レトロチャンネルを通過させる技術は、ワイヤーの選択、tip の曲げ、ワイヤーの操作、呼吸など様々なものを短時間にトライすることが成功への道です。通過しないときは、しっかりtip injectionで多方向とり、原因をさぐりそれに対応できるか考える。
septal surffingは、とてもいいアイデアだと思います。日本の先生には、馴染まないかもしれませんが、僕は好きです。
理由は、sep なので、穴が空いても問題にとてもなりにくい。見えないチャンネルも通過することがある。一番安全なsepからレトロのチャンスを増やす手技は、とてもリーズナブル。
むずかしいepicardをどう通過させるかにこだわらなければ、治療が完了できなかった時代には、リスクを犯すことは、いいと思うが、TDADRがある今は、そこにこだわることは、僕はやめた。
エピカルドチャンネルの損傷による出血は、レトロからのcoilだけで収まらないケースがときにある。そのときは、アンテ側からの血流による出血が続くことがある。それを止血することは、アンテからワイヤーを通過させて、コイルをいれなければ、ならない。このようなことが数%でも起きえるので、epicardのチャンネルは、とても慎重に、いざとなれば、アンテからSTARで抜いて止血ができるくらいの準備をしてやっていました。そのような意味でここにワイヤーを通過させてレトロをやることは、海外の先生からするとクレージーなんでしょうね。
でも、それをしないでTDADRでできるなら、楽です。
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