診断群分類包括評価(しんだんぐんぶんるいほうかつひょうか)は、医療費の定額支払い制度に使われる評価方法。DPC(Diagnosis Procedure Combination;診断群分類)に基づいて評価される。
なるものが、病院に導入されています。
病院経営的には、ムダなことをしなければ、しないほど、利益がでます。
最近、感じることは、DPCになると、入院してカテーテルをしなくてはいけなくなること。それも3日間くらいの入院をさせられる。それも、利益がよくなるからです。
そして、カテーテル治療が必要になれば、一度退院して、また入院しないといけなくなります。そのほうが利益がいいからです。
最近も、患者さんで、カテーテルで3日間入院して、3本の血管がつまっていて、治療をすすめられたが、今回は一回退院しないといけないといわれて、退院して、日をおいて、再度治療のために入院することになっている患者さんが、当院に治療目的で紹介されてきました。
うちなら、カテーテル入院がなく、外来でCTAをして、カテーテル治療のために一泊二日で、2回の入院で治療が安全にできます。DPCの病院よりも、はるかに全体の医療費を抑えることができます。
医療費を抑えて、健全な経営をするためのDPCが結局、収益のいい入院を患者さんに押しつける形になっています。そんなことをしていたら、患者さんからの信用を失うと思います。
いつも思うのですが、患者さんが最大優先であるということが、通常の経営と違うところです。DPCで、生き残りをかけていく病院が多くなればなるほど、このような弊害が大きくなるような気がしてなりません。
でも、それは逆に僕にとってはチャンスなんですが。。。。。 ちょっと寂いしい気がします。