札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2022年6月30日木曜日

カテーテル治療について

 我々の治療は、そのコンセプトに基づいて治療を簡単に確実に安全に終わらせることが可能になった。ただ、難しくなるとそのコンセプトからずれることがあり、その時に初期コンセプトを捨てて新しいコンセプトにすぐに乗り換えれるか否かが、重要だと思います。

最終目標はコンセプトを貫くことではなく、安全に確実に成功させることが重要だと思います。

ゲームではないので、我々の治療は患者さんにより、病変により、いろいろなことが起きます。そしてそれを人力でやっているわけですから、そのブレはさらにひどくなります。

個人的に思っていることは、治療していてコンセプトから外れたら、すぐに次の手をどんどんだしていけるかが、重要だと思います。そのときには、なぜ外れたかなぜ、理論道理うまくいかないかを瞬時に判断する能力も大切です。その判断をもとに、次の新たなる手を瞬時に打つ。その繰り返しをいかに早くできるかが、手技をすばやく成功に導く方法だと思っています。それができない先生だと、同じことを延々と繰り返しして時間ばかり食うとても、美しくない治療になります。

自分が考えていることを、カテーテルを通じて正確に再現できる技術も当然そのためには大切です。

患者さんでそれを試すことは、できませんから、以前にも書いた、脳内シュミレーションで鍛えるのです。

2022年6月27日月曜日

治療について

 カテーテル治療は、すでに完成の域に達しているので、いわゆるコンセプトをしっかり理解しながら治療を組み立てていくことになる。それが誰でも治療が可能になってきた証拠である。しかし、問題は、そのコンセプトから外れることがあります。そのときにいかに新しい治療法を瞬時に提供できなければ、その後グタグタの治療になってしまう。

心臓の治療は、やってみないとわからないというのが、僕の考えで、それはコンセプトから外れても、十分に対応可能な懐の深さをもっているともいえる。それが、ちゃんとできることが、カッコいい治療を見せれるのではないだろうか?

2022年6月25日土曜日

圧倒的な実力を見せつけれるようなライブをしないといけない。

 僕からみて、素晴らしいと思うようなライブはどんどん減っている。それは自分が成長したのか?周りが、成長していないのか?わからないが、若い頃にみていた圧倒的な勉強になるようなライブは全く見当たらなくなった。唯一あるとすれば、you tubeでのbrialkisの治療の動画くらい。

来年の3月にSCVCからのライブを始めます。それは忖度のない、実力のあるもののみしか発信できない場所にしていきたいと思います。我その資格ありという先生は連絡をください。

2022年6月22日水曜日

生き延びた

 実は、三週間まえに通常の検診をうけてきました。いつものように内視鏡、エコー、ペットCtを受けてきました。なんと、右の大腿にPET陽性の腫瘍がみつかりました。素人の私は、そのペットの結果を待ってから、病院を受診しようと思っていました。当然、悪性腫瘍ではないかと懸念して、転移はないから、足を切るだけですむだろうか?しかし、ペットでかなり濃くでていたので、悪性度は高いと思って、死などを考えながら、いつものように結果を待っていました。結論は、神経鞘種でした。経過観察となりました。足も切らなくよいし、死はのびた感じです。

今回は、やはり死を意識したので、右足がなくなれば、自転車と自動車に乗れなくなるし、旅行もいけない。カテーテルは、ロボットPCIを導入したので、足がなくても治療はできる。手でなくてよかったと思い。不思議なことに、PET陽性と言われた日1日は落ち込んだ感じはしましたが、日が経つにつれ、なるようになるだろうといういつもの楽観的な考えになり、いつも以上に時間を大切にできました。

結果良性でしたが、やはり貴重な残された時間をしっかり使っていきたいと再確認です。やはり、ぼくには、この医者という仕事もしくはいまや趣味をまだまだやっていきたいみたいです。


