ついにこが病院にはいりました。これで、冠動脈病変の早期発見による管理もできます。そしてなによりも、カテーテル検査をしなくてもよくなって患者さんの負担が減ります。
CTは、いろんな使い方ができます。
1)カテーテル検査の代用
2)早期の動脈硬化病変を見つけ、リスクの管理をしていく。
3)無症状の重症冠動脈病変を早期発見して、突然死を防ぐ。
でも、CTを使う側が、カテーテル検査と同様の感覚でしか使えないと、早期発見もできないと思います。CTは、造影剤、被曝の問題があるので、それを上回るメリットが患者さんにあるときに、やるべきと思っています。そのメリットを医療側が理解していないと、結局宝の持ち腐れ状態になります。
多列CTが循環器領域に出現したことは、ソーンズ先生が冠動脈造影をしたことに匹敵するくらいのイノベーションだと思っています。使う我々がそれを理解して使わないといけないと思います。
Tsutomu Fujita M.D. Founder of SCVC, Chief of cardiology in Bali international hospital. Please contact me Email rotamanlaser@gmail.com, WhatsApp +818032356345
藤田先生への質問、お願いなどなんでも、
2012年3月30日金曜日
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これは、個人のページになります。いまはバリにいますが、いつでも、相談に乗ります。
How to use IVUS during TOADR
https://youtu.be/WcCtKanrlgs
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4 件のコメント:
心臓カテーテル検査と比べて、患者負担(金銭的)
施設側の利幅、医療者側の技術・拘束時間等は
なるのでしょうか?
明日から保険点数変わると影響ありですか?
64列CTは、いいことだらけなのですか?
心臓カテーテル検査のほうが、とくにDPCの施設では、冠動脈CTAよりも利益がでます。所詮CT検査ですから、検査の後の解析に一生懸命やっても、そのぶんの保険点数はないので、病院経営からは、カテーテルをしないでCTAにするメリットはないと思われます。
患者さんからみると、当然安い、日帰りできるなどのメリット以上に、脳梗塞の危険性が皆無である。といういいことだらけです。
じつは、大きな問題は、メリット・デメリットよりも心臓カテーテル検査なみの冠動脈cTAをとれる病院は、皆無に近いことです。
当院は、朝から晩まで、一日20−30件以上のCTととり、カテーテル治療になったかたとの対比をしていますので、経験値が他の施設とは違います。
多くの病院はできても、一日3−4件と思います。そしてカテーテルのフィードバックもなければ、進化しません。
5月にctを受ける予定ですが、昨年の11月と今年の2月にすでにうけています。3カ月周期で受診しても、被爆等の問題はないのでしょうか? 少し気になったものですからよろしくお願いします。
それは、やりすぎのような気がしますが、しなければ、いけない理由があるのではないでしょうか?被爆に関しては、最新のCTであれば、被爆低減のプログラムがはいっていますので、ものすごく少なくなっているのでそのCTであれば、カテーテルうけるくらいなら、年4回も問題ないと思いますが、
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