確かに手術の適応もあり、僧帽弁も治療が必要になりそうな感じでしたので、手術は簡単ではないですが、50%の成功率はいいすぎだろうという感じでした。
年齢の割には、大変元気でしたが、心がすっかり折れていまして、このまま死ぬのを待つような感じの元気のない表情でした。
当院の検査の結果では、リスクは確かにあるが、上手な先生に手術をしてもらったら、大丈夫ではないですか?あきらめないで頑張ってみませんか?いつ死ぬかもなんていう心が折れた状態で、余生をすごすよりも、新しい心臓で元気に長生きしてみませんか?などど、外来でおはなしをさせてもらいました。
その後外来に家族の人とこられて、手術をうけてみたいと言ってきました。家族の方の話では、僕の外来後から急に元気になって明るくなったそうです。ちゃんと元気になりましょうね。と約束をして、手術を受けてもらいました。
今日、退院して紹介状をもって外来にきてくれました。患者さんから感謝の言葉とお手紙をもらいました。僕が治療したわけではないのですが、すごくうれしかったです。
医者は、医学という治療の武器をもって患者さんに最高のものを提供しなければ、なりません。でも、そのまえに、病気になった患者さんの心のケアーもしないといけないと思います。
いつも僕も注意をしていますが、医者の一言で患者さんの心を折ったりします。気をつけないといけないと思います。
患者さんが安心してもらえるように、感謝してもらえるように一生懸命にやることが大切だと思います。
3 件のコメント:
藤田先生、お疲れ様です。
患者さんが元気になってよかったですね。
病気になるとそれだけでも心がおれてしまうとおもいます。
元気になりましょうと声をかけてもらえると背中を押してくれたようで元気になりたい、なろう、と前向きに考えられるようになるのだとおもいます。
私もいつも辛くなると先生のブログで元気をもらいます。私も先生に心のケアーをしてもらってるひとりですね。
だから職場の人達は私のことをいつも元気だといいます。元気なイメージしかないようです。いつもありがとうございます。
たくさんの人に元気をあげましょう。そうすると自分も元気になれます。
陽の連鎖ですね。
藤田先生、おつかれさまです。
ありがとうございます。
私は先生のブログを見るようになって相手に対する考え方や自分の行動など随分影響うけていますね。ホットすることが多いですね。そのせいもあって私は最近では本を買って読むことが前からみるとほとんどすくなくなりました。
先生のブログから元気を貰う分、皆にも分けてあげれるよう、頑張ります。
コメントを投稿