あるライブをみた。
CTO 2例、右のブリッチありのCTO#2で2cmくらい。CTでは、RVからすこし下でスタンプあり、しかし、ブリッチは、そこからもでており、ちょっと複雑。ちなみに、そのRVよりちょいうえからは、良好なブリッチがでています。
LCAからは、sepから良好なコラテラルが三枝、LCXからは、AC経由できています。
アンテの治療は8FrGCALであり、ちょっと前向きにはいっており、バックアップがよくない。アンテからの治療でRVまでワイヤを通過させたのは、いいが、その手前に強い狭窄があり、まず、IVUSいれるために、RVの手前まで1.5で広げたが、通過せず、2.0でひろげたが、なんとダンベルが残る狭窄があり、その後IVUSを無理やりいれて観察して、CTOの入り口を確認していた。
この時点で、2mmのバルーンでダンベル残るほどの石灰化が手前にあると、今後の治療が大変なので、当院ならCBかロタをする。しかし、コメンテーターはこの問題に気づいていず。IVUSでは、RVの直下にルーメンがあることを認識。そのくらいCTでわかっている。
その後RVにサイズわすれたが、バルーンアンカーして、CTOをGAIAで通過試みてワイヤーが一部はいったが、マイクロが入らず、バルーンも入らず、カラベルも入らず、結局ばらけて、簡単だとおもっていた、レトロへ。
この時点で、アンカーバルーンするのは、いいが、マイクロなどを押すとあきらかにアンカーのバルーンが動いてもいないのに、GCがはずれている。これは、アンカーが効いていない証拠で、マイクロなどをおすときに、アンカーバルーンを引くという基本をしらないみたい。アンカーバルーンを膨らませて形だけアンカーにしても、Yコネをちゃんとしめておけばほとんど効果あるが、本当に厳しいところは、アンカーがYコネで固定されないので、手でひっぱることがとても重要。それは、マイクロをおしたときの、GCの挙動で判断できる。
レトロが簡単だとおもったが、結局通過していないが、
ここでの学びは、この3D・TDR時代のレトロの意味は、30分以内に通過させないといけない。それも、安全なSepのみ、
Sepの通過のさせかた。LADからRCAは、RAOCRAで入り口をさがし、目安つけて、半分くらいまで進んだらtip injectionするならRAO CAUDでsep 末梢から、RCAへの通過を予測する。そして可能であれば、LAOも取る。最初の選択は03→シオン90→ブラックのsurffingでダメなら、可能な枝ある限りは、すべてトライする。一枝10分と決めておけば時間をくうこともない。
たぶんレトロにはいるまでで、1時間半かかり、そこから、レトロトライして結局うまくいかずまでにきたときには、すでに5時間くらいたっていました。
アンテは結局僕のみこみルートからCP12が通過していましが、CTOもなにも通過せずに、最後は、0.9レーザーで通過しています。僕としては、defaultでの生食フラッシュでのゆっくりアブレーションでなんとこの石灰化のきついところを通過した。
当院ならまでずにすぐに80/80でEXTで持ち込むがアブレーションですすむということを再認識できた。勉強になった。菅野先生に報告したら、待てない藤田先生には、無理な手技と一刀両断。で、僕の答えはそのときは菅野先生にやらせると答えた。
ライブからは学びの点が本当に多い。しかし、それを術書は大変だが、コメンテーターが問題をみつけ、それに対してみんなで勉強していかないと単なるShowになってしまう。
当院のCTECではそれはないようにしたいと思ったので、1回目のPCIは、ロタとCTO、ゲストなし、すべて身内でやることにした。