札幌ハートセンター

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2010年9月16日木曜日

加藤先生のCTO




今回は、3例でした。

1)LAD CTO 7fr JL ではいっています。一例は、アンテから、パレレルで通過しています。高齢者の女性であること、石灰化が強いことから、LMTが立ち気味のかたで、このようなケースはLMTのinjuryがおきやすいので、通常は8frではいるところが、ガイドは柔らかい7frを選択しています。Xtでワイヤーをコントロールして、2本目も、ワイヤーがXTでコントロールできずConqで通過させています。Conq 9,12 8/20のワイヤの特性の違いを勉強させてもらいました。
2)LAD CTO 通常の8fr 7frシステムで、sep^sepのレトロが通過せずにで、RVからLADのretroを通過させています。このようなチャンネルのワイヤーの選択、その理由を勉強しています。使用ワイヤーは、sion blueでいけるところまでいって、最後のひとゴエをFCでいつものようにPVCとともに、通過しています。いつものように、ワイヤーのshapeも勉強しました。retoroチャンネルは、FCおよびXTという選択とは別にsion blueなどの14のball tipのワイヤーが選択されます。大きな理由は、レトロチャンネルの本幹以外の細かい枝には、入りにくいいうことです。とくに、今回のRVはコルセアによるしゃくとりをしますので、血管の走行がかわってきます。ですから、sion blueで安全にいけるところまですすめるのです。なぜ、FC XTが危険かは、滑りのせいでこまかい枝に入りやすいことと、先端のチップの荷重が固くチャンネルを壊す可能性が高いからです。
ここらへんの理由は、一緒に勉強しないと理解しにくいかもしれません。
見学がかたが6人来られましたが、このRVからLADに通過させる手技をみて、感動していました。この症例は、コルセアがLADまでもっていけず、そのためにRCARTは、最後の選択になり、いわゆりKissing wireでantからkonqで通過しています。
コルセアが通過しなかった理由として、ガイドのバックアップがALといえども、弱いこと、もし通過させるのであれば、アンテから2.5のバルーンで血管内アンカーをしてみる方法があります。
でも、通常のreverse CARTにもっていかなかった最大理由は、RVからLADにぬけてから、ワイヤがまがってLADにあがっていきますが、その時にワイヤーをくるくる回して操作すると、その曲がりのところで、ワイヤーがねじれてしまう可能性があり、少なくともワイヤーを操作するときは、そこの曲がりまでコルセアでカバーしてからやらないと危険と判断したということです。

写真です。

3)アンテからXTで通過しましたが、シネの読みと違うところから通過しましたが、これも勉強になりました。

最後に一時間加藤先生を交えて、MEともども、一時間の症例検討をしました。大変有意義な時間でした。

毎月やっていますので、朝日インテック、セントジュード、Volcanoなどさん経由で勉強に来られる方も多いので、ぜひ勉強にきてください。

一緒にスキルアップしましょう。

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