バイパス術後で、LCXの閉塞で、バイパスがわるく、治療をしています。
バイパス経由から、ワイヤーは、Filderでいけるところまでいき、やはり硬いために、ulitimateに変更。
アンテからは、8FrSB3.5で、Corsairバックアプで、XTが通過せず、入り口があっていることをIVUSで確認してから、UL3.0 Mircle12にして、やっとワイヤーが挿入できた。IVUSガイドで3.0のreverse CARTしてワイヤーをpull throughした。
その後に、#14の治療は、アンテからCorsairでxTで操作も途中で固く入らず、ULtimateもだめで、Conqでワイヤーが進んだが、造影ではfalse lumen
手前病変が固く、また末梢も細く、retorチャンネルもないことから、パラレルよりも、STARによるrecanalizationをした。
Filder FCを高速でdrillingさせて、小さなブランチにワイヤーがはいるように操作をくりかえす。そうすることによって、心筋に養うブランチにflowをだすことが可能になります。そのような手技をくりかえし、corsairから造影すると末梢がでるために、バルーンで治療しています。
STARtechniqueは、最近は本幹でやることはすくなく、このように小さな枝がfalseになったときに、ワイヤーを操作して、故意的に心筋にいくサイドブランチにワイヤーを何回か通過させて、flowをだしてやる方法で、flowを回復させます。
この方法を知っていると、乖離でflowがでなくなったときに、flowを改善できます。
5 件のコメント:
いつも貴重な症例を公開して頂き大変勉強になります。
STARテクニックとは偽腔の中でワイヤーを高速回転させるとリエントリーができてブランチに血流が再開するということでしょうか?その場合のワイヤーはFilder FCが良いのでしょうか。ワイヤーの曲げは先端を小さく(1mm程度?)曲げたものが良いのでしょうか?
偽腔にワイヤーが入って真腔の血流が出なくなることは私の乏しい経験でも少なからずありそのような際にこのテクニックがあるとリカバリーできるのでしょうか?
参考になる文献も教えて頂けますと非常に勉強になります。
本来のSTARは、コロンボがCTOでの治療として、CCTに発表しています。
subintimal trackingで治療します。それは、originalは、ワイヤーをつかい、変法は、tip injectionを行ないます。それで、false からtrueに抜くのですが、成功率は70%くらいといわれています。末梢まで乖離がいくこともあります。乖離の部分の大きな問題は心筋を養うブランチが閉塞することで、それを回復させる方法を今回しめしています。
false lumenからブランチには、その枝の末梢にいけば血管が細くなるので、false からtrueにワイヤーが抜けやすなります。それを利用して、ブランチの血流をワイヤーでfalse trueをつくります。
至適なワイヤーでは、僕の経験では、ランスルー、FilderFCで先端を0.5mmまげで、枝に入りやすくして、高速にドリリングすることにより抜けやすくなります。
これで、パーフォレーションは経験はありません。
偽腔にワイヤーが入って真腔の血流が出なくなることは私の乏しい経験でも少なからずありそのような際にこのテクニックがあるとリカバリーできるのでしょうか?
上記についてや、そのとうりです、
これについては、文献はみたことがありません。
これが、STARの文献です。
Treating chronic total occlusions using subintimal tracking and reentry: the STAR technique.
Colombo A, Mikhail GW, Michev I, Iakovou I, Airoldi F, Chieffo A, Rogacka R, Carlino M, Montorfano M, Sangiorgi GM, Corvaja N, Stankovic G.
Catheterization Laboratory, San Raffaele Hospital, Milan, Italy.
Abstract
Successful recanalization of coronary total occlusions (CTOs) remains an area where improvements are needed. We propose an approach similar to the one utilized in treating some peripheral artery occlusions and aimed to create a subintimal dissection with distal reentry. A 0.014' hydrophilic wire with a J-configuration is utilized for this purpose. We applied this technique to CTO of native coronaries in 31 patients where previous attempts failed in 21 of them (67%). The right coronary artery (RCA) was the index vessel in 87% of patients. Recanalization of the vessel and of most of distal branches was achieved in 21 patients; patency of at least one major distal branch was achieved in 9 patients. Drug-eluting stents (DESs) were implanted in 53% of patients. Three patients had intraprocedural vessel perforation without consequences. Five patients (16%) had in-hospital non-Q-wave myocardial infarction. No other adverse events occurred at a mean follow-up of 5.1 +/- 3.7 months except for one noncardiac death. Angiographic follow-up was performed in 21 (67%) patients and 53% of them developed restenosis. Reintervention on the target vessel was performed in 11 patients (52%). Complete success with the procedure was originally obtained in 8 of the 10 patients who did not develop restenosis and in 8 of them DESs were originally implanted. This technique appears a promising approach to recanalize difficult total occlusions, particularly the ones localize on the RCA, which has the most important side branches located distally.
PMID: 15789384 [PubMed - indexed for MEDLINE]
丁寧な御返事ありがとうございました。
Falseにワイヤーがはいった場合IVUSで確認するとTrueはCollapseしてとてもTrueに戻れないように見えますが、STARを使ってマルチプルリエントリーを各側枝に作ってやれば血流を出すことができリカバリーできるということですね。
大変勉強になりました。
そうです。末梢にいけば、trueも、falseも区別つかなくなりますね。
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