さっき、終わったと思ったら、最後のカテーテルの人が治療になって、いま終了しました。
開業して、はや3ヶ月たちました。カテーテル治療は、ほとんどの方が手首からのカテーテル挿入による治療です。それは、検査して細ければ治療する予定の人しかカテーテルにならないことが多いからです。
ただ、透析の患者さんなど、どうしても、足からの治療になりますので、カテーテル治療後に止血を手でおこなっています。
保険では、翌々日までに退院すれば、止血デバイスは保険が通りますが、あえてそれは使用しません。
その理由は、まず、止血デバイスによる合併症がいやであること。その合併症がおきたときに、血管外科のお世話になることがおおいこと。きわめて低い確率であっても、それは避けたいと思っています。
大変ですが、すべて手で止血しています。
患者さんの安静時間が長いデメリットはありますが、傷はきれいです。固くなりません。
ただ、手での止血をすると、我々のマンパワーが必要であること。止血の確認まで病院にいなくてはいけないということなど、ドクター側にとっての負担もかなり多いです。研修医のやるような仕事かもしれませんが、我々は患者さんのためには、我々が自分の手でちゃんと止血することが重要と思っています。
よって、SCVCでは、合併症が少なく、傷のきれいな、手での止血を積極的にします。言葉どうり手間をかけることが重要だと思ってます。
本日は、僕は2人の止血をしました。明日は止血の朝6時の確認が3人います。
サー寝ないと、
Tsutomu Fujita M.D. Founder of SCVC, Chief of cardiology in Bali international hospital. Please contact me Email rotamanlaser@gmail.com, WhatsApp +818032356345
藤田先生への質問、お願いなどなんでも、
2008年7月4日金曜日
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これは、個人のページになります。いまはバリにいますが、いつでも、相談に乗ります。
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8 件のコメント:
もう札幌に戻られているのですか・・・
今日朝一、いの一番で発表しましたが先生が座長をしておられました。自分の発表のことについて先生のお考えもお聞きしたかったのですが聞きそびれました。それにしてもお忙しいですね。お体にきおつけてがんばってください。
来年くらいには、落ち着くと思いますので、すみませんでした。
またね。お互いに体を大切にしましょう。
でも、昨日CCIを読んだんだけど、すごい症例報告みましたよ。
タイトルは、High Energy Eximer Laser to treat coronary instent restenosis in an underexpanded stentというタイトルで中身は、石灰などの病変にステントをいれて、ステントが広がらなく再狭窄を繰り返すひとに、レーザーをやったら、ステントが広がるようになって、治療できたという報告なんだけど、
その拡張できた理由の考察がすごい。
X80という高出力のレーザーをぼくも購入してもっていますが、abalation能力がたかいのですが、それはあくまでも、レーザーがあたったところだけをアブレーションするのですが、この論文では、photomechanicalなレーザーの特性をいかして、あえて、生食でフラッシュせずに、血液および造影剤のなかで、レーザをすることによりステントの外側の病変にたいして、衝撃をあたえて、固い病変をやわらかくすると結論つけてます。
石灰化でステントをいれて、広がらなかった症例に対して、劇的な効果が期待できるかもしれません。
レーザー治療中は、生食でフラッシュして、なるべくphotomechanicalな要因を排除して、photochmicalな要因でアブレーションをするのですが、石灰化などの病変は、あえて生食でフラッシュせずに、レーザーして、石灰化が治療しやすくなれば、ロタいらずになります。
レーザーがステントの外に対して、効果がある。それも、生食のフラッシュをしないで、あえて、おおきくなるphotomechanicalな要因を利用する。
大変、目に鱗でした。
やります。
先生の止血のしかた、とても、感動しました。カテーテルさえ終われば、それで、よしとするドクターがほとんどですが、じつは、止血は今後のカテに影響します。仕事師は血管を、大事にするのですね。
妻はカテ後、鼠ケイ部をコンプレッサーで止血されましたが、カテーテル挿入部からずれていて、手のひら大の皮下出血瘢ができ、3ヶ月後の確認カテの時、血管が硬くなっていて手間取りカテーテルを挿入できず、反対のソケイ部から入れたということがありました。その緊張から発作を起こし軽い合併症を併発しました。
先生の手によって止血された患者は感謝しているでしょう。
先生のやさしさに気持ちがあたたかくなりました。
止血をちゃんとしないと、それがトラブルになります。開業したときの、コンセプトの一つに、手を抜かない。だから、しっかりと止血を含めてちゃんとやります。
カテーテルをたくさんやってえた教訓です。
これからもがんばっていきます。
JSIC、とても勉強になります。先生も、がんばっておられますね。体を昔も、今も鍛えておられますが、暦年齢 ってのは以外にごまかしがきかないところもあります。怠け者の自分なんかよくわかります。
くれぐれも、お体ご自愛ください。先生が万一倒れられてしまうと、患者さんも、職員さんも、とても困ってしまいます。先生のご健康が最優先であり、そうであれば、あとは自然に神様がすべてを助けてくださると思いますよ。
止血中の患者さんとの雑談が一番のコミュニケーションですよね。若い人にやらせてばっかりで最近やってないけど。。。駄目ですね。初心に返って頑張ります。
現在は臨床の第一線からは退いていますが、昨年まで血管外科医として働いていた時は、止血デバイスは使わず、必ず自分の手で止血していました。動脈の穴をピンポイントで押さえるのが最も確実に止血できてかつ動脈損傷もないからです。それから、匿名さんもおっしゃるように、止血中に患者さんと話ができることも大切ですよね。こうした考え方や技術を後輩たちにも伝えたかったのですが、彼らは時間を惜しんでデバイスを使いたがり、私が立ち会わない時にはデバイスを使っていました。私の不徳の至りを悔やむばかりです。
お仲間のみなさん。
やはり手での止血がいかにいいか?安全かを伝えきれていないのは、僕も反省しています。
初心に戻って一生懸命、止血しています。止血デバイスの欠点を、強調できなかったのが残念です。僕の不徳のいたすところです。
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