札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2009年10月23日金曜日

高齢者

核家族化の影響なのでしょうか?一人ぼっちの高齢者が増えています。そのなかでも、運のいい高齢者は、家族がつきっきりで、介護を一生けん命しています。一方、仕事が忙しい、部屋がせまい、昼間みるひとがいないなどの、できない理由をたくさんあげて、一人ぼっちというか、医療施設に丸投げするようなことも見られます。
親の面倒をみるのが、当然とおもっているので、そのような状況のときには、つよーく意見しています。困ったら僕らができる範囲では、いろんなことを家族と一緒にしてあげたいと思いますが、家族から丸投げされているのをみると不憫でしかたなく、思います。SCVCでも、おばーちゃんにつきっきりで、一緒に寝泊まりして、食事をがんばって食べさせている家族や、自宅で、家族がおばーちゃんに点滴をしながら、一生懸命看護をする家族をみると、ほのぼのして、うれしくもあり、偉いなーと思います。家族に温かく見守られて、寿命をまっとうできる高齢者が一人でも、増える世の中になってほしいものです。

5 件のコメント:

加藤尚子 さんのコメント...

とてもつらいブログです。でもこれが今の社会ですよね。私は、母親を先生の前の病院で1カ月付き添いのため仕事休みました。ある程度、境遇されていたかもしれませんが昭和半ば生まれの私は母を即選択ですよ!子が親を見る当たり前の世代に生まれ、私は家族を大事にしたく犠牲を覚悟でいました。バイトでも生きていくぞ!と。 その当時の上司は私より若く、仕事をどう思っているのかと馬頭され悲しかった記憶があります。今は、左遷されても、私が母を見送れた自負があります。     でも。今は、気持ちはあっても周りの事情でなくなく放棄してしまうもの現実ですね。解雇も簡単に発生しますから。      でも私は人と人の出会いは一期一会だと思うので、家族が無理なら病院の介護支援やいっぱい手だてがあるはず。
ご高齢の方の不安をなんとかしてほしいですね。とても大変ですが、患者さん家族にアドバイスして下さい。自然体の先生ならと・・。地域も今、一人で住んでる高齢者支援を目指していますし。でも悲しい現実社会ですね。 

yuzu・p さんのコメント...

昔は沢山の家族で住んでる家が多かった気がします。核家族と言う言葉を耳にして久しいけれど、一時、老人医療費が無料だった頃、家族は病院に居てくれた方が安心だし、高齢者もまた様々な理由で、退院したがらない傾向にありました。費用がかかったら、双方こんな状態には出来なかったと思います。
その頃の若い世代が、今介護の必要な年代になっているのではないでしょうか?
そこそこ元気なうちは子供の世話にはならないと言っても、何時までも若くいることは出来ません。
子供が何人いても自分達の生活重視だったり、またフルタイムの仕事をしながら、寝たきりの親の面倒を最後まで見た友人もいます。食事もきざみ食やミキサー食など、介護施設で行っている様な事をして、本当に大切に日常を送っていました。近くに住むお孫さんが協力してくれたり、1人では先の見えない介護も、周囲がほんの少し手を差し伸べるだけでも、負担は減少します。
それぞれの家庭環境や事情があるとは思いますが、介護保険のサービスを上手に利用しながら、在宅で生活が出来るのが、高齢者にとって一番幸せかと思います。
介護保険もスタート当初から見ると、利用るする方には厳しくなってきていますが。
人間は平等に老いて行くし、必ずしも、健康で天寿を全うするわけでもありません。
親が高齢になるに従って、みる子供のほうも年をとります。
中には寝たきりの子供を、高齢の親が見るケースもあります。
介護疲れから起こる悲劇もよく報道されます。単に同情だけでは済まない事も多すぎます。
絶対的にどうしようもない状態の人が利用できる施設も不足しています。
政権交代が、目先の事だけにとらわれず、もっと先を見据えて欲しいものです。

rotaman さんのコメント...

コメントありがとうございます。病院に丸投げする家族がいちばん悲しいですね。仕事があるんだけど、なんとかしないという前向きが姿勢が見えれば、一緒にがんばりましょうという感じになりますが、できない理由を最初からいってきて、無理といわれると、注意したくなります。といっても、おばーちゃんには罪がないので、うちで引き取ってしまうんでが。。。。

くいしんぼう さんのコメント...

藤田先生、お疲れ様です。
家族の方も色んな方法があることを、知ってる方も少ないのだとおもいます。
訪問介護、ディサービス、短期入所、など色々あるけれど把握してる人は少ないとおもいます。
そのために役所にも施設にも介護支援員、相談員がいるのですから。
家族の方も方法がわからず、先生に頼みこんでしまうのかも知れませんね。
10年まえだと入所してきても寂しいと3日くらい泣いてるおばあちゃんもいましたが、今は割り切って入所してきてるお年よりが多いようにおもいます。
たしかに自宅で介護ができるのはいいとおもいますが・・・自分も現実になったらどうするか?・・・わからないです。
でもどこにはいっていても、その人のことを大切に思う気持ちのもんだいですよね。
確かにおばちゃんは悪くないですよね。
先生、がんばってください。

yuzu・p さんのコメント...

以前、ご自分でも寝たきりのお姑さんを見ていた方が、「今はいいよね、ショートステイ等があって。昔は大変だった」と話されていました。
確かに一昔前は、“介護はお嫁さんの仕事”と決め付けられた時代もありました。
それに訪問介護などで、他人に家に入って欲しくない人もいるようです。
これだけ超高齢の社会になっても、いざ介護認定を受けるにはどんな手順を踏むのか、どんなサービス提供があるのか多くの人は知らない、ある意味狭い世界なのかなと、思うこともあります。
認知症になったら、身内なら何でこうなったのかといらだつ事も多いと思います。
悪いと分かっていてもつい、感情的になって大きな声で怒ってしまったり、だからある程度はその道のプロに任せた方が、お互いによいといわれる所以もあるでしょうね。
精神的にも経済的にも余裕がないと、難しい問題だと思います。