札幌ハートセンター

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2022年12月2日金曜日

CTO4

 昨日 LADの細い、石灰化のCTO病変にtry.今回の造影ではすこし流れている。しかし、CTOの部分であったところから、LAOで右に曲がって繋がっているかいないか微妙な感じ。

最初はsion blackで通過を試みるが進まず、そこからGAIA2へ。右への曲がりを追従させるようにコントロールさせるも、定点回しができず、解離に入る。で、引き直して、その右にいれるようにワイヤーをコントロールするとするするとtrueにぬけた。

ここから学ぶことは、シオンブラックは基本はloose tissueはトラックするが、解離はつくらない。多分XTA-Rだと、ガイアがつくったところと同じところに進んだと思う。

最近は、チャンネルがはっきりないところでは、XTをつかわないのは、このようにサブに容易にいきやすいからである。

あとは、パラレルをやめる理由。手順を踏んだ3Dワイヤリンであれば、通過しない理由は、石灰化もしくは、硬い病変でpenetorationができないので、そこにパラレルで入る理由は見当たらないので、そのままTDIVUSに入るのが時間セーブにつながる。


手順を踏んだ3Dワイヤリンとは、ワイヤーの操作は、ペネとレーションのみ、ドリリング禁止。ワイヤーは、すすまなくなったら、GAIA2→gaia4→STと上げていく。それでpenetrationできなければ、ずれ覚悟で回して入れる。そこで、解離に進んだらTDADRへ。


いままでのCTOのワイヤー操作はコントロールドリリングであった。それは、CTO内は玉ねぎのように何層ものルートがあり、そこをトラッキングする感じで、ワイヤーがずれたら、CTOの手前からリルートしている。なので、パラレルが有効になる。いままでの概念としては、その本来あったはずのルートにワイヤーがはいらなければ、falseにいきやすい。

3Dワイヤーリングは、この玉ねぎの概念を関係なく本来あったはずの層をpenetorationしながら、CTOに近づく手技なので、ドリリングは基本だめなのです。大きくCTOのワイヤー操作や考え方をかえた方法である。

絶対アンテのみで通過させれる時代がきている。


レトロもsep以外は使わない。いやレトロはしないという確固たる決心でCTOを成功させる。




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