札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2011年4月20日水曜日

ひさしぶりにびっくりです。

前病院から、つきあいのある患者さんで、僕の恩氏の舟山先生の患者さんだったひとで、最近は、僕がみていますが、以前から1000万の寄付を死ぬ前にするから、葬式をだして頂戴といわれていました。
最近入院して、退院のムンテラをするために話をしていたら、芋のプレゼントがあるといって、手渡されました。袋をその場であけてみると、やはり新札の1000万でした。本日外出希望で、家族と一緒にいっておろしてきたそうです。
いま寄付をもらうと、患者さんが亡くなってしまいそうな気がするので、いまは受け取れないといって、本日まで病院の金庫で預かり、本日退院ついでに、再度患者さんの口座に戻すために銀行までおくります。

自分が認知症になるまえに、寄付をしたかったそうです。もうすこししたらねといって、事無きを得ました。

とても嬉しいことであり、ありがたいことです。でも、びっくりして、思わず笑ってしまいました。

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

もうすこししたらねといって、事無きを得ました。とても嬉しいことであり・・・
今回は返還したが、再度もってきたら今度はそのまま受け取るのか?1000万も?最低の医者ですね。

rotaman さんのコメント...

それはありえません。ご安心ください。患者さんを納得させるための言葉です。

yuzu さんのコメント...

1000万とは凄いですね。
どんな大金も高価な物も、死ぬ時持って行けるのは唯一、心しかないと思います。
その患者さんはそういう意味でも、自分が存在した何かを形にして残しておきたかったのではないでしょうか。

rotaman さんのコメント...

僕に葬式をあげてもらいたいということと、年に一回の墓参りをしてもらいたいという希望です。自分の家族のように思ってくれているということでしょう。

患者さんに愛されるという言葉が適切かどうかはわかりませんが、僕としては、実際に1000万をもらうことより、このように思ってくれたということのほうが大変嬉しいことなのです。

そのような物ではなく、心がありがたいと思います。

くいしんぼう さんのコメント...

藤田先生、お疲れ様です。

先生にお墓参りをして欲しいので・・・ほのぼのとしてかわいいお願いに思わず笑ってしまいました。
この方は先生の優しさを分かっているんですね。