から、かえってきました。
金曜日は落合先生のところで、ライブをさせてもらいました。しっかりと管理をされているカテーテル室でした。学会自体は、大変は数の人であり、TOPICのニーズを感じました。
当院からも、ME3人、看護師3人、ドクター3人と大人数で勉強にいかせています。
僕の症例ですが、簡単に通過してしまったのですが、そこにいたるまでの課程が重要だと思いますので、すこし振り返ると、
右のCTOは、石灰化があり、アンテから通過するか微妙なところで、それがだめであれば、レトロをする予定で、両側の8フレンチで、それも、右はAL1、左は、XBというバックアップのいい、reverse CART用のガイドで望みました。
落合先生から、CTをおくってもらっていたので、当院でslab VRで解析したところ、アンテの入り口がありそうという判断になり、走行も、イメージできていました。
ただ、シネも何回もみていますし、レトロのチャンネルも何回も確かめていました。
結局、一番最初のコルセアとXTで通過しなければ、レトロの予定で、XTで通過しました。
あとは、とくにありません。
CTOで大切なのは、strategyです。そのためには、CTやシネをたくさんしっかりとみないといけません。そのためには、それができる先生と一緒にやらないとスキルアプしません。
レトロになってから、チャンネルをさがすのではおそいのです。すべてのチャンネルをちゃんと把握してその可能性と、リスク(アンテ側の狭窄に対する治療など)を把握しておくことが重要です。
アンテから、XTなどで、マイクロチャンネルを探していく方法は、第一選択としていいことですが、大切なことは、その方法は、確実性が乏しいのです。そして、ワイヤー様の機嫌次第なのです。ですから、CTOでは、そのような不確実性をすくなくするために、パラレルワイヤー、ミラクルワイヤー、IVUSガイド、retroなどが、編み出されたのです。
いまのアンテからのマイクロチャンネルにXTなどのワイヤーで通過させるのは、医者の技術というよりワイヤーの性能によるものですので、そこをしっかり理解しないとワイヤー操作が雑になるだけです。
加藤先生が、いまのアンテのマイクロチャンネルをワイヤーでさぐるというのは、妄想であり、それは一番最初にcTOを始めたときの方法そのものだと教えてくれました。だから、いまのやり方は、昔に戻っただけだといってました。
ものすごく、深い意味があると思います。