札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2010年7月30日金曜日

CTOのワイヤーについて


昨日も2例のCTO、一例は、アンテから、2例目は、LADのcTO retorからみえないseptalをいつものワイヤー選択で通過しています。

レトロチャンネルを通過させるのに、septalとエピカルドでは、微妙にワイヤーの選択、形状がかわってきます。

やはりいまだにメインはフィルダーFCはかわりありません。コルセアからの先端造影でそのチャンネルの蛇行、曲がりをみて、ワイヤーの選択、形状をかえる必要があります。
先端0.5mm 45度まげが極めて大切で、造影でみえにくいようなtinny チャンネルはこの形が重要です。60度ではだめなのです。もっときつい角度が必要なことがあります。そして時間がたつと角度がとれてくるので、reshapeも大切です。
あとは、造影でみえるような蛇行に関してはそれに沿わせて第二カーブの先端からの曲げポイントおよび角度が重要になってきます。
ワイヤーの選択では、ワイヤーの先端までhydroコートがついていないとチャンネルを壊す可能性があり、いまは、やはりfilder FC Xt suoh sionがそのチャンネルの性格にあわせて選択されます。

あとは、コラテラルチャンネルの読影を死に物狂いで何回もみることが重要で、頭で走行をイメージできるようにすること。必ず、バイプレーン走行の理解をすることが重要です。

症例は、通常の造影ではチャンネルはみえません。#4PDからsepにはいるチャンネルは右冠動脈から急激な角度でsepにはいるので、通常のワイヤーでの操作では選択ができにくいのです。このケースはsionである程度まで選択して、corsairをつっこんでいます。このcorsairをつっこんで、RAO CAUDで選択造影できるようになったことがCorsairのいいところです。このRAO caudでチャンネルが伸びてみえまることが重要です。なぜ、sionが使われるか?これが理解できないといけません。

加藤先生のCTOの月に一回の症例検討で、確実に知識や技術がつきます。

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