札幌ハートセンター

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2013年7月20日土曜日

super low speed rotablator

 初めて、ロタブレーターをシアトルに講習会にいったときに、ロタブレーターに接して、ロタPOBAの素晴らしさを実感しました。その時の、ロタブレーターの名称が、High speed rotational atelectomyであったと思います。その名前がよくなかったと思います。ロタブレーターは、高速でというイメージができてしまいました。
その後DESがでてきて、lesion modificationの意味しかなくなり、ロタブレーターの回転数もどんどん高速化していきました。
高速化のメリットは、ペッキングモーションで、素早く削れることです。素早く削れるので、当然slow flowの頻度も少なめになるとおもっていました。
14万回転と18万回転では、血小板凝集の度合いの違いが報告されていたことと、熱による血管障害も報告され、回転数は低速がいいと言われた時代から、先ほどいったようにステント時代になり、よりすばやくバーを通過させるために、高速回転でロタブレーターが主流になっているような気がします。

ライブなどで、ロタブレーターをだすと、STは上昇する、slow flowは起きる、患者さんは胸痛を訴えるなど、さんさんたる状況です。これは、手技の問題なのか?と常に疑問がありました。

5月からロタブレーターが再開して、感じたことは、以前の自分の経験よりあきらかに、軽度のslow flowが多い感じがします。軽度のSTの上昇の度合いが強い気がします。バー操作が雑になったのか?と思いましたが、違います。IVUSでみるとバー通過後に感じも、予想以上にガイドワイヤーバイアスがかかっている例もありました。ニュヨークのCCCでは、シャーマが14万回転でロタブレーターをしていると言っていました。といっても、slow flow になっていましたが。。。。。

振り返ってみると、ロタブレーターによるトライアルでも、MACEに関しては、いい成績を残せてません。術後のCPKの上昇も多くそれが、MACEを悪くした可能性があります。

高速回転による、血小板凝集能の上昇や、熱などの発生がslow flowや、予後をよくしていないという過程で、こ、おもいっきり低速でのロタブレーターを始めました。

バーがストールするのが、8万回転ですので、10万でロタブレーターをしています。

すでに、2週間たちましたが、予想以上に削れることよりも、slow flowが起きにくいことがわかりました。高速回転では、slow flow予防のために素早いペッキングが必要でしたが、低速では、ゆっくりしたバーの操作でも、slow flowはきません。

BVSが今後くることを考えて、rotaPOBAの再考と、ultra low speed RAの可能性を追求して、今後発表させる予定です。

14万回転以下では削れないと思い込んでいた、自分に反省です。


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