現在、SCVCでは、待機バイパス症例が現在20例くらいいます。虚血性心疾患の患者さんに当院で完結できる治療としてバイパスが増えたことは大変よかったと思っています。
治療方針を考えたときに、PCIの治療が難しく大変だから、もしくは治療ができないから、バイパスをしましょうではなく、PCIよりも、長期を含めた成績でバイパスという治療の選択をしっかりしていかないといけないと思います。事実、この4年でバイパスに送った症例は当院では5例以内でしたので、カテーテルで治療ができないという症例はほぼいないと考えたほうがいいと思います。
またどちらかの治療という選択以外に、ハイブリット治療としてカテーテル治療とバイパス治療の組み合わせで治療を選択するというのも大変いいと思っています。
どーしても、バイパス治療がいやだという方に関しては、カテーテルですべて治療をすることにしていますが、当院の治療のなかに腕のよいバイパスがあり、そのほうがいいと思いますと説明をすると80%の方は、バイパスを選択します。
我々内科は病気のゲートキーパーであるので、外科治療のメリット、デメリット含めてよく理解して治療選択の一つとして選択をしっかりしていかないといけないと思います。
カテーテルができないから、難しいからといって外科に症例をまわしていると、自分も患者も不幸です。
Tsutomu Fujita M.D. Founder of SCVC, Chief of cardiology in Bali international hospital. Please contact me Email rotamanlaser@gmail.com, WhatsApp +818032356345
藤田先生への質問、お願いなどなんでも、
2012年3月16日金曜日
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これは、個人のページになります。いまはバリにいますが、いつでも、相談に乗ります。
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4 件のコメント:
3、000 & 300・・・
まさに、循環器『センター』ですね
循環器内科によりカテーテル治療として、PCI(レーザー治療、ロタブレーター治療) PPIや、アブレーションによるカテーテル治療、CRTDなどの心不全のカテーテル治療、外科によるバイパス、弁形成、心不全治療、動脈瘤ステントグラフトなどなど、特化した施設にしていきたいと思っています。
藤田先生お疲れ様です。
久しぶりに連絡を取った人が、ステントを入れる治療をしたそうで驚きました。
何処に行ったのか聞いてみると、偶然にも先生の所で2度びっくりです。
とても元気になったと感謝していました。
携帯番号の入ったもの迄下さったし、これだけでも凄く安心だと言っておりました。
本当に良かったです。
yuzuさん、そうですか、それはとてもよかったです。電話番号いりの名刺は、開業して一万枚配りましたよ。治療が完璧でも、患者さんい不安が残れば、それだけで、別な症状もでることもあり、やはり、いつでも、診れる体制をつくりたいと思っていますし、カテーテル治療など命に関わる治療をした責任があり、このくらいは当然の義務とも、思っています。
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