先週は、小倉、今週は、アダタラライブといってきました。時間がなく、あまり参加できませんでしたが、僕の担当の部分では、ライブにしては珍しくて適応についてのディスカッションがありました。どちらも、いまならバイパスですという話をしたら、なんとコンサバですねというコメントをいただきびっくりです。
アダタラでは、僕が尊敬する加藤先生のコメントライブ(?)なる趣旨のライブでしたが、LAD OSのCTOでしたが、いわゆるantegrade preparationでの、治療戦力の重要性を解かれていました。いつも、当院での加藤先生のライブでカンファレンスしているそのものでした。このかたの治療戦略も、じつは、LADをあけることよりも、大きな対角枝をしっかり血行再建ができるか?右の#4PD #4AVの治療戦略が重要ということです。そしてこの対角枝が治療ができない見込みであれば、加藤先生も僕同様バイパスですといっていました。冠動脈を治療するだけではなく、それにより意味のある血行再建ができなければだめという当たり前の結論です。僕らカテーテル治療医は、PCIといいところとバイパスのいいところをお互いに理解しないといけませんし、お互いのUP to DATEを教えあう必要があります。
そのためには、内科医と外科医がすべての症例のカンファレンスをすることが重要と思っています。
冠動脈治療は、PCIでも、バイパスでも同様に治せるそして、お互いのメリット、デメリットを短期、長期に考えて患者さんに提供することが大切なのです。
要するにPCIが難しいからバイパスという発想は間違いなのです。
昨日、MSの術前の患者さんで、複数回PCIを受けている患者さんの術前カテーテルがあり、LAD DX 分岐部に50/75%の狭窄とLCXに75%の狭窄があり、なんと道井院長のほうから、FFRをLADにしてくれというオーダーがあり、 FFRでは低下がなく、これはバイパスがLADに必要ないので、MSとバイパスをLCXのためにやる必要はないので、LCXは、MSの術後に治療するようにという、オーダーでした。
これこそ、外科が内科から勉強をした証拠です。
どうように僕ら内科もたくさん勉強することがあります。バイパスもオンレイパッチや、とくに弁については、形成術の進化や、ASの弁下組織の筋肉のmyectomyなど、カンファレンスで毎日学んでいます。
症例は、FFRした症例です。
4 件のコメント:
画像はどこが狭窄しているのでしょうか?教えて下さい。
LADの根本で、分岐のところです。わかりにくくてすみません。
ありがとうございます。画像の見方を色々知りたいので、先生が御手数で無ければ次回からは矢印等をぜひお願い致します。
今回は、ちょっと急いだので、◎つけませんでした。
ごめんなさいね。気をつけます。
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