札幌ハートセンター

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2011年12月10日土曜日

腎動脈狭窄

高血圧の方で、腎動脈狭窄の方は意外と多い。しかし、エコーができなければ、スクリーニングができない。当院では冠動脈CT時に同時にとることをしています。そして、エコーもほぼスクリーニングです。かなりの確率で腎動脈狭窄の方はいます。そのなかで、治療の必要については、有症状がどうかが、問題になります。高血圧があるか?血圧の内服をしているか(多剤内服か?)?血圧の変動がないか?cardiac disturbance syndromeではないか?などを総合的に判断して、当院で腎動脈の治療をしています。

当院での、腎動脈エコー件数は年間6000件、PCIが1700件、腎動脈ステントが300件。腎動脈ステント症例の比率は、エコーでの比率では5%、PCIの比率では18%でした。

今回いってわかったのが、北見の北星脳外科も、PCI 230,腎動脈40件で、エコーとの比率、PCIの比率も同様でした。

北見は応援にいっているだけで、SCVCのスクリーニングを導入しているだけですが、エコーをたくさんやれば、5%には治療の患者さんがいることになります。当院の検査ががんばってくれるおかげです。

腎動脈ステントに件数が少ない病院はエコー件数も少ないと思います。

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