普通なら、処置ができないといって断ることは、簡単です。
でも、現実には、夜間に専門病院でちゃんと処置ができるかどうかは、疑問です。それが、結局表面的な処置をして、帰して、再度再出血ということになるのです。
どうすればいいか
本来であれば、当院で一時的な処置をして、翌日に専門の病院に紹介するところまで当院ですることが必要でした。その状況を家族に電話して確認したので、いま鼻血をとめる処置ができる耳鼻科を探して、電話してそこが受け入れてくれることを確認して、家族に電話をしました。
夜間などは、専門的な病院がやってなければ、基本的な処置はどこでも一緒というか、その場しのぎが多いのです。ですから、僕らはとりあえず、受けてその後は専門病院を探す。それがたらいまわしを防ぐ方法ですし、それが当院を信用して、かかってくれる患者さんのためなのです。
このような対応の仕方が、いきすぎと思われる人が多いと思いますが、そこまでするから、信用が得られるのだと思います。
そして、それが去年のPCI 1695件にあらわれたのだと思います。自信をもって、努力していきます。
とにかく、患者さんのためになにができるか、最善なことができるようにしていきたいものです。
3 件のコメント:
藤田先生
新年おめでとうございます
昨年は大変お世話になりました。有難うございます。
今年も宜しくお願いいたします。
休日や時間外は、総合病院の医師も専門外が多いですから、病気を見過ごされる事もあるでしょうね。
救急車で搬送されて大丈夫と返されて、実は重篤な病気で手遅れでしたなんて事もあります。時間外で専門医が居なかったら、かかった時の対応が大きく作用しますね。
プレジデントのランキングトップの先生方のコメントに、「信頼があるから人が集まる」「安心感があり期待を裏切らない治療がなされるから、感動がありリピーターも口コミも多くなる」「手術数の多寡は手術の質に反映する」とありました。
信頼と実績のある施設に、より多くの患者さんが集まるのですね。
藤田先生、お疲れさまです。
鼻血で救急車・・・ちょっとビックリしましたけど家族の人達には大変な事だったんでしょうね。
先生の対応で安心したことでしょうね。
先生のような考えのお医者さんがいてくれるとわかっているだけでも心が落ち着きますよね。
患者さんからすると嬉しいことだとおもいます。
救急車のタクシー代わりが問題になった時期もありましたが、重症か、軽症化は、医療の専門化からみたら、はっきりしていますが、それ以外の患者さんだったら、よくわかっていないのが現実であり、救急車についても、そうですが、なんで軽症で?ということを考える人もいますが、その患者さんが重症と考えていることを理解して、対応してあげないといけないんです。患者さんは、なにかあったときにどうしていいかわからず、不安なのですね。
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