医療人として、病院に働いているときに、自分のホームはどこなんだろうと考えると、医者以外は、全員そこの医療施設に就職していますから、そこがホームなわけですよね。
でも、医者は多くが、医局からの派遣に頼っていますので、ホームはそこの医療施設ではないわけです。そのような感覚では、命がけの仕事はできないと思います。する必要もないのです。医療において、医者が車にたとえるとエンジンであり、みなをひっぱて行く必要があります。でも、現実には、帰属意識の薄い医者が多ければ、エンジンの性能は劣化するのみです。
でも、現実には、医局に頼らなければ、医者の派遣もままならない現実もあります。
たくさんの医者をかかえる大きな病院の一番の悩みはそこですよね。
小さい規模であれば、なんとかリクルート可能でしょうけどね。
僕は、医者になってから医局に属することなく、働いてきました。働いていた病院が僕にとって帰属すべき
場所でした。だから、死に物狂いになれました。しかし、大きくなっていくとプチ医局みたいな感じがあり、一人が死に物狂いにならなくても、なんとかなるみたいな、組織病がでてきました。いまのSCVCは、あきらかに僕のホームそのものです。命がけで守らなくてはいけません。だから、死に物狂いで仕事が楽しくできます。
そして、それを理解する仲間と、命がけで仕事をしていきます。
2 件のコメント:
医者は開業する以外、医局に属しているものとばかり思っていました。(認識不測です)
人間が心臓が丈夫でなければならないように、病院も先頭に立つ医師が人間にたとえるなら心臓部ですよね。
その医師の技術や人間性によって、集まってくる職員の資質や周辺の総てに、格差が出てきますね。
よく企業では、社員は歯車の一部に過ぎないとか、あまり良い表現に使われないようですが、組織を動かすには、その小さな歯車の一つ一つが、無くてはならない大切なものだと思うのです。
人間は感情の動物ですから、誰かに大切に扱われると周囲にも同じ想いで接する事が出来ます。
先生がいつも、SCVCの職員を幸福にしなければならないとの想いが反映して、皆さんが患者さんにも優しく出来るのだと思います。
確かに組織が大きくなると、自分ひとりが必死になってやらなくても、誰かがやるだろう・・みたいな考えも出てきますね。
むしろ、それゆえに周囲から浮いてしまったり正当な評価や、真摯な受け取り方をされなかったり、難しいでしょうね。
先生は開業されて本当に幸せですね。
これからご自分の理想とするどんな医療でもする事が出来ますね。
地方自治体の病院は、医師の派遣は医局に頼るより方法が無かったようです。
制度が変った今、医師の確保はますます困難を極めます。
やはり、〝ここの病院のこの先生の下で仕事をしたい〟と思わせる魅力のある医師がいなければ、何時まで経っても医師不足は解消しないのではないかと思います。
素人の単純な発想ですけど。
鵜野先生をみていると、自分と同じ匂いがします。医者馬鹿ですね。完全に。忙しいことが、苦痛ではない。それよりも、人にはできないことを、ちゃんとできる喜びをとる人です。
やる気がある患者思いの医者がふえれば、すべて解決されるとは思いますが。。。。
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