても、嬉しくおもいます。ただし、患者さんに決めの細やかな配慮ができるSCVCならではのサービスもおろそかにしてはなりません。

困っていそうな人がいたり、待っている人がいたら、優しく声をかける。そこに技術はいりません。優しい心ねがあればいいのです。

仕事として割り切ってクールにやられては、困ります。

SCVCの基本は、一に患者、二に職員。そして患者さん側に立った看護、サービスです。僕一人のちからではどうしようもありません。

職員が一丸となって、基本を守ってもらわないといけません。

2013年忘年会

300人の大忘年会でした。素晴らしい余興。食事、6回目になりますが、一体になった感じがします。
職員、および業者さんに感謝です。

膨大な費用が一夜にして無くなりましたが、皆喜んでくれてよかったです。

本当にここまでこれたのは、職員のおかげです。感謝、感謝。

2013年12月20日金曜日

激動の10年?

2003年に丁度 中島美嘉の雪の華という僕の大好きな曲が流行って、そのころは、海外にカテーテル指導をよくいったり、いろんなライブの術者をしたり、北海道内では網走などに出張にきていました。それから5年に前病院での新病院、カテーテル室3つ、PCIを980件など色々とやったような気がします。前の病院もいまでは救急病院として評価が得られて大変嬉しく思います。
2008年にSCVCをつくってからの5年はまさに激動で、毎日当直、カテーテル終了は午前様という状況から、いまはカテーテル室が3つになり、手稲にもカテーテル室があり、職員も250人を超え、PCIも遂に年間2000件を超え、アブレーションも600件を超え、心臓外科も開心術が300を楽に超えています。

大きな総合病院の院長代行から、5年前に、ちいさな有床クリニックのカテーテル治療専門施設を開設して急成長とともに、いまでは55床の外科、不整脈、PCIが各々最強の夢の組み合わせのハートセンターまでに成長しました。

これからやらないければ、いけないことに、第三期工事でのリズムセンターの立ち上げ、手稲のSCVRの心臓リハビリの本格的立ち上げをしていかないといけません。

また、札幌の中での大きなプロジェクトの一つとして動いていけるかもしれません。
また、北網地区でのハートセンターの設立。
また、東京、大阪進出など色々とやりたいことが沢山あります。

短い人生の中で、この10年間は、極めて濃厚な充実した時間を過ごせました。激動なんでしょうね。これから、10年はこれ以上の濃厚な時間を過ごすために、さらなる努力をしていきたいと思います。

両親に感謝致します。

笑顔で。

最近、不整脈の外来の患者さんも多く、一日250人の外来の患者さんが来る日があります。それも、30人くらいは、初めての当院の受診の患者さんです。多くの方が、2−3時間以上待たされ、検査など入る人は、4−5時間待たされます。

以前よりも、看護師、クラークの数を相当数増やし、事務員も増やしました。病院全体としてやる業務がどんどん増えていますが、最近、気がついたのが、とくに新しい患者さんから、沢山の検査をして4−5時間たっているのに、とてもよくしてもらってありがとうございます。という声を多く聞きます。

接遇に気をつけるようにいっていること。問題が起きれば、その場で解決するようにしていること。
職員を増やし、仕事に少しでも余裕が持てるように考えてあげたこと。
から、最近外来ではどんなに忙しくても、笑顔を笑い声が良く聞こえます。

やはり最終的には、笑顔で優しく接していることがいいみたいです。

患者さんはどんどん増えます。それ以上に職員も増やし、一に患者さんという理念を実践していきたいと思います。

来年は、第三期工事でついに外来の待合室の拡張が可能になります。これで、今よりも倍近いスペースを確保できるので、ゆったり待ってもらえるようにできると思います。

2013年12月19日木曜日

LADOSのMTRA

LAD just の病変に対して、ロタ2.0  →2.25で10万でアブレーション後に4mmPOBA 1ATMで治療。
IVUSでも十分な治療です。

MTRAは、ステントをいれないで、内腔をとり、熱産生や、バルーンによるinjuryを最小にしているので、病気の進行はあるが、再発要因を最小にしている治療です。
ステント治療以外もマスターすべきですね。でも、施設基準はなんとかしてほしいものです。



