札幌ハートセンター

札幌ハートセンター
Dr Fujita's blog. Enjoy it

2011年12月3日土曜日

人に優しく。競争社会のなかでは、相対的な立場が気になり、相手を蹴落としたり、競争相手との差などが気になるようです。社会からの評価、他人からの評価、いろんな評価があります。
僕は社会貢献はしたいとは思っていますが、社会から評価を受けたいとかなどの気持ちは一切ありません。でも、唯一気になるのは患者さんからの評価はすごく気になります。患者さんに愛される札幌ハートセンターにしていきたいといつも思っています。

相手がどうだこうだという相対的な評価や価値基準を置いて、そこから離脱できなくなっている人を多くみかけます。もっと大きな視野で、そして大きな優しさでみれれば、気持ちも楽になるのにと思います。でも、このような状態から離脱をするためには、それなりの苦労をしないとわからないのかもしれません。自分の一人の力がいかに無力で、人や社会に支えながら生かしてもらっていることに気づかないとこのようなことはわからないのだと思います。

僕は、札幌ハートセンターを作るまでそして、これから成長させていく過程で、まだまだいろんな試練があると思いますが、自分がスキルアップするためなので、ありがたく思っています。そして、いままでのいろんな苦労が待ちがいなく、僕を成長させ、優しくしたと思っています。

感謝、感謝。


4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私は、三年前に母を亡くしております。
家族で頑張りましたが、病には勝てませんでした。その時のDrの対応に今でも不信感で一杯です。もっと心の通う、患者の身になった対応をしてほしかったという気持ちで一杯です。

そんな中、私は初めての出産、育児に向き合いました。近くに頼る身内がいなく、父には迷惑かけまいと自分なりに頑張っていましたが、調子を崩し倒れました。
そして藤田先生の病院に運ばれました。

そこで点滴をし、休んで目を覚ました私に先生は
「またいつでも来なさい、すぐ治してあげるから」とサラリと言ってくれました。

嬉しかったです。

正直、今の世の中、医者なんて地位や名誉の事で頭一杯なんだろう。。。
患者の気持ちなんて分かるわけないと思ってました。

先生に助けて貰ってから、藤田先生ってどんな人なんだろう?とブログを読み始めて
今は、先生みたいなDrがいる事に嬉しく思います。

先生、応援しています。
夏の日は、お世話になりました。
先生、いつまでも変わらないでいてください。

rotaman さんのコメント...

元気になってよかったですね。そういってもらえて大変うれしいです。なによりの評価ありがとうございます。

患者さんのためにがんばりますよ。ありがとうございます。

匿名 さんのコメント...

私も母が長年、入退院を繰り返していました。
その頃は検査結果など、家族として聞きたい事があってもその場でとは行かず、何日も後になったりしました。
藤田先生のように直接電話で話せたり等は、夢のような事です。
医者なんて高飛車で、人格なんて最悪だとかなりの偏見を持っていました。
たとえ説明を受けても、気難しくて余程言葉を選ばなければ何か一つ聞くのも困難な状態でした。
専門医の受診をと思っても、母は「先生が大きな病院にいってはいけない、実験材料にされてしまう」と、よく言われていたようで医療関係の友人や私達がいくら進めても聞いてもらえませんでした。
冷静に考えると馬鹿げた話ですが、余程体調が良い時でなければ通院も思うように行かなかったのですから、医師の言葉に洗脳された状態だったのかもしれません。
その後、「腸や肝臓に腫瘍がある・年齢的に諦めても良いのでは」等と言われ、さすがに呆れ果てました。
人の命を何だと思っているのだと、紹介状ももらわず当時私が通院していた消化器の専門医の検査を受けたら、異常なしでした。
ただ心臓が正常の2倍に肥大して、冠動脈が圧迫されて腫瘍と間違ったのではないかとの事で、心臓血管外科を紹介されました。
検査の結果、それまで聞いていた病名とは全く異なる物で呆然としました。
それまでの治療は何だったのでしょうか。
もっと早く受診していたら、今も元気で一緒にいたのだろうと、母と同年代の人を見るたび思い出しますが、最後に納得のいく治療を受けられた事、母も良い先生に診て貰えたと満足していたのが唯一の救いです。
ただ、たとえ数日でも元気になってよかったと家族で喜べる日があったらと、今でもどうにもならない事を思います。

評価などという物は、その人を見て周囲がしてくれる物だと思います。
人間は1人ではどんなに頑張っても限界があります。
お互いに協力しあえる仲間が、一番大切ですね。

rotaman さんのコメント...

コメントありがとうございます。医者は、学力がよくないとなれません。そして、学力ができるものが、人間ができているとは限りませんし、逆に失敗をしたりしていないので、人間的に他人の痛みがわからない人が多いのかもしれません。一人でも、そのような他人の痛みがわかり、そして、自分一人の力の限界を知り、他人の協力のもとで、仕事ができているということに気づき、謙虚になってほしいという思い出、この投稿をしています。
僕の多くの知る医療人はそのような痛みをしる人です。これから、増えていくことを期待しています。
コメントありがとうございます。