先週に、第2回の札幌ハートセミナーを行いました。
たくさんの方が来場されて、感謝します。
今週は、やはりセカンドオピニオンの方が多くこられました。
一人は、今年他院で、PCIを施行しています。3時間くらいかかりその後にも、胸痛が続くといって、受診をしています。主治医に相談しても、内服で様子みましょうとしか言われなかったそうです。
CTAをしてびっくりです。治療したLADの手前のステントが99%の再発と、#8の末梢の心尖部にステントが入っており、そこも閉塞していました。
すぐに入院して、LADの治療をしましたが、治療した分かったことが、石灰化がつよく、ステントが広がっていません。ステントの末梢の狭窄はロタブレーターでステントを入れなおし、手前のステントは、NSEで高圧拡張で拡張です。ちゃんとした拡大ができましたが、次回再発時は、さらなる大きなBurrでのロタブレーターが必要そうです。
経過から、??????の方です。
また、ある方は、バイパスをしており、6年まえにバイパスが閉塞しており再治療でRCAのCTOを治療がうまくいかず、2回めのバイパスとなっています。今回、再度胸痛で受診です。LCXの狭窄によるものです。ここを治療です。LADのSVGが30年前に繋がれており、将来閉塞のことを考えて、経過をみていく必要があります。また、RCAのCTOが#1にありますが、#4AVも閉塞しており、GEAのバイパスでは不十分な血流です。
主治医が、曖昧な態度をとっているケースがセカンドオピニオンになるケースが多いと思います。患者さんに、医療面以外でも、精神的にも、安心してもらうことがいかに重要か感じました。
患者さんの命や、心のケアも必要です。
2 件のコメント:
藤田先生お疲れ様です。
先週のハートセミナー、私も行ってきました。
朝早めに行ったので、席も丁度良い場所に座る事が出来ました。
こういう講演は、できるだけたくさんの方に聞いてほしいですね。
わかりやすくあっという間の3時間でした。
それにしても鵜野先生が冗談を言われたのには驚きです。
淡々とお話ししそうで、冗談等には縁のない感じに見えますので、ギャップが面白かったです。
来年の会場は市民ホールなので、より近くなりますね。
yuzuさん、よーく気が付きました。鵜野先生は、ダジャレはいいますが、講演での冗談はいえなかったのですが、南淵先生をみならって熟考の上にやったと思います。
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