札幌ハートセンター

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2011年1月26日水曜日

病気の管理

予防と早期発見が大切なことは、みんな知っていると思います。ただ、予防すれば病気にならないということではなく、遺伝情報などで、どんなに努力をして予防をしても、なるときはなります。ですから、予防と早期発見はセットでやらないといけないのです。

当クリニックでは、心臓血管ドックという一万の早期発見プログラムがあります。これは、一次予防早期発見です。また、2次予防早期発見としても、定期的なCT、エコー検査、採血を必ずすることにしています。それも、徹底してやります。

一度 動脈硬化の病気になったかたは、心臓などが解決したとしても、一生の管理になります。食事、運動、生活習慣病の管理、CT、エコーなどの定期検査が必要です。
実際外来をやっていると、当然症状がでていない人であれば、定期的にCTやエコーをすすめることを忘れたり、採血を全然してなかったりします。これって、意外と多いのです。

なぜか?症状のない患者さんに検査をすすめることは、大変労力がいるからです。患者さんがきて、かわらなければ、いつものように薬をだしておきますといって、外来を終わるのが、楽だからです。でも、そこをしっかりやらないといけません。

いま、SCVCに足りなくて、必要なのは、食事指導、運動指導がしっかりできていないことです。そのために心臓リハビリや、総合リハビリ、など栄養指導など含めたリハビリが必要なのです。それがしっかりできるようになれば、一次予防からすべてをしっかりできることになり、今以上に完璧にちかづきます。

心臓リハビリ学会に、みんないれて、これからしっかりと勉強していきます。

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