2013年12月18日水曜日

MTRA

LCXのOSからの病変に対して、ロタブレーターを低速ロタブレーターで削って、1気圧でバルーンをします。

うまくバイアスがかかると1.75でスライボの如く石灰化の方にえぐれるようにバーが入り雪だるまのような形で削れます。

ステントをいれないでも、十分な内腔が得られます。

当然ながら、10万で削るとじっくりしっかりと削れます。ここを高速でやるとバーが勢いで通過するだけで、十分なデバルクができません。

メタルステントを入れない治療が、これから、来るべきBVS,DEBの時代に、必要だとおもいます。

2013年12月17日火曜日

本日のCTO GAIA

RCAのCTOでしたが、GAIA1stで入って、deflectしたら、ワイヤーの方向をちょっとかえて、また進める。それで、全方向で進まなくなったら、手前からやり直すか?GAIA2ndに交換して、同様の作法を繰り返して進むと、ワイヤーの進む方向は、じつは僕らが意図した方向ではなく、ワイヤーが通過しやすいところを進んでいきます。

ここがコンクエストとの大きな違いで、コンクエストは、自分で方向を定めて、自分の行きたい方向をすすめていくワイヤーです。GAIAも最初はそのコンセプトでワイヤーのトルクコントロールをよくしたのですが、ワイヤーのたわみを利用するやり方が、intimal trackingの肝みたいです。

本日もCTOも、すべてintimal trackingでした。残念ながら、distal capは、コンクエストが必要でした。

GAIAが血管外にでやすいか否か?deflectionがおきたら、押さずに少し回して、先の方向をかえて押すという作業をする限りは、血管外には原則でないで、それもintimal 内にある場合が多い。

ただし、通常のワイヤーの様にワイヤーを回しながらGAIAを操作すると血管外にでやすく、解離も作りやすい。

GAIAの操作でいかにワイヤーの回しを抑えるかが、とても重要で、CTOのintimal trackingを自動的にやってくれるので、アンテからの成功率は極めて高くなります。

当院も、このGAIAのdeflectionによる操作およびIVUSガイドがあるかぎりは、レトロの症例はとても少ないです。

CTOでのGAIA

他の病院でのfailure例のCTOでステントの閉塞も含む長い病変ですが、GAIAでintimal trackingができて、ステントの末梢で同一プラーク内にあることがわかったので、GAIAを操作してdeflectionしたら、回していれるという行為で予想どうり末梢でプラークを穿通しました。automaticなワイヤーコントロールですが。。。

falseからの抜きと違いintimal内であれば、末梢での抜きがGAIAで安全に可能です。falseであれば、手前のずれたところから入れなおす必要があります。

GAIAのdeflectionを利用したintimal trackingが有効な症例でした。

数年もののCTOですが、可能でした。



2013年12月16日月曜日

学会でドバイにいきました。

ついでに、アブダビにあるフェラーリ博物館にいってきました。
フェラーリ自体は、金持ちの道楽のような気がして車好きの僕からは嫌いな車なんですが、博物館のなかに288GTOという車があり、Dinoとその車がとてもかっこよかったです。

美しい車でした。

世の中は忘年会ですが、SCVCは、今週の土曜日です。緊急の患者さんも増えているので、注意です。

2013年12月7日土曜日

シオン先端90度まげ

落合先生が、CTOでのレトログレードからのワイヤリングのなかで、sionの先端を90度曲げによる驚異的なトラッキングを発見してから、当院も、45度まげでだめなときは、90度まげにしています。

今回、LCXの小さなCTOですが、アンテからは、SUOHが進まず、GAIA1,2,3が進まず、コルセアから先端造影すると、つながっている様子。でも、Z字クランクがあり、ワイヤーが追従できない。再度、SUOHや、XTRで追従を試みるも、通過できず、SIONの90度まげで、容易に選択できてワイヤーが通過しています。

アンテでも使えるテクニックです。気づいたことが、90度まげだと、無理に押さない限りは、解離を作りにくいということ。進むときは先端はクランクに入ったときのみであり、安全なワイヤーだと確信しました。

2013年12月6日金曜日

相手の気持ちにどうなれるか?