みなさん、検診をうけましょう。

2022年6月21日火曜日

TESLA registry

 TESLA registryという、ヨーロッパとアジアでやるrobotic PCIの研究に参加します。ロボットの可能性を今後とも、精進していきたいと思います。

やらなければ、わからないことはたくさんあります。それを発見し、改善するところに、技術の進歩発展があります。


座って放射線を浴びないでの、PCIは最高です。

2022年6月20日月曜日

昨日みた映画

 集団左遷という2000年頃のバブル期の不動産会社で、バブルが初めて人員整理をどうのりきるかの映画でした。おどろいたことに、3LDKのマンションが8000万とかで売られている状況でした。いまより高いかもしれません。バブルの頃は、医者になって研修医3年からNCVCにいって、それから東徳洲会に戻ってきて三日に一度の当直をしていたので、どこがバブルで、どこで弾けたのかも知りません。ただ、年末の忘年会のタクシーが捕まらなかったのが、どんどん簡単に捕まるようになって、バブルが終わったことを感じました。その頃は、医療界もバブルだったんでしょうね。薬の説明会と称して、そのあとに、食事会と飲み屋さんがセットでした。僕はお酒が飲めないので、ご飯だけでしたが、僕の知っている先生でそれでなんとなく身を滅ぼした人がいました。

いい時代に生きてきたと思っています。

いまは、多様性の時代になったとはいえ、あーだこーだの意見に左右される窮屈な時代になったと思っています。

多様性って、法律にふれない限り、人の道に外れない限りは、なんでも許されるというか、それを容認するのが、本当の多様性だと僕は思っています。

年寄りが説教することも、その年寄りをくだらないと言うことも、すべてOKなんです。そうすれば、自分が責任をもってやっていることに他人が口をださなくなるとても住みやすい社会になり、社会も伸びると思います。

2022年6月14日火曜日

必要なスキル

 仕事に必要なスキルは、やはりセンスなんだろうか?どうして他の人が自分のようにできないのかが、いまだに不思議でならない。カテーテル治療も、内服治療も、自分が入力したことが、どのようになっているかを推定するだけで、答えに導ける。数学のような感じがします。それをどれだけ、入力出力をすばやくやって、正解にもっていくかだけです。CPUの性能をよくすることですね。自分を振り返ると、中学で意味もなく英文タイプライターでの文字打ちのトレーニング、ギターのトレーニングなどいま、器用な指先に魂がやどっているのも、このおかげかといつも思っています。あと、ずっと自分より能力の高い同級生、先輩がいたことが、自分を高めるためにとても役にたったと思います。


やはり、謙虚な努力しかないというのが、僕の結論ですかね。

2022年6月10日金曜日

僕ら仕事とは?

 やはり、目の前の患者さんのために、最高の技術、知識を提供できることだと思うんですよね。僕の知り合いに海外に治療に日本一行っていた先生がいるのですが、なんといまは一切病院からでないで、僕のようにずっと病院にいるそうです。僕もここを開業する前は、海外とか日本全国に呼ばれていろんな治療をしてきました。それが自分のスキルアップにつながるので、よかったのですが。やはり、病院にいないで外にでての仕事の意味って何と感じることがあります。前回も書きましたがオンサイト学会がいいなんて思うのは、どうなんだろう。

学会があるので、病院を留守にします。その間誰が患者を守るのか?オンサイトでなくても、できるようになって本当によかったと思います。

僕もCVITのランチョンで発表するので、オンサイトでしかダメということで、日帰りで東京にいきますが、SCVCでの仕事が1日できません。本当に無駄だと思います。

来年の3月に当院からSCVCライブをやります。それはオンサイトよりも、ウエブで全国に配信していきたいと思います。


2022年6月9日木曜日

残念なことがある。

 アフターコロナの学会がどうやら、オンサイトに戻ってきている。ウエブもないのもある。

ウエブだと見たい時間に参加して、拘束時間がとても少なくすむ。


オンサイトになると、移動時間で二日かかり病院の業務もできなくなる。コロナの前はそれは普通だったから、仕方ないが、いまから戻るのは、とても時間の無駄のような気がする。せっかくなので、ウエブと並行して選択できるようにすべきだと思う。

なんで、わざわざ集まるのか?なんとなく理解はできるが、時間がもったいなくないのだろうか?不思議です。