この感性がなければ、すべての人を付き合う業務において、相手に感動を与えることはできません。

どのようにそのような力を磨くのか?それは、それを意識してやろうとすることしかありません。相手のことを慮ったり、相手がどうすれば嫌な思いをしないか?喜ぶか?患者さんの立場に立って考えたり、色々あります。


自分を振り返ってみると、どこでそのようなスキルが磨かれたのか?分析をしてみると、裕福でもなく、学校の成績も必ず自分より上がいて、いろんなコンプレックスを持っていた自分がいます。そしてそれに対して、様々な試行錯誤のなかで、いまの考えに自然と行き着いたと思います。本はひとつの指標になりましたが、やはり子供のころの環境が、大きいと思います。家庭の中で、両親が人の悪口をいっていることを聞いた記憶がありません。人のために同情して色々やっているところは、記憶があります。子供のころ人に迷惑をかけたりしたら、家から出されたりした記憶があります。もし、家庭のなかで、子供のころに人の悪口とかネガティブな言葉を親が使っていたり、悪いことをしたときに、鉄拳制裁がなければ、いまの自分はいないような気がします。

そのような意味で、親の影響などがあるのでしょう。感謝感謝です。

2013年12月4日水曜日

学歴社会

高卒では、不利だから大学にいかせたほうがいいなどと、いわれても、大学にいってなにをするかが重要であって、漠然といっても役にたたないとおもっていました。

最近、当院の職員の基本給をみて気づきました。なんと、大学卒業などで、2万円も基本給がちがってきます。

年間の基本給のアップが原則1200-1500円とすると、大学の4年間分働いても、基本給は5000-6000円しかあがりません。

これがあると、どんなに仕事ができて、スキルがあっても、高卒ということだけで、大卒の新人ちゃんに、給料でまけるということが起きてきます。

当院の給料体系が、そのような実力主義でなかったところに、学歴社会を垣間見た気がしました。

今後は、当院は、学歴に関係なく基本給を設定していきます。当然高学歴であれば、それなりの見合うスキルがあるはずですから、その実力の分を基本給に上乗せしたいとおもいます。

僕自体が、学歴、派閥などを気にしません。その人がどれだけ、一生懸命働くか?患者さんのために頑張るかしか興味がありません。

いやー勉強になりました。

2013年12月2日月曜日

仕事

自分の仕事はなにか?いつも考えています。
循環器疾患の早期発見や診療が主であり、そのための努力を惜しまないようにしています。新しい知識、知見を手にいれるためには、学会や、論文を勉強しなければ、なりません。自分のスキルをあげるための様々な努力が必要です。

若い頃は、やるべきことが沢山あり、無我夢中で勉強していました。しかし、年齢を重ねるうちに、新たに覚えることも少なくなってきて、毎日がルーチンワークなかで、埋もれていく可能性があります。

去年の自分より、今年は成長したか?を常に意識しています。

また、自分のポジションになると、自分のことだけではなく、病院全体のことも考えることが必要です。
未来に継続できる最高の医療を提供しつづけるための仕組みを考えながら、病院をやっています。

そのような意味での新しい刺激があるので、毎日色々頭を使って、体を使って頑張ってやっています。

ルーチンワークのなかにも、そのブラッシュアップもあるので、同じことを繰り返すなかにも、成長部分は必ずあります。

年をとるにつれ、去年と同じことをしている。もしくは、成長をしてないと感じないような努力が大切なんだとおもいます。

2013年12月1日日曜日

救急って

心筋梗塞の治療中に、高齢者の発熱の依頼あり、詳細を聞いてから、判断しようとして救急隊と話をすると、本日の担当病院、および救急をやっている2つの総合病院に断られて、困って当院に依頼ということが、電話で判明したので、受けることにしました。

もしかして、90代の高齢者なので受けなかったのか?
命だけは平等からすると年齢は関係ない、救急隊が困っていれば、なるべく患者さんを引き取り救急隊をフリーにしてあげないと、救急患者が困ってしまいます。

年齢に関係なく、担当病院および救急を名乗っている病院は患者さんをしっかり引き取ってもらいたいものです。

満床のためという理由は、過去の経験から言い訳にすぎません。。。。。

CPACというLIVEにいってきました。

さすが、豊橋のペリフェラルLIVEです。仙台新東京LIVEと重なっていても、すごい集客力です。
構成はとてもよかったですが、外科の先生などがいるので、治療の適応などが議論されると、かなり危うかった感じがしました。

腎動脈ステントについては、コーラル試験の結果などを踏まえて、これから治療の適応を血圧をさげる意味くらいしかない。あとは、日本では適応外ですが、心不全を起こす症例に関しては、効果があるので、腎動脈ステントの症例は減る可能性があります。狭窄があっても、悪さをしないということであれば、内服で十分だとおもいます。あとは、RASによる心不全、不安定狭心症の管理で十分かもしれません。

ペリフェラルLIVEは、冠動脈とちがい、若い先生が沢山登場していました。といっても、30代後半ですが。。。

僕も50代になって、いかに次につながるような仕事をするか。とても大切だと認識しました。